村上春樹にご用心
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村上春樹にご用心を追加
村上春樹にご用心の感想・レビュー(139)
面白くてすいすい読むのに、何故かわからない村上春樹。著者は彼の作品に貫かれている村上氏の思いを解き、共感している。全編、哲学書を読むような(読んだことないけど)気にさせられたが、私が何故、村上春樹が好きなのか、わかった気がした。
私自身が村上春樹に惹かれて、内田樹に惹かれてるのはちゃんと筋が通ってるのだなってことをこの本で感じた。でもあんまりうまく言葉にできない。そういうものなのかな…でも、村上春樹の作品の全体像のようなものが少しだけクリアになった気がする。また読みなおしてみよう。
不勉強にして、村上春樹が日本の批評界で冷遇されていることを知らなかった。主としてブログが元であるためか、評論としては物足りない部分があったが新しい知見もあり興味深かった。
まる 「村上春樹って用心しなくちゃといけねいくらいすげえんだぜ!」 めっちゃおもしろい。 全体から村上春樹への愛がえらく感じられる。韓国ドラマである「冬のソナタ」を村上春樹とからめて論じたのは意外だし、おもしろかった。 内容は「村上春樹とその作品のすごいところ」とか、「なぜ日本の評論家は村上春樹を嫌うのか?」とか。「肯定的であれ、否定的であれ、いい批評とは読んだらその人の作品への食欲をかきたてるものだ」ということが自分でも理解できた。
再読。村上春樹作品を読み返したくなります。ブログで読んだものや、ほかの著作のものを再掲したものもありますが、それでも面白いです。かつてMeets Regionalという関西の情報誌で内田さんが連載をされていましたが、そのときに読んだ「村上春樹とハードボイルド・イーヴルランド」(本書にも載っています)、本当に素晴らしいです。
村上春樹擁護派の代表格である内田樹が書いた、村上春樹研究本。いささかラブ傾向が強いけらいはあるけれど、村上春樹について、マシな批評・研究が読みたいなら、この人か加藤典洋を読めばいいと思う。元がブログ掲載記事からの抜粋のコピペなので、読者も気楽に読める。つくづく批評家・文壇の春樹アレルギーは誠に純・日本的だなあと思うとともに、だからといって内田・加藤の著作ばかり読んで「春樹ラブ」の内輪グループになっていては、それはそれで問題だ、と思う。中身は身体論を交えてのエキサイティングな一冊。
ブログで読んだ文章もいくつかあった。朝ごはんの話が、やっぱりいちばん好きだし、納得しちゃうなぁ。そしてやっぱり村上春樹を再読したくなったのであった。
村上春樹の小説の意味するところ、文学について、著者が思うところを書いたという感じの本。雪かきや邪悪なものについては、僕が感じていたことを言語化してもらったみたいにすっきり。一方、他者や死者、うなぎくんについてはよくわからなかった。
熟読。タイトルに騙されてはダメ。村上春樹の大ファンなんだな、実は。印象に残ったのは身体性がある話は読まれると言うところと、日本の論壇を村上春樹は最初から相手にしていないと言う話
結構ざっくりななめよみ。内田先生が村上春樹のことを激賞しているのは前から知ってたし、ブログに結構かいているので、ブログをまとめ読んでいる私としてはそれほど目新しさはかんじなかった。それに他の人の村上春樹論を読んでいないので、なんともコメントしずらい。
読んでいる最中にインスパイアされて、自分の思考が広がっていくことが何度もあった。このころ(2006年の本です)までは評論家に無視されていたのに、今はハルキ本が溢れている。これを読んで自分も前より少しハルキが好きになりました。
ウチダ本の面白さは「『これ』って『あれ』」(内田樹・平川克美「東京ファイティング・キッズ・リターン」より)という箇所が随所に現れるところでしょうか。テーマが「村上春樹」でも「エマニュエル・レヴィナス」でも「小津安二郎」でも、「『これ』って『あれ』」を見いだせる。だから、たくさん読めば読むほど、面白くなるのでしょうか。あ、それから、本書は装丁がなかなか素敵です。
村上春樹が好きでない人も、「村上春樹が好きな人はそんなところに魅力を感じてたのか」と分かる一冊です。「村上春樹の小説における異界からのメッセージには意味がない。しかし現実に起こる非合理な事柄にも意味なんてない。それを見誤り、隘路に迷い込もうとする者を、春樹の小説は諫止する。」こんな感じでしょうか?結局、文学に何を求めるかが違うんですね。過去のエッセイの寄せ集めの割には、少々お高いかと…。
「あとがき」が一番面白かった。内田先生の春樹論にはいつも納得させられるが、今回の僕のねらってる辺りと重なる論考ははいってなかった (そう言えば、人生で最初に読んだ春樹論は 内田先生のサイトにのってたやつだったなぁ…)
内田樹や加藤典洋の村上春樹論を読むと、今まであまり食指が動かなかった未読の作品をものすごく読みたくなってくる。今まで普通だと思っていたけれど、実は自分の心には潤いが足りていなかったんだということに気づかされるからだろうか。偉そうに言わせてもらうと、世界には村上春樹が必要なのだ。今以上に。もっと、もっと。
はじめにーノーベル文学賞受賞のヴァーチャル祝辞 が載っています。僕もこの祝辞が新聞に掲載される日を待ち望んでいます。なぜ僕が村上春樹さんの小説・文章に惹きつけられるのか、少しわかった気がします。そろそろこの本が文庫で出版されるそうなので、文庫版も読みます。
センチネルの大切さというところに共感した。おもしろいと思う。だけど、多くの文章はブログを検索すると読めてしまうのが難点といえば難点かと思う。
身体感覚の重要さを繰り返し語っている内田先生が村上春樹を好きなのは頷ける。そしてその身体感覚をうまく文章に表現できる内田先生が村上春樹論を書いたら面白くないわけがない。あー面白かった。
タイトルで批判ものか、と思ったら真逆で驚く。「文化的雪かき」「ライ麦畑のキャッチャー」、「理不尽な悪意」「不在の物語」。ああ、なるほど。こういう見方もあるのか。ぼんやりと感じていたなにかがすとん、と落ちる快感。輪郭を与えられた安心感。抽象論だけでなく、技巧についても触れられていてそれがまた、面白い。示唆に富む文章とその語り口から、なぜかマザーグースに出てくる思慮深い目をした賢い梟を想像してしまった。
村上春樹という作家は僕の中で「才能は認めるけれど、何かね…」というかなり曖昧なすっきりしない存在だった。「そのすっきりとしない感じ」というのは、多くの読者が感じていることであり、その感じを解明する上で本書がかなりの示唆を与えてくれた。
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感想・レビュー:41件















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