三柴ゆよし
ディストピア小説の古典的名作。本を読むこと、ひいては人間の幸福について考えさせられる。雑多な情報が氾濫・錯綜している現代だからこそ読まれるべき作品だと思う。ブラッドベリは夜の描写の美しさに定評がある作家だが、本作ではなんといっても炎の描写が素晴らしい。

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/02
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ナイスした読書家さんと感想
テレビばっかり見てないで、本読みなさいってことかな? 想像してたのとちょっと違って主人公の心の葛藤が中心って感じで、ストーリーはあまり無い。
素晴らしい!”本”の力、”本”とテレビやラジオとの違いを思い知らされる一冊。世界観としては1984と近いのかな。。。「幸福なの?」、「死ぬときにはかならず、あとになにかをのこすべきだ」という科白が心を締め付ける。レイ・ブラッドベリがインターネットを知ったら、どんな物語を描くのだろうか興味がある所。
「図書館戦争」「少年検閲官」等、書物が禁止される物語の原点になったのはこの作品だったんですね。50年も前に書かれたとは驚き!全く古さを感じさせません。自分でものを考えられなくなった人間・・・今の時代にピッタリと重なるようでゾクリと鳥肌が立ちました。真っ暗な闇と、赤々と燃えあがる炎の対比が見事。
本とはなんだろう。心、精神、叡智。わたし達が死んでも叡智は残る。親から受け継ぎ子どもに遺してやれる尊いもの。だから本は決して決してなくならない。なくさない。そんな希望を持ちつつ読了しました。
ようやく新装版を手に入れた。「1984年」を読んで以降、何度読んでもこうした小説は面白い。ちなみに現代では、禁止以前に出版許可の基準を変える方向という噂があったりなかったり
ここではすべての書物が禁書である。読むことも所有することも禁止され、発見された場合は家ごと焼かれてしまう。それが”正しい”とされた世界。いったい人間の幸福とは何だろう。言わずと知れたSF古典の名著、新装版。いま読んでも古さはまったく感じられない。むしろ著者はどこまで未来を見透かしていたんだろうかと恐ろしくなるくらいに現代社会に突き刺さるテーマである。ところで内容には全然関係無いのだけれど、わたしは四五一のほうが趣があって好きなので、新装版で451になったことがさみしいです。















