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「遠くから鬼の足音が聞こえる。私が聞きたくないことを囁いている。」という言葉が印象的。独特の字体と淡々とした文章が、語り手に鬼が迫る緊迫感をよけいに感じさせる。

鬼の跫音
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- 03/13
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ナイスした読書家さんと感想
六編ともゾッとする話だった。文字フォントは態とこれにしてあるのでしょうか?「た」が読みにくかった。"S"と"鴉"がキーワードみたいだったけれど、一編目の『鈴虫』には鴉は登場していましたか?
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/10
アンソロジーなどで短編は何作か読んできたものの著作を読むのは実は初めてな道尾秀介さん。表紙や題名を見た感じホラー小説を期待して読み始めるのだが予想以上の真っ黒でどろどろした人間の狂気に染まっている短編集。しかし淡々としているせいかグロテクスさはなく黒い沼地にゆっくりとずぶずぶと沈みこんでいくかのような怖さと叙述でひっくり返す手腕に驚くのであった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/11
ホラーテイストの6つの短編。この著者らしい鴉や虫が頻出し、狂気に彩られた心理描写で、かなり暗い色調だけど、ラストで話を一転させる手法はさすがに凄い。「ケモノ」が秀逸、「冬の鬼」も怖い。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/03
心に住む鬼を解き放ってしまう人、封じ込める人、鬼に喰われてしまう人…。その差は一体なんだろう。自分の中の悪意と対峙する時、鬼の跫音が近づいてくる。そんな6つの跫音を書いた短編集。「ケモノ」にはビックリしました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 03/25
ホラー短編集。もう、タイトルの「跫」の字からして怖いでしょ!背後から悪意が忍び寄って来るような。全ての物語にSという人物と鴉(←この漢字で書くとより気味が悪い・・)が登場する。Sは同じ人物じゃなさそうなのだが、この符号が何とも不気味。読後もざらりとした後味の悪さが残る。人はある時を境に超えてはいけない一線を超え、鬼と化してしまうのか。普通に生活しているように見えた登場人物たちの見てはいけない顔を見てしまったようで背筋が寒くなる。結末が一番予想外だった「ケモノ」が印象的だった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 03/05
こんなの寝しなに読んでしまったら、絶対に夢見が悪い!と分かっているのに。もう1編、もう1編・・・と気になって読んでいるうちにあっという間に最後のページに。うぅむ、凄い短編集でした。どこか思い浮かべるイメージが幻想的な部分もあって、表紙から想像するほど身の毛もよだつような恐ろしさはなかったのですが。ある物をきっかけに過去の忌まわしい記憶がじわりじわりと蘇ってくるような、そんな薄気味悪さが漂っていました。「冬の鬼」「悪意の顔」が好き。最後の最後まで展開が読めなかったよー!!ほんと巧いな、道尾さん。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/25
誰にでも心の中に鬼がいる。鬼の跫音を聞いたことのない人なんてたぶんいないと思う。何重にも蓋をして隠しておきたい心の底のまた底にある深い井戸を無理矢理覗かされた気分。時には拾い上げてくれる優しい手を、時には井戸に沈んでいくような重力感を感じながら読んだ。人が鬼に屈する瞬間の、とてつもない孤独と悲しみが胸を突き刺す良作でした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/01
なんとも怖い物語ばかり。Sの存在が、向日葵の〜を連想させた。物語のベクトル的には同じかなあ。人が狂気に迷い込むのトリガーは、ほんの些細な事象。そして鬼が近づいてくることはわかっていても、気づかない様をしてしまう。それが人なのかなあ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/11
鬼の跫音が聞こえる。ひたひたと忍び寄る。其れは鴉の鳴き声、虫の翅音、土を掻き掘る音、早まる脈拍、声を立てない嗤い、Sという名の響き、心が軋む音。ありふれた日常を描いたキャンバスが悪意と狂気で黒く塗り潰される、否、表面を覆っていた偽りの被膜が剥がれおぞましい真実が晒されるのか。闇を生むのは人、内にケモノを宿すのも人、鬼へと変じるのも人。覗き込んだ鏡の向こうで嗤うのは誰。耳を澄ますと聞こえる、徐々に近づいてくる鬼の跫音、其れは心が壊れる音。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/08
_P4Y_(ヒカル)
再読したいのに出来ない本ベストワンです。ホラー苦手なので夜読んで酷い目に合いました。でもやめられなくって・・・今度は人が沢山いる所で太陽の出ている時に読みたいです!
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11/02 08:54
再読したいのに出来ない本ベストワンです。ホラー苦手なので夜読んで酷い目に合いました。でもやめられなくって・・・今度は人が沢山いる所で太陽の出ている時に読みたいです!
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11/02 08:54
ちはや@灯れ松明の火(文さんに協賛!)
xHKRxさん> 怖い本は昼間に読みましょう、そんな教訓をうえつけてくれた本です。人の多い所というと、電車の中などいかがでしょう。でもこの本を表紙むき出し状態で読んでたら周囲の人間にも恐怖がじわじわ伝播しそうw。
ナイス!
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11/03 00:04
xHKRxさん> 怖い本は昼間に読みましょう、そんな教訓をうえつけてくれた本です。人の多い所というと、電車の中などいかがでしょう。でもこの本を表紙むき出し状態で読んでたら周囲の人間にも恐怖がじわじわ伝播しそうw。
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11/03 00:04
良質のホラー短編集。うまく読者をだまし、だまされるのが快感なほどだ。いずれもぞわ、っとする逸品だが、強いて言えば「ケモノ」「悪意の顔」が好み。乙一からせつなさを少々引いて泥臭さ(民俗学的な香り?)を加えたような感じ?全篇に飛び交う鴉が無意識下に不気味さを増しているかも。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 07/16
一番好きな道尾作品が『向日葵の咲かない夏』な私にとって大当たりの短編集。作者がインタビューで、短編であることを楽しんで書かれたように話されていましたが、まさに短編ならではの妙味!表紙、装丁、フォント全て筆者の思惑通り。小道具や動物も使い方もお見事!参りました。大満足の一冊。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/01
何なんだろう、このゾワゾワとした感じは。ホラー小説を読んだような、心理サスペンスを読んだ時のような怖さかな。いや、どっちでもないことに気付く。ひたひたと押し寄せるような恐怖と最後にわかる事実は、れっきとした一級の推理小説だと言えるのでは。どの話も、人間の怖さが描かれています。しかし、人間だけではなく、どの話にも不吉な出来事を予想させる鴉や、鈴虫やモンシロチョウ、きつねの面など鳥や虫、道具の使い方が恐怖感を煽っていますね。でもやっぱり、怖いのは底知れぬ人間の心かもしれません。


















