金子みすゞ童謡集 (ハルキ文庫)
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金子みすゞ童謡集の感想・レビュー(136)
優しさ、温かさ、素直さ、溢れる“みすゞコスモス”に浸るために、心身ともに余裕があるときに、少しずつ、ゆっくり、味わいながら読んでいった。自然への慈しみ、生きとし生けるものへの温かい眼差し溢れる詩の数々。そこには、日本語の美しさ、優しさがある。「私と小鳥と鈴と」の“みんなちがって、みんないい”、「星とたんぽぽ」の“見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ”が心に沁みる。26歳の若さで自ら命を絶った著者の悲運に切なさを感じずにはいられない。
読んでいて、あっと思わせるような視点に、驚き、また胸を打たれる。読んでいるうちに、優しい気持ちになれる。そんな素敵な詩の数々。個人的には『花屋の爺さん』、『不思議』、『なまけ時計』がお気に入り。
金子さんの感性とか観察力とか、表現力とかすごいな~って読んでたんですけど、もしかしたら思ったことをそのまま書いただけなのかもしれない。自然と友達って感じで、この人になって世界を見てみたい!
大人になっても少女の心を失わない詩人、金子みすゞ。 彼女の七五調の言葉の連なりはまるで清明な音楽のよう。 金子みすゞは言の葉によるF分の1の揺らめきを創造する。 彼女は詩人であると同時に音楽家でもあったのだと思う。
「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ;星とたんぽぽ」「小さなうたがい」「木」「大漁」が好き。金子 みすゞ (著)1903(明治36)年生まれ、1930年(昭和5)年自殺、享年26歳。512編のうち、五分の四が未発表。没後50年以上経ってから出版されたので著作権は失効していたが、遺族の著作権を認め守ることとしたという出版人の心意気に深く感じた。「こだまでしょうか」は未収録。
金子みすずの、生命とりわけ、か弱い生命に対する慈しみと、自然に対する畏敬の念が情景となって思い浮かび優しくスーッと真っ直ぐこころに伝わってくる。
哀しき運命に翻弄され、たった26年で自ら命を絶つことになった天才詩人の金子みすゞ。彼女が残した詩はとても優しくて温かい。それを読んだ自分も優しい気持ちに包まれて少しだけ嬉しかった。
もぉ~・・・・ 友達の勧めでなんとなしに読んでみたけど すごい良かった!! かなり夢中になった読んだ。 金子ワールドと金子感性に引き込まれる引き込まれる。 金子さんの感性が私はすっごく好きです。 そんでもって小学生の時の国語の教科書に載ってた 『私と小鳥と鈴と』を思い出して懐かしくなってしまいました。 【私が好きだなぁと思った詩】 ・お魚 ・海とかもめ ・波 ・土 ・芝草 ・星とたんぽぽ ・りこうな桜んぼ ・お日さん、雨さん
やさしい気持ちになりたくて衝動買いしてしまいました。
今まで詩集などにはまったく興味がなかったのですが、なぜか泣きたいような気分になりました(いい意味で)。
著者のプロフィールの解説を読むとまた違う見方で見てしまいますね。こういうものは読む側によって様々な意味にとれるのでなかなか楽しかったです。
金子みすゞさんの心は綺麗。月にも雪にも魚にもなれる。やさしくて、あたたかい方。感受性豊かで鋭くて、言葉たちがキラキラしている。ほっこりしたり、はっとさせられたり、新たな発見がある。解説で述べられているようにこれは『文学宇宙』。『私と小鳥と鈴と』を授業で習って暗唱し、それだけでは足らず図書室で友達とみすゞさんの詩集を貪り読んだ小学生の頃。あの頃の私もこの宇宙に居たのだな。
童謡だからと思うのだけど、七五が基本でリズムがよい。そして中身も奥深く、ついつい思いに耽ります。もっと豊かに味わうために、次は文語でぜひ読みたい。(以上七五調)「誰がほんとを」は社会人として何かぐっとくるものがあった。誰も本当のことは言ってくれないよなあ・・・。
いくつかは知っていて、初めて知ったものもあって。でも感じ方はいつも新鮮で、そしてするどいなと感嘆してしまいます。日が当らない存在、気付かないことに焦点をあてるのが、とても上手な詩作家さんです。星とたんぽぽや林檎畑が今回のお気に入り。
『私と小鳥と鈴と』位しか知らなかったのだけれど、思いの外(受け取り方によっては)辛辣だったり、ほんのりと哀しみを含んだ詩が多くて意外だった。
