ユカリ
ドンナ(イタリア語の祖母)マサヨの娘、香奈が妊娠。腹の何者かが「老女よ」と語りかけてくる…。生まれ出ずるモノは天使なのか悪魔なのか。タイトルがドンナマサヨ“と”、でなく“の”である。女の価値は産むことか。悪魔とは役目を終えて冷えた子宮を持つ、老いたる女の心に巣くう何かか。妊娠は妊娠した本人以外にも、様々な思いををもたらすものだなぁ。読んでる私にすら。散りゆく身にはきっつい話;

ドンナ・マサヨの悪魔
ナイス! ★★★★★★★★★★★ -
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- 07/01
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ナイスした読書家さんと感想
娘のお腹に宿った赤ん坊が突然話しかけてくるという奇妙なお話にもかかわらず、一度読み始めたら不思議と止められませんでした。女性への賛辞を惜しまないイタリア人の娘婿に対して、一昔前の典型的な日本人タイプの父親。その対比が面白かった。★★★★
産む母親目線でなく祖母目線による妊娠小説を読んだのは初めてかもしれない。最初は娘の妊娠を手放しで喜んでいなかったのに。そんなマサヨににやりしつつ、マサヨが持つ不思議な能力で進化の過程をなぞるように成長していく胎児こと悪魔と、生と死と、会話を通じて学んでいき、いつの間にか祖母としてすべてを受け入れようと変化していくさまが興味深かった。真摯なテーマを抱えた物語なのに、全体がユーモアのオブラートに包まれているところも好印象!私は大好き。
でこぽんさんの言うとおり。Mark Rydenの表紙は凄く良いです。表紙につられて手に取ることなかれ。












