躁状態の小野川の不快感、調査が暴走していく今里の気味悪さ、そんな二人に囲まれて、ズルズル付き合う待居、と、キャラにも、扱ってる事象(自殺とか、自殺系サイトとか)にも共感できないのに、ぐいぐい読み進めさせる不思議な吸引力があった。ラストの急展開のドキドキは、さすが。あそこに落とすために、ずーと低いテンションを保ち続けていたのか、と思ったくらい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/27



ナイスした読書家さんと感想

小野川のずんずん言いつのってくる口調も、今泉の「私は、こんなに調べているんだから教えてくれていいでしょ!」みたいにズケズケ聞いてくる体質も、読んでいてものすっごく拒否ってしまって、読みながらイライラ。それが作者の意図したキャラだと思うので見事にハマったとも言うのかもしれないが、いっそ読むのをやめようかと思ったくらいだから、これを成功というのかな・・?表現者のこだわりにはどうしても共感できなくて謎を解き明かしたいという気持ちにのめり込めない。きっとこのこだわりが理解できた人の半分も楽しめなかっただろうなぁ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 10/30
takayo@灯せ松明の火
私も「凍て鶴」の映画は見てみたいと思うのだけど・・こんなにも表現者は、貪欲にかつ我がままにこだわりを追求していくのかと・・言葉は悪いですが、「あ~ウザったい」と思いつつ読んだのです(>_<)
ナイス!ナイス! - 10/30 09:47


普通、小説を読むときは登場人物の誰かに感情移入していることが多い。けれど、誰の立場にも感情移入することはできなかった。無理矢理明るくしている万年躁状態の脚本家が不気味というよりは不愉快。ただ、その不愉快さにも「この先どうなるのか」という興味は負けることはなく急展開のラストまで一気読みできた。原作にないシーンを映画にくっつけちゃうことは現実にもよくあることで、その背景にはもしかしたらこんな沢山の謎や葛藤があるのでは・・などと下世話にも勘ぐってしまう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/17

じっとりと湿ったイヤ〜な空気がいつまでもまとわり付いてくるような小説。途中からは何によって動いているのか分からなくなる。自分の意志で動いているのか、それとも誘導されているのか…。単純にただ知りたいと願う気持ちが、時として狂気になりえるのだと感じた。★★★
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/19

ミステリー系の文学賞を受賞した待居涼司の出世作『凍て鶴』の映画化と監督を務める奇才・小野川充がイメージを重ねる閉鎖された自殺サイト『落花の会』の主宰・木ノ瀬蓮美の自殺の謎を追って物語は進んで行く。作者の力技で二つの極の間を振り回されているようで、読んでいてちょっと疲れました。着地点もえっそうくるの?って感じ。この結末でなければ印象も違ったかも。(最後の章は暗示的ではあるけど。)最後の最後で物語から置き去りにされた今泉さんが可哀そう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 10/22
takayo@灯せ松明の火
「物語から置き去りにされた今泉さん」にナイス☆です。ぴったりな感じ!
ナイス!ナイス! - 10/30 09:51


怖かった…。あっちへこっちへと惑わされ、どちらを向いても疑わしく、言いようのない恐怖が募った。そんな不安から逃れたくて、途中で何度も、間のページを飛ばしてでも真相を先読みして安心したい衝動に駆られた。小説家が小説家を描いていること自体に面白みを感じるし、脚本家の仕事も垣間見えるのも良い。オノミツが上手いこと『凍て鶴』をアレンジするところなんて、ほんとうに面白い。中盤からは憑かれたように読みふけった。結末が結末なだけに、読了後は不思議な感覚にとらわれる。想像力の限界、というものについても考えさせられる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/27

非常に好きな作品だった。冒頭で解決すべき事件が提示されるわけでもなく、淡々と進んでいくストーリーの裏に、何となく流れる不穏な空気。いつまで経っても微妙に見えない物語の着地点。こういうスロースターター的なサスペンスは、ハマると大好物。主要人物がみんな病んでいて、その行動が当たり前のように記述されてるからこっちまでおかしくなりそうな雰囲気が良かった。小野川の「この感覚、映画にしてえ」という台詞と、メタ的・再帰的なラストが強く印象に残った。あと『犯人に告ぐ』読んだ時も思ったけど、ウザい人を描くのがうまいなあ(笑
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/16


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