ナイスした読書家さんと感想
明治初年の東京。帝國大学に招聘された外国人教師が謎を解く。語り手は松山出身の葛城冬馬。狂言回しは新聞記者・市川歌之丞。ベルツ、ナウマンなど明治初期の日本に影響を与えた外国人達はそんな日本の「焦り」を心配している。日本をこよなく愛する外国人達の奇妙な言動や服装を描きつつ、日本社会の歪みもさりげなく描く。各短編のタイトルも凝っており、「執事達の沈黙」は「羊たちの沈黙」を想起させる。続きが読めないのが返す返すも残念。
北森作品の中で読み残していた作品。明治初期を舞台にした、少しユーモアを交えたミステリー。明治政府から帝国大学の医学の雇われ教師として招聘されていた、エルウィン・フォン・ベルツ先生(実在)とその弟子冬馬が次々に難しい事件を解決する物語。モースやフェノロサなど、明治期に日本を訪れていた様々な学者も登場し歴史好きのミステリー愛好者には受けるだろう。「裏京都ミステリーシリーズ」のようにシリーズ化したかったのかもしれないが、残念ながら北森先生が亡くなられてしまった。ただ、他の作品と比較して歴史的な掘り下げは薄い。
コミカルで軽いタッチ、読後感もよし。キャラも設定も細かいところまで面白い(花瓶がツボ←意味不明だな)サクサク時代が進むのじゃなくもっと書いて欲しいな。シリーズ化希望。
ベルツ先生や市川などキャラクターは良かった(笑)事件は(--;)なんか話を大きくするよりも小さい事件の方が良かったんじゃないかなか。北森鴻の本って結末が少し寂しいと言うか微妙な感じが多いな(--;)続編でるなら読むけどね(笑)


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