煙滅 (フィクションの楽しみ)
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煙滅の感想・レビュー(63)
単にい段を抜くだけではなく(勿論それだけでも充分に凄いんだけど)「システム」自体を翻訳することを試みている。むしろ変換と言うべきか。凄まじい本だった。
12/09:だいこん男爵
12/08:水色。
筒井の「残像に口紅を」を外国語に翻訳するとしたら意匠だけ同じで別の物語にせざるを得ないんじゃないか、そもそも翻訳しようという奴がいたら相当のバカ(尊称)だよな書いた方もバカだけど、とかぼんやり思いながら読んだので結局そのバカ(最高敬語)の奮闘っぷりを語った後書きが一番個人的に面白かった。ホロコーストとか何とか言われればなるほどとも思うけど、でも全編貫くナンセンスっぷりを笑いながら読んでもいいんじゃないかとも思う。言葉というものを徹底的に玩具にするのと、信仰に近い敬意を持つ事は両立する。
10/30:17+1
「ホロコースト(もっと単純に『死』に置き換えてもいいのかもしれないけど)」と「い段抜きの言語遊戯」から離れて語りづらいのが悩ましい。まあ、無理に意識しないようにするよりも、仕掛けを楽しみ寓意を汲み取りながら、それらが一体となっていく様を見るべきなんだろう。
10/02:しづき
09/02:果心堂
06/30:てことこ
すごい!の一言。「e」を使わず書かれたフランス語を「イ段」を使わずに翻訳。ただ、使っていないだけでなく、よく練られているのが、また凄い。よく翻訳できたなと思う。
05/28:千鳥
かつて筒井康隆が本書について言及し、翻訳不可能とまで言った作品を読んでみたい、と思っていた。それがた翻訳されたことを知り、早速読んだ。念願かなった結果は、存外ときちんとストーリーがあるった。文字落としという、文学的実験小説なので、到底ストーリーらしきものはなく、ごちゃ混ぜな作品だろう、と予想していたので、意外な印象をうけた。最後はどたばたで終わるのだが、十分楽しめた。翻訳も「イ段」をまったく使わない、という離れ業をやり遂げている。
「e」を使わず書かれたフランス語の原文を、同様の束縛のもとで邦訳。言葉のプロの鮮やかな腕前が思う存分発露されてる。その上で「あるはずのもの(当然"煙滅"された段を指す)が無くなった」不安を巡る流れが語られる、そのメタな構造も良かった。ラスト前で「う段」も使わぬテクストまで現れるのを読んでは、本当すげーすげー叫ばざるを得なかったです。こんな数個の文だけのコメントでも結構むずかった……
03/05:solaris26
02/24:匣師
02/19:ゐ こんかにぺ
この本はモンスターだ。仏語では「e」は頻繁に使う文字なのだが、その文字を使わない制約をした小説である。翻訳もまた、モンスターである。仏語の「e」に当たる、「い」段の仮名、「い」段の入る漢字を制約する。小説は物語と同時に文字のアートなのだ。不在の「e」を追いかけ、物語もミステリの様相を呈している。大いなるモンスターブック。
01/05:"Я"yo
12/10:Slave
10/15:monel
10/04:sayatou
09/03:currycrimson
08/06:おむ
08/05:discotic
06/04:paraperi_
06/01:akanemushi
05/25:tatsumidou
05/24:quaint1719
普通の本は100ページ読めば、だいたい先が見えてくるというのがいままでの経験。この本は200ページ越えたあたりからやっとわかってきました。原書はフランス語のeを使わない、翻訳版は「いきしちに…」い段が出てこない、という実験的だというのが先入観としてあり、前半ではなんだかわからない言葉の羅列jかとも思ったが、後半できちんとストーリーがまとまりだし、伏線の回収もしたのは驚き。投げっぱなしかと思った。ちまちま読んでもいいけど、島などで一日かけて読む方がいいかも。作者もすごいが翻訳者もすごい。
04/26:boooook
★★★★ い段抜きを強引にやっているところもあるが、驚愕の出来。訳者あとがきまで含めて一読の価値あり。ただちょっと中盤が少しもたれるけど。でも最後まで読むとやっぱり良かった。
04/10:われねのめぬ
03/29:Nijntje
煙滅の
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感想・レビュー:25件















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