Sizenote
[★★★☆☆]大した理由もなく転がり始めてしまった雪玉が、よくあるマンガやアニメのようにどんどん大きくなって...。テンポの良さ、大阪弁の掛け合い、丁々発止の騙し合い、登場人物のキャラ立ちとこの人の作品には外れがない。解説にもあったが、落語的な人の可笑しさというものが滲み出ていて、宮部みゆきの時代ものに近しいものを感じる。現代を舞台にしたこうした話しを描けるのは貴重。もっと読まれてもよい作家だと思う。

迅雷 (文春文庫)
ナイス! ★★★ -
コメント(0)
- 02/24
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
極道を誘拐して身代金を得るという。豪快なピカレスク小説。この作者は「悪果」に続いて二冊目だが、こちらはテンポがよく、痛快な作品として仕上がっている。乱暴な話だが、残酷描写はあまりなくスラスラいけます。
世間一般の道から少しはみ出た暮らしをしている3人がふとしたことで出逢い、手っ取り早い?金儲けのためにヤクザの幹部を誘拐し、身代金を要求する。それを取り戻そうとする、ヤクザたちとの駆け引きが大阪を舞台に繰り広げられる。大胆不敵、スリル満点でアクション満載、そして黒川の特徴である関西弁が飛び交い、奔放な文体によるハードボイルドの魅力を存分に味わうことのできる小説だ。




![[★★★☆☆]大した理由もなく転がり始めてしまった雪玉が、よくあるマンガやアニメのようにどんどん大きくなって...。テンポの良さ、大阪弁の掛け合い、丁々発止の騙し合い、登場人物のキャラ立ちとこの人の作品には外れがない。解説にもあったが、落語的な人の可笑しさというものが滲み出ていて、宮部みゆきの時代ものに近しいものを感じる。現代を舞台にしたこうした話しを描けるのは貴重。もっと読まれてもよい作家だと思う。](http://ecx.images-amazon.com/images/I/513riadFzlL._SX120_.jpg)
