西織
一言、すごかった。とんでもない傑作だと個人的には思う。穭と薫衣の、探り探りの信頼関係が素晴らしい。稲積のあのセリフに本当に目頭を押えました。 読書日記に感想書いています。

黄金の王 白銀の王
ナイス! ★★★★★★★★★★★★ -
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- 06/26
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ナイスした読書家さんと感想
年末に来て良書に出会えました!これは収穫です。ただ名称が覚えられない(爆)人物描写が際立っているので読んでいてごっちゃにならないのを幸い途中から名前を覚えるのを放棄しました。こんなの初めての経験ですわ♪(爆)十二国記や銀英伝を淡々と一冊にまとめました、的な深さがあります。異世界歴史ファンタジーを愛するみなさまに熱狂おススメしておきます!
時代設定は、日本で言えば江戸時代に当たるのだろうか。ある島国をめぐって戦い続けてきた二つの王国。そのしがらみを絶ち平和な世をつくるために、両家の領主が協力し合うまでの物語。理想を実現するため想像を絶する苦難に立ち向かうというサスペンスと壮大なアクション物語。圧巻のストーリー展開と、読後のさわやかな余韻を楽しめる小説。
表紙と内容が合わない・・・。軽い気持ちで読み始めたのに何このすごさ。薫衣が最後に同族を切ったところで本当にすごい人だと思いました。エピローグも良かったです。2人の王の血のにじむような人生が無駄にならなくて。表紙は「青嵐の譜」の表紙みたいなのがぴったりだったかと・・・。
一つの国へ統べるということは、こんなにも難しいことなのかと思い知らされる。先の先まで見据えて、自分たちの成し遂げようとしていることを見失わず、思い描く理想へと進む姿を見ました。二人の王の精神力は並大抵のものではなかったと思う。読んでいると、どちらの立場の思いもわかるんです。それが複雑に絡み合い、ときには迷うこともあるけれど、それでも信頼関係を崩さずにゆく。だから余計に胸が締め付けられる場面が何度もあったのかもしれない。良い作品でした。
重厚で読み応えのある、ずっしりとした歴史ファンタジー。読んで良かったです。鳳穐と旺廈、憎しみ合う2つの一族の憎しみの連載を断とうとする2人の王の苦労と努力。国と民を思う2人の王の生き方が素晴らしかったです。誰にも理解されなくても、蔑まれても、憎まれても、王として「なすべきことをなす」為に仇の中で生きる薫衣の辛い生き方が切なく、胸が苦しくなりました。誇りをもっている薫衣はとても格好良いです。薫衣を愛する稲積がいて本当に良かった。稲積の薫衣を引き止める言葉が胸に響きました。
面白い。読んでいて辛くなる場面が多々あったけど稲積の存在に癒されました。「この血に恥じぬよう生きること。事切れる間際まで」その言葉通りの薫衣の生き様に最後まで圧倒されました。
図書館本。こんなに夢中になって読んだのはいつ以来だろう。今年読んだ本の中でも随一。読んでいる間、間違いなく彼らと一緒に生きていると感じた。困難なことから逃げないで生きることの意味に戦慄する。それにしても、「明日はやらなきゃいけないことがあるからもう寝ないと」という状況で夜更かしして追う物語はどうしてこんなに面白いのか…。やばい。
ラノベのつもりで手に取ったがそこまで軽くなかった。見ようによっては遠大な大河ドラマ。愛憎入り混じった二人の群像劇。時にお互い殺意を抱くほどの激烈な感情を胸に秘めながら同時に深く理解し、認めている。世が世なら俺はあいつ、あいつは俺。水と油の立場ながら同じ穴の狢。国全体の行く末を慮り、氏族のしがらみの網の目をくぐり、理想の道を探ろうとした二人は共犯者。どちらか片方でも凡庸だったら早々に事は破綻しただろう。後半、薫衣を引き止めるため稲積の想いがおもわず堰を切って溢れ出すシーンがよかった。
素晴らしい。面白い。文句は表紙だけ。この内容で、なんでこんな表紙に…?
表紙の絵からはちょっと想像できないくらい、骨太で読み応えのあるファンタジーでした。すごく面白かったです!