鰯や小鳥や自然を詠んだものが多いのだと思っていたのですが、母について詠まれていたものが多く驚きました。 内容は捨て子なのかとかかわいく思ってくれてるのだろうかなどと切ないものが多く、しかし、あとがきに我が子を母のように心豊かな子に育てたいと遺書に記されていたように書いてあり・・・母の存在があまりに大きかったのだろうとそちらがとても気になりました。ほかの本もまた読んでみよう。
金子みすず、わたしと小鳥と鈴ぐらいしか、知らんかったけど、レジ前にあったから買ってみた? 26歳で亡くならはった。すごい人やのにもったいない。 気に入った話 ごっつん ごっつん打たれる土は よい畠になってよい麦を生むよ。 朝から晩まで踏まれる土は よい路になって車を通すよ。 打たれぬ土は 踏まれぬ土は 要らぬ土か。 いえいえそれは 名の無い草の お宿をするよ。
みすゞの故郷山口県で育つ子どもたちは、ちいさな頃から彼女の童謡に親しんで大きくなる。だから、ずっと彼女の詩は全国区のものだと当たり前のように信じていたのが、よもやその再発見に至るまでにこれほどの苦労があったとは。今や手軽に読めるようになった彼女の詩作の中でも、これは代表作をバランスよく押さえつつ、文庫サイズ・新仮名遣いという気安い形式が嬉しい一冊。とはいえ、選に漏れた詩の中にもまだまだ素晴らしい作品はたくさんあるので、これを機に関心を持たれた方は、是非他の詩集も手に取っていただきたい。
童謡集という形で初めて読んだ金子みすゞの詩集。諸所に挿絵が入れられているのがイメージを喚起しやすく、またページを進めるごとに絵が物語のように展開されていく過程は、一冊の本として親しみを持ちやすかった。詩をバラバラに楽しむような一般の詩集よりも、まとまった作りになっていたと思う。空や星や大地や海といった自然的なものに、郷愁を感じてほんの少し切なくなったり、おてんばを感じて心地良くなるような詩が多かった。中でも「私と小鳥と鈴と」と「女王さま」が好み。見えないものを肌で感じるのは、星のお姫さまといった印象だった
土のなかに埋められた金魚や積もった雪の気持を思う彼女はすごい。私なんか考えてみたこともなかったなあ。「大漁」という詩は、漁師町に育った彼女ならではの詩。とっても好き。
<4.5> 悲運の果てに若くして自らの命を絶った、天才童謡詩人・金子みすず。彼女が遺してくれた詩の数々を収録した童謡集です。私はこの本で初めて彼女の作品に触れました。もっと読みたい、ずっとこの詩の世界にひたっていたい。そう思わせてくれる素晴らしい作品集です。彼女の優しさが伝わってくる。挿し絵のイラストも素敵ですし(数は少ないですが)、テーマ別に編集してあるので読みやすく、金子みすず入門編としても最適な本だと思います。読み終えて、一体どんな女性だったのだろう、と彼女のことを知りたくなりました。
彼女の優しさは、人間だけにとどまらない。いかに私たちが多くの生命に囲まれて生かされているかを思い出させてくれる。
「私と小鳥と鈴と」で有名な金子みすずの詩集。五七調のやわらかな語り口がいい。言葉がしっとりと染み渡ってきて、心の中でつい口ずさんでしまう。日本語の美しさ、たおやかさが光る詩集だ。「月のひかり」が好きだなあ。
春の海。沖合の水面が宝石のように白くまばゆい。若葉。陽の光を浴びて白く輝く。それらの白さをたくさん集めて、言葉にふりかけると、言葉たちも白く輝き出す。金子氏が作り出す世界では、自然はとても気前がいい
基本的に詩を読めず、感じられもしないので、幾つかの叙事詩以外まともに本で読んだ事がありませんでしたが、気紛れに有名所でわかり易そうなものを選んで読んでみました。何とも言えないというものもありましたが、これまでの経験からすれば普通に読んで普通にわかる所までいけるものが多めだったので読み切れました。視点の転換が上手いという印象。只、口絵は良いとして、途中に断り無く引用付きのイメージイラスト入れられると非常に読み辛くて困ります。《蔵書》
後ろの方に解説や年表があり、分かりやすくなっています。それを読んで初めて「大漁」の詩の背景が分かりました。壮絶な人生を送りながらも明るい詩を書き続けたみすゞに感動します。何年か前に松たか子主演のドラマ「明るい方へ」がありました。覚えておられる方も多いかと思います。
金子みすゞ童謡集の
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感想・レビュー:46件














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