日向 永遠
本を燃やすことは幸せなの?クラリスの言葉が胸をさす。

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/10
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ナイスした読書家さんと感想
焚書をテーマの一つに据えた名著。何故書物は重要であるか。『ものの本質がしめされていおるのです。(中略)それはものの核心を意味する。それをのぞかせる気孔が書物のうちにある。(後略)』 時に詩的に流れる文脈に戸惑うが、美しい訳文。映画(トリュフォー監督)は衝撃的だった。 解説はかの「誰が本を殺すのか」の佐野眞一氏。相変わらずの論だが一読の価値あり。
SF版「パンとサーカス」。第三部は主人公の内面の叙述が中心で場面展開が緩慢になる。焚書官という職を辞して以降、主人公がこれだけ思索的な人間になりましたってことなのかな。『1984』は暴力的な思想統制だったけど、こっちは思考自体を不能にするというやり口。ぬったりとした不気味さがある。
テレビばっかり見てないで、本読みなさいってことかな? 想像してたのとちょっと違って主人公の心の葛藤が中心って感じで、ストーリーはあまり無い。
素晴らしい!”本”の力、”本”とテレビやラジオとの違いを思い知らされる一冊。世界観としては1984と近いのかな。。。「幸福なの?」、「死ぬときにはかならず、あとになにかをのこすべきだ」という科白が心を締め付ける。レイ・ブラッドベリがインターネットを知ったら、どんな物語を描くのだろうか興味がある所。
華氏はドイツ人Fahrenheit氏の発明で、この名を中国で華倫海と書き、日本に輸入された際に華(倫海)氏と表現されるようになったそうです。辞書引いた。えー、内容は有名すぎて感想書けないので余計なこと書いたっす。ラストに感動。
「図書館戦争」「少年検閲官」等、書物が禁止される物語の原点になったのはこの作品だったんですね。50年も前に書かれたとは驚き!全く古さを感じさせません。自分でものを考えられなくなった人間・・・今の時代にピッタリと重なるようでゾクリと鳥肌が立ちました。真っ暗な闇と、赤々と燃えあがる炎の対比が見事。
本とはなんだろう。心、精神、叡智。わたし達が死んでも叡智は残る。親から受け継ぎ子どもに遺してやれる尊いもの。だから本は決して決してなくならない。なくさない。そんな希望を持ちつつ読了しました。















