不透明な時代を見抜く「統計思考力」
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不透明な時代を見抜く「統計思考力」の感想・レビュー(197)
堅苦しくない文章で統計について書かれている本。数学の知識は必要ないので文系の人でも楽しく読める。テレビ・新聞などで語られていることと、実際のデータが物語っていることは食い違っていることがあるということを中盤で説明している。今やネットでデータを取得できる世の中なので、本当のことを知りたかったら、これらを元に自分で考えることも必要ということだということを学べた。この本を取っ掛かりにして統計学の書籍にもあたりたい。
メディアを通して日々目にする統計データに関する解説や通説について、痛烈に一刀両断する著者の筆力は痛快!読書離れの「うそ」については驚かされた。本書は三部構成となっており、初級編では生データにあたることの大切さについて、中級編ではデータの読み方や各種分析手法について説明しており、ここは秀逸!!上級編ではデータから読む未来について書かれており、基本的に未来を読むのは正規分布のデータ意外からは無理だと一刀両断!しかし、人口変化など予測しやすいものもあり、今後の日本と世界の構図についてふれている。実践的良書。
バイアスのかかっていない元データを見て自分で判断しようという内容。 ただ全ての元のデータを自分で探し出して自分で読んで自分で関連性なども含めて判断するというのは時間がかかるし現実的ではないような気もする。結局どの情報源を信用してどの程度のバイアスなら許容できるのかという問題なのかなと思った。情報であふれかえっている現代人に対する警告という意味合いが大きいんだろうか。
誰かが解釈した結果を鵜呑みにするのではなく、まずは生データに当たり、自分で分析すれば、歪められた事実が分かる。 それにしても、本書236ページの日米中印の高齢化率の推移(推計)データには驚愕した。 ちなみに、過去データから「すでに起こった未来」を予想したのはたしかドラッカーだったにゃん。
本書は3部構成で、1. 元データにあたる必要性、2. 基本的なデータ分析手法の説明、3. データから将来を予測する方法となっています。私的にはノーベル賞受賞者や一流大学の博士号取得者という一流の頭脳集団を集めたLTCMの破綻の一原因に仮説の誤りがあるということに非常に驚き、また理解することができて良かった。読了後、学習を進めるための文献やサイト等の案内も付いていてとても親切。お勧めします。
具体的な時事にかんする統計的分析はとても読みやすく面白い。様々な経済指標を統計的に見ると、小泉改革は特に「大きな」変化を我々にもたらしていない。ジニ係数は微増しているものの、ワーキングプアや生活保護、ホームレスについては小泉改革が「原因」というには根拠が薄い。小泉内閣以前から増加傾向にあったからだ。 後半は正規分布やべき分布など統計にかんする記述が多いが、分量が足りないせいか少しわかりにくかった。「統計学」を学びたかったら、統計の入門書を読んだ方が良い。本書は統計を使った社会分析の本だ。
マスコミは分母を隠し、国民を煽って部数なり視聴率を稼いでいます。その分母を見抜く力(統計思考力)を養うことが何より大事だということがわかりました。
主観ではなくデータに基づいた結論を導くという、ごくごく当たり前のことを分かりやすく解説。 自分の専攻である金融の勉強に加えて統計の復習として良書だった。
大学生は読書離れしてる。いや、そうなんだけどそうじゃない。メディアが垂れ流す情報を鵜呑みしてれば楽なんだろうけどskepticalになろうよっていう神永氏の姿勢に共感した。様々な社会現象を統計により分析、未来予測をしている。統計を学んだことが無い人でも安易に理解ができる。奥が深い。
統計について易しく書かれているはずなのだが、一読しただけではあまり理解できず。。世間一般で言われている事をそのまま信じちゃいけない、データを見て多角的に考えよ、という著者のメッセージは伝わった。
