こにあん
生と死が曖昧に感じられる不思議な世界。全てが静かにただ過ぎてゆく世界に共通して存在する獣。「異神千夜」と「森の神、夢に帰る」が好き。

金色の獣、彼方に向かう
ナイス! ★★★★★★ -
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- 12/09
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ナイスした読書家さんと感想
時を超えて繰り返す不思議なリンク。稲光山を中心に、ぽっかりと異界への入り口はいたるところに…。南の子供や竜のように、読んでいてワクワクするような感じはなかったのですが、読了後いつまでも物語の断片が脳裏に浮かんでくるような。読んでいて時系列など少しこんがらがっちゃいましたが、「元が攻めてきた時に一緒に妖怪も渡ってきて、やがてイタチみたいな形をした獣になった」んですね(著者ご本人談)。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/26
其れが何処から来て何処へ行こうとしているのか、総てを知る者は最早無く。漆黒より深い闇を抱く金色の躯、深い樹海を映した碧の瞳、ある時は悠然と佇み、ある時は思うがままに跳ね回る。時の流れを飛び越えるように、現と夢幻とを結びつけるように。侵略者の斥候と共に大陸から忍び込んだ妖、死を望み流離う者を呑み干す風穴、森に眠る娘と街に生きる娘の意思の邂逅。樹々の海の波間に時折浮かぶ金色の影が異界へと差し招く。ふっと孤独な心が揺らぐ。少年は視る、碧眼に映る世界の果てなさを。少女は目指す、其れが向かおうとする遥かな場所を。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 01/10
ちはや@灯れ松明の火(文さんに協賛!)
金色の鼬と樹海とで繋がった四編の物語は、怖いというよりも寂しいという言葉が似合う、現実を一歩踏み外した場所にある身近な異世界ファンタジー。人ではないもののおどろおどろしさよりも人間の醜さとか卑小さがどれも際立っている気がする。とりあえず二話のいじめボス女子や四話のろくでなし義父みたいなヤツぁくたばったところで何の痛痒も感じないね、へっ。そして一語、まさか鎌倉時代が舞台とも思わずに冒頭部分読んでえらいアウトドアライフじゃんこのおっちゃんと呟いてしまった自分は相当アホ。
ナイス!
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01/10 22:28
金色の鼬と樹海とで繋がった四編の物語は、怖いというよりも寂しいという言葉が似合う、現実を一歩踏み外した場所にある身近な異世界ファンタジー。人ではないもののおどろおどろしさよりも人間の醜さとか卑小さがどれも際立っている気がする。とりあえず二話のいじめボス女子や四話のろくでなし義父みたいなヤツぁくたばったところで何の痛痒も感じないね、へっ。そして一語、まさか鎌倉時代が舞台とも思わずに冒頭部分読んでえらいアウトドアライフじゃんこのおっちゃんと呟いてしまった自分は相当アホ。
ナイス!
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01/10 22:28
大好きな恒川さんの作品、寡作なので本当に楽しみにしています。「異神千夜」は、昔語り風に始まり、本当に元寇の頃にこんな男が居たかもしれない、と思うような物語でした。前半は、一人の男の歴史譚かのように感じられていたこの作品が雪深い山村に舞台を移してからは恒川ワールドに。今ままでの作品とは少し違うように感じていたのですが、インタビュー記事を読んで納得。今までの作品よりもずっと現実感があり、今すぐそばであっても不思議ではない…と感じさせるものがあったのですが、それを狙って書かれたようです。続→
nyanco@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
表題作「金色の獣、彼方に向かう」、少年と少女の様子が目に浮かび、ルークの様子や、街をさまよう少年の姿・・などとても見事な恒川ワールドでした。伝説が生まれ、それが何処かに消えていく・・・という構成も見事でした。恒川さん、新しい世界を構築しつつ、恒川ワールドを深めて行って下さいませ。
ナイス!
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01/03 20:38
表題作「金色の獣、彼方に向かう」、少年と少女の様子が目に浮かび、ルークの様子や、街をさまよう少年の姿・・などとても見事な恒川ワールドでした。伝説が生まれ、それが何処かに消えていく・・・という構成も見事でした。恒川さん、新しい世界を構築しつつ、恒川ワールドを深めて行って下さいませ。
ナイス!
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01/03 20:38
★4 いい。やっぱり魅力的な世界観。『南の子供〜』みたいに日本以外を舞台にするより、日本的な湿気を感じる舞台の方がやっぱり合うなぁ。不思議で妖しい獣、現実と幻想の境界をさ迷う感じ、善悪の区別すらない、神とも魔ともつかない何かに翻弄される運命。恐くて残酷で、でも魅惑的過ぎる物語の世界に、魂ごと持って行かれそう。 収録4編は、時代も違い関係なさそうで、地名や「金色の獣」が微妙にリンクする。 →以下コメ欄に各編あらすじ
金色の獣がつなぐ短編集。現実と異界の狭間をまた漂いました。不思議で、つい引きよさせられてしまいそうになる危うい魅力を持ったその世界。「異神千夜」が好みでした。








