もも
方言全開のタイトルに惹かれないはずはなく、作者はやっぱり北海道人。前半の感じはもやもやした感じだったので、全編こうだとつらいなぁと思っていましたが、後半は少しひねられていて、上手に締めくくっていたと思います。でも、まだ謎の部分があったり、受け取った能力の前の持ち主の経緯なども気になるところです。「さよなら、ギューション」の清田家の人たちが心に残りました。

ばくりや
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 12/25
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
誰でも一人一つの能力。それを失ってあなたは本当にいいのですか?それを失ったときに、あなたはあなたのままでいられると思いますか?人が捨てた能力にあなたを変えるだけの力があるとお思いですか?……それでもいいのなら、どうぞこちらへ。ばくりと裏側をお見せいたしましょう。能力を失っても過去は変わらず、災いも幸いも全てあなたの過去と選択が引き起こすものですよ。黒いだけでなく優しい結末もご用意したこの物語。人の人生の機微を、アイスクリームでも舐めるようにぺろりと味わってはみませんか。ああ勿論、切りの良いところまで。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/24
ちょうど読書メーターでの200冊目。どっかのセエルスマンのように皮肉が効いていておもしろかった。ある程度展開の読める点も、不気味さを解消するのに役に立ってる気がする。女にもててしまう、雨男など、本人には悩みになる特殊能力も、見方が変わればなぁって、つい思っていたら、休業日の話がきっちり書き込まれてあって、それが余計安心感をくれました。
藤子不二雄Ⓐのマンガ(『魔太郎がくる』『笑うせぇるすまん』)の小説版みたい。不思議さと皮肉がありました。ばくる、って北海道の方言なんだ。
大好きなルカさんの連作短編集。今回はコミカルな味も加わり、誰にでも読みやすい作品に仕上がっていました。表紙も、内容をイメージさせる作りになっているし、これはいよいよ出版社がルカさんを「売る」気になったのでは?と感じました。意味深なこのタイトルも成功。人から見れば羨ましい能力が、その人には嫌で仕方なかったり、誰から見ても能力には思えないようなことが別の人にとっては素晴らしい才能だったり…と、作品コンセプト自体が面白いから、様々な切り口にしてもどれも成功している。非常に面白く、楽しませていただきました。続→
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 11/21
nyanco@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
最初は、誰に自分の「脳力」が交換されるのかが解らなかったのですが、あの人に!と解る「雨男」の話も非常に面白かった。そしてDV野郎の非常に嫌な野球選手の能力が彼女に渡り、彼女は成功していく、しかし、彼が代わりに手に入れた能力…というこの話もエログロも入ってオトナが楽しめる短編でした。 そして、「ギューション」では、ホロリ…とさせてくれて、ルカさん、やっぱり巧いな~
ナイス!
-
01/03 14:18
最初は、誰に自分の「脳力」が交換されるのかが解らなかったのですが、あの人に!と解る「雨男」の話も非常に面白かった。そしてDV野郎の非常に嫌な野球選手の能力が彼女に渡り、彼女は成功していく、しかし、彼が代わりに手に入れた能力…というこの話もエログロも入ってオトナが楽しめる短編でした。 そして、「ギューション」では、ホロリ…とさせてくれて、ルカさん、やっぱり巧いな~
ナイス!
-
01/03 14:18
nyanco@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
自分がいるとみんなが幸せになれない…と魔の悪さを悲観していた彼女の前に現れたのは男性店員ではなく、女店主、そしてラストの話でこの謎が見事に解明される。構成も本当に巧い。この作品は誰が読んでも面白く読める見事な連作短編でした。でも大好きなルカさん、そっと自分だけが楽しんでいたい気もしたりして・・・w
ナイス!
-
01/03 14:18
自分がいるとみんなが幸せになれない…と魔の悪さを悲観していた彼女の前に現れたのは男性店員ではなく、女店主、そしてラストの話でこの謎が見事に解明される。構成も本当に巧い。この作品は誰が読んでも面白く読める見事な連作短編でした。でも大好きなルカさん、そっと自分だけが楽しんでいたい気もしたりして・・・w
ナイス!
