EYE
桜庭さんの読書日記が大好きで、桜庭さんとゆっくり本の話がしたいなぁ・・・なんて思ったりもしたのですが、小説を読んだのは、実はこれがはじめて。なんだか久しぶりに、物語の世界にぐいぐい引き込まれていく悦びを感じました。やっぱり桜庭さんと、本の話がしたいなぁ。そして、この本の主人公のコマコさんとも本の話がしたいなぁ。

ファミリーポートレイト
ナイス! ★★★★★★★ -
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- 06/20
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ナイスした読書家さんと感想
鳥肌が立ちっぱなしだった。後半になってコマコが小説を書くシーンはまるで自らの命の塊を削りながら命そのものの叫びを必死に文字として絞り出しているようで、それはまさに情熱大陸で見た作家・桜庭一樹の執筆風景と重なるものだった。作家が必死で産み出したむきだしの命の叫び声は、読んでいる私の命にダイレクトに爪を立てる。もしかしたら「死」で終わらない分美しくはないのかもしれないけれど、リアルな温度を感じさせる、とても印象に残る一冊だった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/24
稚拙な綻びも計算のうちでしょうか、深層心理に働きかけてくる巧みな描写が秀逸ですね。特に前半部分の母子で不思議な町を彷徨うシーンは印象的で、結末は忘れても、豚の町や葬式婚礼などの場面はずっと心に残るだろうな~と思います。私の記憶にべっとりくっついてまわる1冊になりそう。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/16
五歳のコマコは握りしめる。唯一失いたくないモノを。若く美しいママの手を。それは幼い頃から続いていく呪い。ネグレストの果ての共依存という、親子の呪い。どこまでもどこまでも一緒に堕ちていく2人。地獄の一形態でありながら、なんて甘美な苦しみなんだろう。その幸福で呪われた日々の描かれ方が、とにかく印象的な作品でした。後半、コマコが『真行寺眞子』として語る「作家とはある種の、自覚的な多重人格者のことだ」という言葉も印象に残ります。これは、作者の本音なんだろうなぁ・・・。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 07/14
色んな意味で面白くて、夢中で読んでいるはずなのにちっとも進まない…ああ、密度が濃すぎるのか。愕然。息苦しいほど濃密なのに、ふらふらと魂が遊離したような第一部。これがあるから、第二部がありふれたものにならなかったんだろう。幸福の定義は人それぞれ。さびしい夜はここにもある。
何となく匂いが「悪童日記」や「パンズ・ラビリンス」に似ていると思った(大好き!)。むせかえるような物語を渇望する様に激しくうたれる。心血注ぎ骨を軋ませ書いたであろう作品に言葉を失う。











