幻想の古代史〈上〉
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幻想の古代史〈上〉の感想・レビュー(19)
マウンドビルダーを扱った章でラフカディオ・ハーンの名前が出てきて意表をつかれた。しかも「アメリカ民族学局が、急速に変容しつつあるネイティブ・アメリカンの文化に関する情報を保存する役割を担うことになり、予算のかなりの部分をマウンドビルダーの問題に充てた」(303頁)時期にマウンドビルダーの起源に言及した一人として。
10/01:アレクサンドラ・グリアスナ
07/10:ishilinguist
デニケン、シッチン、ハンコック。ついでに吉村作治とかのでたらめにうんざりしつつ、本当はこうなんだよと説明が大変な人は何故彼らがこいつらの戯れ言を信じてしまうのか?わかりやすく教えてくれる本。勉強になります。
「海面から」ではなく「基部から」高さを測るとエベレストよりマウナ・ケアの方が高い山らしい。何も知らせていない彫刻家たちに詐欺に使う巨大な像を作らせたら、依頼主にそっくりな顔にしてしまったため、依頼主が木片で像を叩きまくって自分に似ていないようにしたという話が面白かった。偽造された化石のピルトダウン人がイギリス人の祖先で、イギリスの国民的スポーツクリケットのバットのようなものまで発掘現場から出てきたという話も。
03/21:kuwa
03/02:kokada_jnet
02/28:ず
考古学での捏造や作り話、伝説などを例題に、科学的な思考とは何かと論ずる。藤村氏のねつ造事件が結構詳しく取り上げられていて意外だった。アメリカでも話題になったのかな。「アメリカ大陸を最初に発見したのはだれか」という項に最も多くページを割いていたのが興味深い。
日本で言うと、「と学会」本みたいな内容を、アカデミックに(しかも平易な語り口で)語る好著。歴史上、”現実には存在しないのに、存在する”という捏造(又は誤解)されてしまった事例をひも解きながら、人間がいかに歴史を曲解したがるかを分析していく。人類の祖先が発見されない大英帝国のコンプレックスが生みだしたピルトダウン人、ネイティブ・アメリカンが高度な建築物を生み出すはずがないという偏見が生みだしたマウントビルダー、どれもこれも人々が「かく、あられたし」と考えた歴史観の産物だ。結局、人間は見たいものを見るだろう。
「人は信じたいモノを出されると、案外信じてしまうものだ」「伝承や一つ遺物より遺された“がらくた”を見よ」――考古学を研究するときに大切なことを、豊富な実例とわかりやすい文章で丁寧に解説している。それにしても一世紀前の日常品が古代の遺物に化けてしまう(石けん作りに使う「灰汁の石」が古代の「いけにえの祭壇」に間違えられる!)とはね。
売るには中々良く出来た日本語題。でも原題の『欺瞞、作り話、謎 -考古学の科学と似非科学』が本書の内容に即している。そして、本書の狙いは、前書きで言う通り、「考古学分野の笑いを誘うような捏造、神話、謎を素材として、我々が科学を通じ、どうすれば過去に起きたことで何が本当かを知りうるか」を示すこと。その素材に、日本の藤村真一の石器捏造や英国のピルトダウン人等が遡上に上げられ、捏造の有様が縦横に語られ面白くあるが、この本の真の面白さは、なぜ、人は捏造に駆られるのか、それを超克するにはどうするか、を考えさす点にある
数年前に発覚した藤村氏の遺跡捏造の話もやや詳しく書かれていて、日本人としては興味深かった。 ●人間は信じたいものを差し出されると、根拠を疑う前に信じてしまう傾向にあること(藤村氏の事件は「アジアで最古の遺跡が日本で見つかった!」という事件は日本人として誇りに思ってしまう心理が少なからずともあっただろう、ということ)。 ●一つ前の捏造に対する批判・疑問を受けて、その疑いを回避すべく、次の捏造は巧妙な手口になること。 ●どこに注視すれば、冷静にエセ物との区別ができるか。等々、非常に興味深く読んだ。
01/23:minek
01/21:田中恵
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09/09:ntahima
幻想の古代史〈上〉の
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感想・レビュー:11件














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