-
01/03 14:18
生活に支障をきたすほど困った能力を誰かの能力と交換してくれる、不思議で奇妙な店『ばくりや』。そこに訪れる人々の連作短編集。交換できたからといって、どんな新たな能力を手にするのかもわからないし、皮肉な結末だったりもする。『ばくりや』を訪れる事を軸にして、意外にいろんなパターンの内容になっていて面白い。最終話の展開にも驚かされる。乾ルカさん初読みですが、ちょっとクセになりそうな感じ。
【※長文※】「おっ!?今回は黒ルカ満載で行くのか?」と思わせてくれたが、いやはやどうして。そんなことはありませんよ。やはり、この作家の書く作品は、根底にあるものが深くて広い。だから毎回、読む作品読む作品ごとに「う〜ん」と唸る。唸らされる。今作は、黒と白(と灰色)が絶妙に混ざり合った面白い作品に仕上がっていると思った。彼女の作品に死やコンプレックスが出てくるのはいつものことだが、今回は普段とはまた違ったテイストで、それらをうまく調理している。(続コメ欄)
「さよなら、ギューション」が良かった。取り替えられる能力が他の人も同じくらいにいらないと思った能力だというのに自分のよりマシと思ってしまうとこが面白い。隣の芝生みたいなものかな。短編なのだがちゃんとまとまったストーリーになっている。
面白かったです。”ばくりや”で自分の必要としない能力を誰かの能力とばくってもらう人達のお話。どの話もよく考えられているな~と言う中で楽しませて貰いました。「こうくるかな」という予想が当たることが多いのですが、でも「来たね」という気持ちで納得出来ました。いい意味、裏切りが無くても納得出来るので逆に良かったと私は感じました。暖かい気持ちになる話も、じ~んと切なくなる話もこの一冊で楽しめました。乾ルカファンには 満足のいく本になるか、もっとグロいのが好きとなるかがあると思いますがこの本はこういう本と読み始め楽し
もて余した能力を誰かのそれと「ばくる」(交換する)のが「ばくりや」。人は往々にして、自分を嘆き人を羨む。特殊な自分よりも普通を望み、あろうことか更なる幸福を願う。けれど、本当の幸せの相貌は、見方を変えただけでクルクルと変わってしまう。何が幸運で、何が不運なのか?
自分にとって大切なものは何なのか?自分自身を知ることは難しい。ばくって、満足?****「さよなら、ギューション」がむっちゃ好きっ!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(5)
- 11/05
ファンタジーを想像していたのですが、ブラック要素満載な感じで後味が悪かったです。不気味な雰囲気がぷんぷん漂っています。ですが。「さよなら、ギューション」の辺りから展開が変わっていき、ラストではちょっと衝撃。結局は自分が与えられた物には全て意味があるという事なのかな。私の住む県でも「ばくる」という言葉を使います。普段使いではありませんが存在します。どの辺りまでの方言なのかな。
すっかりお気に入りになった乾ルカさんの最新刊。今作も舞台は北海道。「ばくりや」というのも北海道弁から来たもの。それだけで道産子にとっては親近感の沸く作品になっている。能力を交換してくれる「ばくりや」。不思議でちょっと怖さもある。フィクションと知りながらも感情移入。私だったらどんな能力を・・・?いやいや、そんなものないよなぁと思いながら。表紙の女性はダレ!?と思ってたけど、う~~~ん。わかったような、わかないような。ラストは意外。いや、なるほど?
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 11/23
☆逃げて、→もしかして…というオチ☆雨が落ちてくる→まさかそこにドナーがいたとは☆みんな、→白雪姫を連想したけど、そんなメルヘンなオチじゃなく絶句☆狙いどおりには→吉良にイライラ。その能力マニアにうけるよ(爆)☆さよなら、ギューション→突然パターンが変わって最後泣いてしまった☆ついてなくもない→いい意味でパターンの違う話で、ばくりやの白衣の男と黒猫に驚く☆きりのいいところで→ふ、複雑…。世にも奇妙な……◎能力を交換するって、おもしろい。人の能力を羨むことがあるけど、人には人の悩みがあるのですね。





























