[★★★★☆]狂気が行間から立ち上るような、ぞくぞくする逸品。著者らしい無駄のない訥々とした筆致で犯人の行動が淡々と描写されていて、逆に描写されていない犯人の心理のおぞましさが際立っている。全体的なテンポの良さは相変わらずで、警察・被害者・犯人の各視点から描かれた章からなる構成もそのまま映画やドラマに使えるぐらい巧みさです。黒・豆コンビに比べると影の薄い主人公コンビですが、クライマックスでは“太陽に吠えろ”ばりに渋い活躍を見せているのもいいですね。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/17



ナイスした読書家さんと感想

大阪府警捜査第一課シリーズ第8弾。若い女性を狙った猟奇的殺人事件。犯人は被害者を絞殺後、マネキンのように化粧を施し、遺体を着飾っていた。そしてその衣服には「アニー」というネームが・・・。関西を舞台として、アンダーグラウンド世界、そしてハードボイルドタッチの小説を書かせれば右に出る者はいない黒川の猟奇的殺人事件、そしてミステリータッチの息を呑むようなスリリングな展開の小説。これは8作目だったが、間違いなくこのシリーズは読み続けたくなる小説だ。


アニーの冷たい朝

[★★★★☆]狂気が行間から立ち上るような、ぞくぞくする逸品。著者らしい無駄のない訥々とした筆致で犯人の行動が淡々と描写されていて、逆に描写されていない犯人の心理のおぞましさが際立っている。全体的なテンポの良さは相変わらずで、警察・被害者・犯人の各視点から描かれた章からなる構成もそのまま映画やドラマに使えるぐらい巧みさです。黒・豆コンビに比べると影の薄い主人公コンビですが、クライマックスでは“太陽に吠えろ”ばりに渋い活躍を見せているのもいいですね。
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