takasan828
利休の生涯を本人や周りの人々が語る。 秀吉によって自害させられる最後が周知の事実であることを逆手にとり、 徐々に過去に遡るストーリー展開になっている。 利休がそこまで美を追求する原点は何だったのか、最後まで読み飽きない。

利休にたずねよ
ナイス! ★★★★★★★★ -
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- 12/04
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ナイスした読書家さんと感想
表紙を飾る木槿(むくげ)一輪。無窮花とも表される。無窮は極まりないこと・無限・永遠の意。槿花一日、名も無き高麗の美姫。限り有る、儚い命ゆえ希求した利休の美の象徴は、無窮花(ムグンファ)の名こそ相応しい。相対死できず喰い千切った小指。収めた小壺――緑釉の香合は希求する美と同時に、三毒の象徴。巻末・妻宗恩に粉々に砕かれる香合は、それが三毒の昇華で有ろうと無かろうと、利休は呵々大笑したに違い無い。的外れ承知でたずねたい。物語の利休ではなく泉下の利休へ。才有る作家・山本兼一さんが貴殿を描かれました。感想や如何。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(5)
- 02/14
文庫フリーク@灯れ松明の火
手毬猫さん☆先日は返信メッセージありがとうございました。レビューさかのぼるナイスアタックで、濃密だったのが手毬猫さんのレビューとコメント欄。ついつい書き込みしてしまいました。(^^ゞすぐには読めませんが、まずは図書館在庫確認してみます(笑)
ナイス!
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02/14 21:22
手毬猫さん☆先日は返信メッセージありがとうございました。レビューさかのぼるナイスアタックで、濃密だったのが手毬猫さんのレビューとコメント欄。ついつい書き込みしてしまいました。(^^ゞすぐには読めませんが、まずは図書館在庫確認してみます(笑)
ナイス!
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02/14 21:22
文庫フリーク@灯れ松明の火
OREOさん☆はじめまして。レビュー&手毬猫さんコメント欄拝読させて頂きました。利休が現代に有ったなら、それが何であれ、最初は既存の美に対する異端児でしょうか。利休の新しい美の創造は、既存の美の否定、あるいはその先に有るものを指し示す気がします。むしろ混迷する政治に関わって欲しいかも(笑)私自身は茶道どころか、普段作業着のおっさんですから、求めるのは安くて実用的な機能美です(苦笑)
ナイス!
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02/14 21:47
OREOさん☆はじめまして。レビュー&手毬猫さんコメント欄拝読させて頂きました。利休が現代に有ったなら、それが何であれ、最初は既存の美に対する異端児でしょうか。利休の新しい美の創造は、既存の美の否定、あるいはその先に有るものを指し示す気がします。むしろ混迷する政治に関わって欲しいかも(笑)私自身は茶道どころか、普段作業着のおっさんですから、求めるのは安くて実用的な機能美です(苦笑)
ナイス!
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02/14 21:47
利休の到達した茶道の境地、そこに至る背景には彼のどのような個人的体験があったのか。物語は利休切腹の場面に始まり、その謎を解き明かすべく、時間を徐々にさかのぼる。筆者の作品では『火天の城』や『いっしん虎徹』など、職人さんが必死に奮闘する力強い小説しか読んだことがないので、こんな切ない話も書けるのかと少し驚いた。
奇跡の映画と呼ばれた作品がある。巨匠オーソン・ウェルズが若干24歳にして撮った処女作『市民ケーン』。新聞王が今わの際に残した「バラのつぼみ」と言う言葉の謎を追って記者が関係者間を巡る。本作も同じ趣向である。利休の自刃の日から物語は過去へ過去へとひたすら遡る。千利休の生涯は正に茶の湯の歴史そのものと言っても過言ではない。豊臣秀吉初め、本来なら歴史小説の主人公たりえる人物が脇役として次々に登場する。久々に完璧な読書体験への期待が募る。しかし至福の時は訪れなかった。ウェルズは謎を謎として残し著者はそれを書いた。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 06/13
利休が死を賜ってから過去を遡っていく。この形式にあっと言う間に引き込まれた。利休が如何にして利休となったか、利休を取り巻く時代の流れがよく解る。侘び寂びに情熱というか執念というかドロドロしたものを覆い隠して静かにお茶を点てるというのはなんとも凄味があるなぁ。その恐ろしいまでの美の原点が女性、というのはちょっと思ったより俗物なんだなと感じたが、俗物じゃなきゃ黄金の茶室なんて思いつかないかなと考え直した。
教科書の「利休」ではない利休の姿。視点がコロコロと変わるのに混乱もなくすんなりと、しかしずっしりと。純粋な人。だからこその狂気。興味深く面白く印象的な物語でした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/07
物語の端々に出てくる緑釉の香合と、その見事な作りに魅せられて心を奪われる秀吉を始めとする茶人たち。その香合の元持ち主である高麗のお姫様と、若き利休の出奔騒ぎこそ、茶人利休の美意識を支えるものであった。歴史もので、登場人物も実在の人物、利休の切腹もそれに至る秀吉との確執も歴史本にある通りだけれども、香合に物語をつけたのは山本兼一さんのフィクション。若い頃の利休が悪党で、利休の美の原点が美しい女性にあるのであれば、利休がとても近くに感じられる。









