江戸は吉原の極彩色を、闇夜の「黒」と激情の「紅」が塗りつぶす。一人の少女に運命を狂わされた3人の男が織り成す歴史青春活劇。ある意味でこの作品はとても「男」らしいお話だったように思う。物語の語り部はなんといっても男の幻想としての花魁に他ならない。「幻想」を如実に投影された「紅」という少女を「紅君」が討伐する。これは「紅君」と「紅」の闘いであり、「女」と「男」の闘いの物語でもあった。相容れない二つの矛盾が膨れ上がり、激情のままに駆け抜けるラストは素晴らしかったなぁ。華の花魁の”散り”の美学に彩られた1冊です。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/28



ナイスした読書家さんと感想

もっとひどいかと思ってたけど、意外と良かった。ラノベで新人という割には勢いがないかもしれないけど、中盤までの踏み込まない書き方がそそられる。ラストに向けての戦のシーンが中途半端に熱くなれないけど、この分量なら仕方ないのかも。色街、娼婦を書くに当たって、情交シーンやそれに類する場面が全くないのは不自然。


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