一度でも結婚式に出席したことがあれば何となく雰囲気がわかる表題作。葬式に無理やり借り出されて、遺影をみて「こいつ(が犯人)だ」と思ってしまう主人公の思いがおかしく、共感できました。本当、間の悪い葬式が多いです。人がイライラするポイントを相変わらず上手く突いている。自転車の作品の方は、まあそこらでありそうというか。群像劇ですが、寒気の朝に水を撒いていたことを思い出して、あっと思い当たるあたりがぞくっと来ます。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/21



ナイスした読書家さんと感想

『婚礼、葬礼、その他』・・・津村さんって個々人の価値観に従った良心と言う名の暴力を描かせたら本当にうまいと思った。主人公に降りかかった災難?の数々は誰にも「あるある」と思わせるエピソードが一つはあったのでは。そして空腹の描写が上手いから読んでいて一緒に哀しい空腹感も追体験できました。『冷たい十字路』・・・風呂敷を広げてそのまま放置してしまった印象。内容はいいと思うのだけれど散漫だったのが残念。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/23

周囲から押し付けられたとも言える役割を、いやなのに流されるまま受け入れざるをえなくなり困ってしまう主人公。その決意に共感する表題作。自転車事故をめぐる人々の内心と日常のあれこれを描いた「冷たい十字路」。これでこの著者の作品を読むのは4冊目になるけれど、順位付けすることなくどれも好き。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(2) - 04/21
ゆめわかば@灯れ松明の火
こんにちは(*^_^*)津村記久子さん気になっているのですが、「これから読むといいよ」的なオススメはありますか?どれから読み始めてもいけそうですか?
ナイス!ナイス! - 04/21 21:25

青椅子
ゆめわかばさん こんばんは。私が読んだのは4冊なのですが、はまる人にはどれから読んでも大丈夫じゃないかなという気がしてます。もし誰か友人に最初に貸すというシチュエーションだったら「アレグリアとは仕事はできない」に手が伸びるかな?あ、でもデビュー作の「君は永遠にそいつらより若い」も、その後の作品に比べて要素が多くて比較的ドラマティック&渾身な感じなので、そこから入って行くのもとてもいいかもです!(すみません、優柔不断で…)
ナイス!ナイス! - 04/21 23:51


表題作も「冷たい十字路」もなかなかよかったと思います。共通に描かれていたのは意図せず摩擦しあう人々。その煩わしさ、息苦しさ、温かさ。そして読後は不思議な爽やかさ残ります。こんな視点でモノを見る作家さんというのはいそうでいない気がします。これからどう化けていくのか、楽しみな作家さんです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/23

表題作、私にとって少しタイムリーでその分頷くところもあって面白かった。ヨシノの嘆きはひどく身近なはずなのに、それがどうにもならない状況への皮肉なんだろうと思えるユーモア、コメディタッチで、それが楽しく、可哀相だった。救いはヨシノが皆を幸せにしたことか。「冷たい十字路」は本当に冷たい話。見て見ぬフリ知らぬフリ口さがない噂に無責任な野次馬たち。嫌いな人が対象であったことに「いい気味」だと思ってしまう罪のない悪意。そんな彼らの事情をもっと詳しく知りたいと思うのは、これも他人の不幸を面白がる冷たさなのか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/21

なさそうでありそうな一日の顛末を、淡々と描いた佳品。ともすればドタバタ喜劇で終わってしまう内容を精緻な心理描写で無理なく引き込み、最終的には共感の嵐。不器用で間が悪く、うまくいかないなぁ感を身にまとっているヨシノに入り込み過ぎたのか、切なさと諦念、怒りと哀しみ、そして空腹(?)が襲い掛かってきて読後はプチ虚脱に。細かいユーモアやシニカルな視点など津村さんらしさ満載で楽しめたが、「その他」の部分をもう少し読ませて欲しかった。『冷たい十字路』では、乾いた冷たさが今後ミステリもいけるのではと期待させる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/10


婚礼、葬礼、その他

一度でも結婚式に出席したことがあれば何となく雰囲気がわかる表題作。葬式に無理やり借り出されて、遺影をみて「こいつ(が犯人)だ」と思ってしまう主人公の思いがおかしく、共感できました。本当、間の悪い葬式が多いです。人がイライラするポイントを相変わらず上手く突いている。自転車の作品の方は、まあそこらでありそうというか。群像劇ですが、寒気の朝に水を撒いていたことを思い出して、あっと思い当たるあたりがぞくっと来ます。
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