F@灯れ松明の火
割り切る、割り切れない。たゆたう感情が心地よい

猫泥棒と木曜日のキッチン (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★★★ -
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- 06/05
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ナイスした読書家さんと感想
猫好きにはヤリキレナイ表現もあるものの、猫泥棒はとても思い切りのイイ、素敵な行為である。かわいそうで、苦労姉弟なのに、すごくフツーな印象。それが素敵
おもしろかったー♪みずきと健一くんの仲の良さというか、関係がすごく魅力的。母親が家出をし、弟コウちゃんと二人で暮らしているのも、淡々としてるというか、全く困っていないのがすごい。北嶋や脩さんや獣医さんなど、他の登場人物も皆素敵なキャラでした。読後感もスッキリさわやかです。
橋本さんの作品は男の子が女の子を想う気持ち、が物凄く丁寧で、優しく包んであって読んでいて嬉しくなります。「諦め=人生」だったみずきと健一が「ある事」をきっかけに「みっともなくても這いつくばる執着」を見せ始めます。その瞬間が素直に嬉しかったなぁ。解説も良かったし、料理シーンも好き。
何かを手に入れた途端に既にそれを失うことをたんたんと諦めているみずき。それはそれで潔くてかっこいいけれど、時には本気で頑張ってみるところもとても素敵でした。死への敬虔な想いと命の源である食べ物への率直な執着心が表現されている著者の作品が大好きです。









