いつ読んだのか憶えていないくらい前に読んだ本ですが、東野圭吾の「探偵ガリレオ」第1話に取り上げられていたのをきっかけにもう一度読んでみました。詩的で美しい文章の背後で、火星人とずっとすれ違いで意思疎通できない前半から、ずっと孤独感に満ちていると改めて思いました。この孤独感は、ひっそりと静かに終わる最後まで変わらないようです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/17



ナイスした読書家さんと感想

読破。再読ですが、記念すべき読メ登録300冊目と言うことで、思い入れのある本にしました。今でも仕事で遅くなった夜、月が妙に明るいそんな時、ふと脳裏に本書の一節が浮かびます。「われらはもはやさまようまい こんなにおそい夜の中を。心は今も愛に満たされ 月は今でも明るいが」この詩を口ずさんだ登場人物は、そして、それを耳にした他の登場人物たちは、どんな心境だったのか。荒涼とした大地に、しみ渡るように広がるバイロン卿の詩。この先、坂を転がり落ちるように、人類は滅亡へと突き進んでいく──。(続く)
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 11/24
七色一味@ひとり LUPC
それを、火星の大地は傍観者のようにただ見守るのみ。科学技術だけが全てではない、そんな声が、行間から乾いた風とともに吹いてくる、そんな一冊です。 古典的SFとして名を馳せる本書ですが、私的にはこれはSFではなくファンタジーであり、叙事詩。ハヤカワ文庫の分類が、それを如実に物語っているではないですか。「NV」は、海外一般小説──いわゆる文芸作品ですから。
ナイス!ナイス! - 11/24 23:58



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