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前半はダルいし、主人公のムリヤリなハスっ葉な感じにもなじめないけど、後半はグイグイのめりこんだ。ひさびさに楽しい読書体験ができた。『夏への扉』と同名の曲を書いた山下達郎にこの作品の曲も書いてもらいたいなぁ。☆4.5

ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)
ナイス! ★★★ -
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- 06/17
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ナイスした読書家さんと感想
少し冗長かなとも感じられた前半部、読み進めて行けば何彼につけもどかしかったあの頃の思い出のよう。SFという特殊な世界の中にあっても、危なっかしい自尊心を頼りに生きる男子の心の機微へと共感させるのに、一役買っています。後半、徐々に“フリージング”な雰囲気を帯び始める物語に比して、心温まる読後感でした。訳者の山岸真さんにも感謝です。
騙された!(笑)地球ではない惑星で、人類ではない少年の目を通して描く、ひと夏の恋物語。戦時下の緊張状態の中、少年の父が属する支配階級と市民との対立も深まり、一般人である少女との関係にも影を落とし、やがて。成長過程の子供ならではの独善性や過剰な自意識、俗物かつ愚昧に映る両親への嫌悪、醜い現実への失望や既存の価値観の喪失、そして不器用な初めての恋。まさしく青春小説でありながら、SFでなければ成り立たない。何よりあっと驚く結末の、上手に騙されたからこその爽快な読後感。SF者以外の人にも読んでほしい名作。
これほどまでにラストに向かって疾走した読書体験は久々だった。次はどうなるの、次はどうなるのとまさにドローヴの気持ちをなぞるように読んでいった。正しいティーンエイジャー小説。成長の痛みを感じた。(コメント欄に続く)





