ふじ
「西の魔女が死んだ」の作者さんかあ、と何気なく手に取った本だったのに、思いのほか読み応えがあった。差別とか偏見とか、そういうものに対して、常日頃からかくありたいと思ってたスタンスの「実践編」を見せられたカンジ。

春になったら苺を摘みに (新潮文庫)
ナイス! ★★★★ -
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- 03/02
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ナイスした読書家さんと感想
なんてストイックなんだ、というのが最初の感想。作中漂う清謐さが小説と変わらず、「ん?これ、エッセイだよな?」と思わず確認したくなりました。題材は戦争のことだったり、自閉症のことだったり、決して気軽に読める物ではないけれど、小説と同じく、こちらも繰り返し手に取りたいと思わせる内容でした。梨本さんは作家としてというより、もう人として好きです。多分。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/08
「もうそのことについて言及するのはやめてください。それは私の感情をひどく傷つけます」が傑作だった!それから博愛主義の事;価値観や好みや習慣の違いだけで自分が相手から無視されたり、全否定されたら深く傷つくだろう、代わりにそれはあなたの個性だからと違いを認められ尊重されたらどんなに心地よいことだろう。自分の傷つきやすさには敏感だが、ではその反対はどうだろうかと思う、たやすいことではない。受け入れる事、理解できなくても知ろうと努力する事は出来るはずだとは思うのだが、果たして実行できるだろうか。
ひとりの人間(人格)であることの重さ。自分の世界の中に他人が他人でいる余地を残すことが,めいめいが自分の重荷を担いつつ互いに重荷を担うことにつながるのかもしれないと思います。エッセイなのに物語のように感じたのは梨木さんの感性と文章のためでしょうか,テーマは深いのにとてもさわやか。何度読んでも「こんなこと書いてたんだ!」と新たに気づかされます。






