akisaito
東大入試が中止になった年の日比谷高校の学生を主人公とした,あるついていない一日のちょっとした出来事と重ねた思索.実に正しくエリートによる青春文学だ.自分はそういった典型的なエリートではない,何か違うんだ.という若干自意識過剰な悩み方がまた,正しくエリートなのである.日比谷高校に対する論評にしてもそうだ.そのため,好き嫌いは分かれそうな気がする.ただ,そのついていない一日の中で見つけた世界の素晴らしさ,自分のあり方,そういったものは,思索を重ねた結果として平凡なところに落ち着いただけに,却って好感が持てる.

赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)
ナイス! ★★ -
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- 12/29
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