西原理恵子作品男側視点バージョンといった趣の作品。私だったら百回くらい蹴りを入れてしまいそうな主人公だが、そんな男だからこそ惚れる女性もいるわけで。タイトルの通り「ばかもの」なんだけど、100%否定できるかっていうと、そうでもない。男女関係って因果なものだなぁ。

ばかもの
ナイス! ★★★★★★ -
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- 05/15
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ナイスした読書家さんと感想
どこにでもいそうなダメ男の物語。男は弱い動物なので、年上の女に甘えたいのかなぁ……などと読みながら考えた。言葉遣いも態度も乱暴だった額子が丸くなったのは歳のせいなのか身体のせいなのか。大人になってからも成長するのが人間なのだ、とも考えさせられた。
作者なりの人間賛歌。人生の応援歌のような作品だった。この小説の主人公のように酒に溺れ周りを苦しませる相当なダメ男でも、それでも、再生するチャンスは与えられる。冷たいようでいてなんだか優しい。いろんな苦労をしてきたであろう絲山さんの人間的な深さが書かせた良作だと思った。
冒頭部、官能小説かと勘違いしそうでした。どうなることやらと読み進めましたが、最後私としては想定外の展開でしたね。「人間捨てたもんじゃない」と思わせてくれました。またお得意の「群馬ネタ」「車ネタ」も炸裂です。
物語の前半、ヒデが転落していくさまがありありと描かれていた。退院後、親友から突き付けられた言葉が生々しく現実を知らしてくれた。








