春るるる
先に読み終えた「アイルランドの薔薇」より文章が洗練された印象。登場人物の書き分けもいい。前作もそうだったが、素人探偵の個性や謎解きが魅力的だ。余韻もあり、物語としてよくまとまっているが、それ(背後から乗客を監視していると思わせる)にしても、これだけの「談議」が繰り広げられるのに邪魔が入らなかったというのは苦しい。緻密に考えられてはいるのだけど、やはり、それにしても。師匠のような人がいたら、会ってみたい。そういう人物がなんのためにいるのか、いないのか。そこまで考えたくなった作品。

月の扉 (光文社文庫)
ナイス! ★ -
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- 05/23
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