俗説をデータで斬ることで、統計的思考の必要性を説くという好きな構成の本。「若者の読書離れ」についての考察は初めて見たので面白かった。小中高校生の読書量は増加しており(全国学校図書館協議会と毎日新聞の合同調査)大学生の読書離れは進学率の上昇で説明できるようだ。中級編で解説される、平均、標準偏差、正規分布などは多少数式を使った方が分かりやすくなるのでは…とはいえ、より専門性の高い書籍への経路を啓いてくれる良書なのは確かです。
表紙に「小泉改革は格差を拡大したのか?」という文字があり、気になってずいぶん前に購入。僕は、小泉改革=格差拡大、という考えに疑問を持ってました。どういう格差が、どんだけ広がったか、ということは、データで分析できるはずなのに、きちんと分析して批判しているのを見たことがなかったからです。で、この本は、「統計」の本です。マスメディア批判の本ではありません。世の中で普通に信じられているキーワード、たとえば活字離れが進んだ、というようなものを、データ分析して、「統計学」というようなものを解説している本になります。
もしかすると理系の人には当たり前なのかもしれないが、データに適した数字(平均値や中央値など)やグラフがあるということがやさしく述べられている。提示する数字やグラフによって、生データの印象がずいぶん変わるという事実を知ることができる。そのことから、マスコミ等の示す情報を鵜呑みにしてはいけないことがわかる。とはいえ、今の日本人は忙しすぎて、裏を取るということはめったに行わないだろうが、この事実を知っていると知っていないとでは、大きな違いがあると思うので、必読の一冊だろう。
あるデータがあったときに、どういった見方ができるかを基本的なところから説明してくれる。丁寧な説明でへーそうなんだと思うところが多い。平均、分散がない集合があるってのはふしぎ。よくわからん。「このうち9割は○○で説明できるとする説もある」とか書いてある割にその説が有効である理由がなかったりするが、まあ分析方法についての本なのでしょうがないか。
乱数を例にした「見せかけの循環」や、近い将来にインドと中国の人口が逆転するといった事実は興味深かった。自分で考えるためのデータ分析の重要性に気づかされる1冊だったと思う。
著者が自分のお客様。。かれこれ1年ほどお会いしていないが、以前研究室でお話していた内容を、しっかりと具現化している。ユニークな先生だとは思ったがさっすが。データに当たることの大切さ、副題にあるような、メディアや世間が騒ぐようないかにもな情報、ニュースにこそ疑いの目を向け、裏付けとなるデータにしっかりと当たることの大切さを学んだ。後半は文系社会人には少々難しい内容。自分のアホさを実感。
「小飼弾氏絶賛!!」とかいう帯を見ちゃうと反発もしたくなるけど?まあ確かに読みやすいし分かりやすいな。簡単なことしか書いていないからなのかもしれないけど。
ここまで数式なしで統計を説明する本も珍しい。いわゆる文系向けの本だと思います。どちらにしてもデータは大仮説があり、そこにデータをもって自分の解釈を入れる。仮説がずれていれば、もう一度構築しなおす。その作業の繰り返しになるはず。なので、データを読んだら全員同じ答えにはならなずはずであり、その意味では「曖昧」なままこの本が終わるのも致し方ないと思います。
統計入門として分かりやすく興味深かった。元データ主義という考えは説得力がある。ただ、データ分析に要求される柔軟な思考力をもつことはなかなか容易ではないとも感じた。
"株や債券は、正規分布ではない"っていうところが面白かったです。株など大きく動くモノに関しては、平均や分散は存在しないそうです。 やはり、間違っているかも知れない事もあるので、リスクの取りすぎには注意が必要だと言うことですね。あと、出ている数字を過信することも・・・・。 で、解説よりも先にデータを見る大事さを実践していきたいです。 http://kaeru.orio.jp/blog/2010/02/book_23.html
何冊本を読んでも数字とかデータとか統計は苦手・・・でも生のデータから自分の仮説を立てて、論理を組み立てるということができるようになってくれば面白いのかも。コンサルとかやりたい人には必須のスキルだと思います。
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