我々は後世へ何を遺すべきか。自身がクリスチャンでありながら、卑しく見られがちな「カネ」を許容する論点はいまでも新しい。途中、当講話の百年後の解釈にふれるくだりがありドキッとした。いまこれを読む私達こそが、内村のいう百年後の読者なのだ。はたして、私達はさらに百年先のことを想って生きているだろうか。また個人的に、クラーク博士のエピソードは、札幌にいていっそうおもしろい逸話として得られた。
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ナイスした読書家さんと感想

「後世への最大遺物」の方は、やや俗物っぽさが目立つ。宗教家であって芸術家ではないから、明治らしいというべきか世のため、人のために立身出世をしよう、という呼びかけ。デンマルク国のほうは、戦争に負けながらも植林によって失われた国土以上のものを手に入れることからの教訓話。戦後の学校教科書に載ったらしい。歴史的な価値はあるとは思う。ただ、それ自体として面白い文章とはいえない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/02

独身時代最後に読んだ本を引っ張り出してきて再読。1976年版の岩波文庫青帯。当時150円だった。肖像画で見る内村鑑三という人のイメージは「厳しい」「気難しそう」だったが、この講演を読んで、熱い思いを語る人なんだなぁ、と思った。「勇ましい高尚な生涯」という日本語だと何か特別なもののように感じるが、英語で言えばdecentとかhonestということなんだろう。「真っ当な人生」と言い換えたほうがわかりやすいが、「勇気ある高尚な人生」のほうが挑戦し甲斐があるかも。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/15


後世への最大遺物・デンマルク国の話

我々は後世へ何を遺すべきか。自身がクリスチャンでありながら、卑しく見られがちな「カネ」を許容する論点はいまでも新しい。途中、当講話の百年後の解釈にふれるくだりがありドキッとした。いまこれを読む私達こそが、内村のいう百年後の読者なのだ。はたして、私達はさらに百年先のことを想って生きているだろうか。また個人的に、クラーク博士のエピソードは、札幌にいていっそうおもしろい逸話として得られた。
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