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精神科・脳科学的な知識がベースになっており、非常に興味深い。冒頭の事件からの流れはともかく、物語としては引き込まれるものがある。連続殺人の「動機」には驚愕!ただ、装丁とタイトル『脳男』!はどうにかならないものか・・・。

脳男 (講談社文庫)
ナイス! ★★★★★ -
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- 05/07
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ナイスした読書家さんと感想
ヘレン・ケラーは「水」で自分の知識と下界で起こっていることを一致させたというが鈴木一郎の場合、そのきっかけとなったできごとが苦悩のはじまりな訳で。鈴木一郎の設定がよくつくりこまれてますね。面白い作品でした。
【図書館】普段意識しない体を動かしたり、感覚を使ったり、ものを考えたり喋ったりをするのはとても大変なことなんだと鈴木を通して感じました。脳神経外科を勉強して精神科医にもなった真梨子や、病院が舞台ともなるので人間の体についての勉強にもなります。私はこの先、鈴木は人間らしさを学習や取り戻すことによって良い方向に歩んでいくような気がします。
[★★★★☆]再読。この手の作品はミステリーとしてどうこうと言うより、人物とその描写に負うところが大きいと思います。そしてこの作品が描く“主人公”鈴木の謎と特質、生い立ちは充分に魅力的。特に自らの物理的身体の境界を、痛覚によって探索するくだりなどは、テキストならではの表現性、想像力を発揮した名シーンだと思います。鈴木とその過去を追う真梨子の物語は「羊たちの沈黙」のレクター博士とクラリスが探り合う心理的精神的な旅を想起させ、緊張感が知的好奇心を刺激してページを繰る手を止められない作品。
面白かったです。ただ、投稿作の枚数の制限という宿命のせいか、やはり物語はそれほど広がらずに終わってしまった印象です。続編は上下巻の大作みたいなので、楽しみにしたいと思います。







