子どもは親からもらったものしか持てないのかしら?と読みながら思った。社会の屑であることにプライドを持ってしまうあたりは、どうしようもなくシンパシーを感じてしまった。でも、ラストの駒子はちょっぴりステキで、なんだか泣けた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/25



ナイスした読書家さんと感想

鳥肌が立ちっぱなしだった。後半になってコマコが小説を書くシーンはまるで自らの命の塊を削りながら命そのものの叫びを必死に文字として絞り出しているようで、それはまさに情熱大陸で見た作家・桜庭一樹の執筆風景と重なるものだった。作家が必死で産み出したむきだしの命の叫び声は、読んでいる私の命にダイレクトに爪を立てる。もしかしたら「死」で終わらない分美しくはないのかもしれないけれど、リアルな温度を感じさせる、とても印象に残る一冊だった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(9) - 08/24
ミナコ@灯れ松明の火
ぜひー!^^
ナイス!ナイス! - 02/12 13:28

suzunerin
運よく図書館でかりれましたが一度に13冊もかりたのでいつから読むか思案しています。
ナイス!ナイス! - 02/12 19:48


稚拙な綻びも計算のうちでしょうか、深層心理に働きかけてくる巧みな描写が秀逸ですね。特に前半部分の母子で不思議な町を彷徨うシーンは印象的で、結末は忘れても、豚の町や葬式婚礼などの場面はずっと心に残るだろうな~と思います。私の記憶にべっとりくっついてまわる1冊になりそう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/16

五歳のコマコは握りしめる。唯一失いたくないモノを。若く美しいママの手を。それは幼い頃から続いていく呪い。ネグレストの果ての共依存という、親子の呪い。どこまでもどこまでも一緒に堕ちていく2人。地獄の一形態でありながら、なんて甘美な苦しみなんだろう。その幸福で呪われた日々の描かれ方が、とにかく印象的な作品でした。後半、コマコが『真行寺眞子』として語る「作家とはある種の、自覚的な多重人格者のことだ」という言葉も印象に残ります。これは、作者の本音なんだろうなぁ・・・。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/14

家族という真紅の血の鎖で結ばれ或いは繋がれた関係、絆は時に呪縛となる。娘の世界の中心には光の女神の如く母が居る、閉ざされた国の独裁者が民草から至上の賛美を受けるように。娘は持たない、誇りも自我も。本と、女神の微笑みがあればいい。歪んだ神話は唐突に終焉を迎え、娘は独り、永遠に光を失った荒野を流離う。何処へ行けばいい?亡き母の面影と糧となった昔読んだ物語とが混じり合い喉元に込み上げる。吐き出すように、叫ぶように紡がれる新たな物語、娘はその中に未だ過去の光を捜し、この先生きていく道を、探す。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 01/05
ちはや@灯れ松明の火(文さんに協賛!)
マコの子だからコマコ…。犬のコロの子はココロで孫はマゴコロとの昔聞いた洒落を思い出す。マゴマコはさすがに名前として成立は困難か。
ナイス!ナイス! - 01/05 18:38


色んな意味で面白くて、夢中で読んでいるはずなのにちっとも進まない…ああ、密度が濃すぎるのか。愕然。息苦しいほど濃密なのに、ふらふらと魂が遊離したような第一部。これがあるから、第二部がありふれたものにならなかったんだろう。幸福の定義は人それぞれ。さびしい夜はここにもある。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/23

母と娘の逃避行は、どこか異国の寓話のよう。血に彩られたダークなファンタジーは、あまりにも痛々しく歪なのに美しい。美しきアンファンテリブル。ただ後半が…芥川賞後の綿矢りさの某作品と同じ雰囲気を感じた。小説家の創作の苦労というのは、凡人には計り知れないものがあると思う。でも、それを表(小説の中)に出して欲しくないのだ。作者が透けて見えると(あるいは見えるように誘導されると)私の場合は引いてしまう。ただ、そういうところに親近感や感動を覚える読者もいるだろうから、これは純粋に好みの問題なのだが。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 12/24
愛玉子
あ、でも芥川の『歯車』なんかは好きだなぁ。作者めっちゃ透けてるのに。気に入らなかったのは別の部分なのかしら?うーん…わからん。
ナイス!ナイス! - 12/24 20:32



ファミリーポートレイト

子どもは親からもらったものしか持てないのかしら?と読みながら思った。社会の屑であることにプライドを持ってしまうあたりは、どうしようもなくシンパシーを感じてしまった。でも、ラストの駒子はちょっぴりステキで、なんだか泣けた。
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