るぅく
3人の主要登場人物に同調できる部分を見つけづらかったのですが、読みにくいというわけではなく、むしろ先へ先へと進めてしまった。多分私にとって小野川、今泉のしつこさが好みではなかったんだろうな、どうしてそこまで好奇心だけで動ける?と思う部分があったのだと思う。物を作り出すという行為は、時には思わぬ体験をして作り出されることがある。その一つの世界を見せてもらった感じ。

犯罪小説家
ナイス! ★★★★★ -
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- 06/19
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ナイスした読書家さんと感想
普通、小説を読むときは登場人物の誰かに感情移入していることが多い。けれど、誰の立場にも感情移入することはできなかった。無理矢理明るくしている万年躁状態の脚本家が不気味というよりは不愉快。ただ、その不愉快さにも「この先どうなるのか」という興味は負けることはなく急展開のラストまで一気読みできた。原作にないシーンを映画にくっつけちゃうことは現実にもよくあることで、その背景にはもしかしたらこんな沢山の謎や葛藤があるのでは・・などと下世話にも勘ぐってしまう。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/17
非常に好きな作品だった。冒頭で解決すべき事件が提示されるわけでもなく、淡々と進んでいくストーリーの裏に、何となく流れる不穏な空気。いつまで経っても微妙に見えない物語の着地点。こういうスロースターター的なサスペンスは、ハマると大好物。主要人物がみんな病んでいて、その行動が当たり前のように記述されてるからこっちまでおかしくなりそうな雰囲気が良かった。小野川の「この感覚、映画にしてえ」という台詞と、メタ的・再帰的なラストが強く印象に残った。あと『犯人に告ぐ』読んだ時も思ったけど、ウザい人を描くのがうまいなあ(笑
こんな小説、初めて。落とし所が、そこですか。雫井氏は、実際に『犯人に告ぐ』で映画化を経験済。作者自分のことを書いているようで、小説というよりは本当にあったことなの?と思わせる。しかし、そこに自殺ネット、集団自殺の問題が、からんでくる。ここで、くじけそうになる。まあ、それも、「こういう気持ちを表現したい」ということに、つながっていくのね。これを書いた後の雫井さんに「待居のモデルはいるのですか?」と、聞きたいけど、怖くて聞けない。






