箱の中 (Holly Novels)
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箱の中の感想・レビュー(456)
★★★★★ 良かったです。堂野も喜多川も好きだ!痴漢の冤罪で服役する事になってしまった堂野と、何のこだわりもなくただ刑期を過ごす喜多川。学もなく愛情を注がれた事もない、それを何とも思わず生きている。堂野は不安や悲しみ、騙され奪われる事への憎しみの中にあって、ただ淡々とだが優しくしてくれる喜多川を不思議に思う。「ありがとうって言えよ」と子供の様にねだる喜多川が何だが可愛くて可哀想でした。二人には幸せになって欲しいな…。
ひょっとして喜多川は「普通の人」に恋をしたんじゃないかな。今まで「普通じゃない人」に囲まれてたから(母親と犯罪者みたいな)、そして「普通」の堂野に惹かれた。大江のその後がちょっと気になる・・・
喜多川の物事の知らなさ加減が、「こういう言葉は知ってて、あんな簡単な言葉は知らないの?」とちょっと腑に落ちない部分があったけど全体的にはBLの域を越えてる。堂野の辛さ、死にたいと思う気持ちが痛くて痛くて泣いた。喜多川がストーカーっぽいけど…それが【檻の外】で払拭されることを期待して今から読みます。
これって続編ありきでこの結末だったんだろうか?そうじゃなかったらリアルタイムで読んでた人はどんな気持ちに・・・喜多川がこの精神的幼さで28歳というのが絶妙で良い。これが19や21ではこの人物の歪さが出なかっただろう。
執着が凄いなぁ~との刑務所での生活が新鮮なだけだっただけど、続編(?)を読むと、違う趣が出てくる。人としての感情、人との繋がり、人は独りでは生きていけない、男女関係なく・・・そういう悲しさ、寂しさ、厳しさ、そして愛しさを全て網羅している。
文体と設定のミスマッチが良い作品だと思います。犯罪や刑務所の中の様子等、すごく勉強して書かれているのが伝わってきます。知らないことがたくさんあって驚きました。喜多川の発言は、とても心に響きます。真理を語る人間の言葉は時として薄く感じてしまうことがあるのですが、彼の言葉はすごく純粋ではっとしました。物語に振り回されてどうなるの?な気持ちはまだまだ続きますが、芝さんが動いてくれてよかった。痛いシーンもありますが、房内の人がプリズンみたいにドロドロしすぎなくて個人的に安心した(笑)
初めてBL小説というものを読んだが、持っていたイメージが完全に変わった。この作家さんだからというのもあるだろうけれども良い出会いをしたと思う。
再々読くらいです。敬愛してやまない木原先生の代表作(^ω^)喜多川の堂野への執着は恐ろしいです。しかしここまで愛することができる喜多川には羨ましさも覚えます。そんな喜多川の愛と呼ぶには重すぎる思いは、大江視点になる後半の脆弱な詐欺師で純粋さとひたむきさが明らかになり、喜多川を救ってくれと願わずにはいられません。木原先生は人間の醜悪な面をえぐり抜く作風で、読むと気分が重くなりますが、なぜか満たされます。不思議。木原先生大好き(^ω^)
堂野が言った気持ちが幼いという表現そのままの喜多川。姑息な大江視点で浮き彫りにされた、不器用でピュアでただ真っ直ぐな喜多川を知ったら、もう誰かなんとかしてあげてと痛切に願ってしまった。喜多川には堂野が人生のすべてなんだという事実だけで、胸がいっぱいになった。そうして、芝さんが現れて話をつけてくれたから、読んでる自分の持って行きようのなかった気持ちまでが救われたよ・・。S1
痴漢で冤罪、刑務所。あらすじ読んだだけでは絶対読まなかったと思うけど、評判がいいので手に入れようと・・堂野は刑務所で喜多川に出会い、普通に接していくうちに喜多川にほれられ、なつかれ、ほだされますが、先に出所した堂野は喜多川のことが気になりつつ結婚してしまいます。喜多川も出所し、堂野を忘れられなかった喜多川は何年も探偵を使って探していて・・喜多川の気持ちが一途で切ない。刑務所仲間の芝がいい奴でよかった。
読んで良かったって誰しもが思って欲しい。初めてBL小説を読んだ作品で、こんなに泣くとは。違う作品読めないなって思っちゃう。
積みっ放しで早や1年以上が^^;でも読み出したらやっぱり一気読みだった。人として色んなコトが欠落したまま大人になってしまった喜多川。初めて知った感情が執着なのか愛情なのか・・・本人はその違いもわからないんだろうな。読んでる私もまだわかんない。それを一心に注がれる堂野の戸惑いや迷いはわかる。取り敢えず、後半の芝さんグッジョブ!ってコトで「檻の外」いってきます!
買ったまま3ヶ月近く放置してようやく読みました。木原作品は『秘密』に続き2作目。この本を読んで私は木原ワールドが苦手なんだと実感しました。好きな人は本当にハマりそうな世界観なんですけど。ハマれなくて本当に残念。
漸く読む決心がつきました。木原さんの作品はじっくり読める気分の時でないと手をつけられない。生きていれば理不尽な事なんて山のようにあるけれど、周囲の人生まで変えられてしまったらたまらない。でも、理不尽だと感じる事もできないくらい喜多川は愛情も教育も受けずに箱の中にいる。いろんな「ありがとう」をくれた堂野に一途に愛を与え求める喜多川がせつない。堂野の揺れ動く気持ちも理解できる。この不器用な二人を見守ってる読者として胸が痛みます。
いろんな事が悲しすぎるし、切なすぎる。不条理な事もこの上ない。喜多川の無垢さと一途さが救いだが、それもそれで切ない。大江の弱さで、喜多川の強さが際立つ…堂野はこの強さと対峙できるのだろうか。
暗闇の中、ただ与えられたものを食べ請われたことを行い呼吸をする・・・を「生きること」としてきた喜多川にとって 堂野は小さく暖かな光だった。一度光を見たからには、もう失うことは考えられないほどに・・・。あまりにも無垢なその要求を斬り捨てられなかった堂野もまた失ったものを少しでも埋めたかったのかも知れない。刷り込み、愛、同情・・・なんとでも名をつけることのできる飢え。でもそれは「箱の中」だけのことではなく「普通の人」探偵大江の中にも芽生える・・・諦めきらない思いを『執着』と言えばいいのか・・・?(汗)
【課題図書】人生の明暗なんてどこでどう変わるのか予測もつかない。痴漢行為で実刑判決を受けた堂野。最後まで無実を主張し戦った果ての刑務所入り。堂野にとってのムショ暮らしとは墜落の末に辿り着いたまさに奈落の底。どん底で出会ったのは子どものように真っ直ぐに気持ちを投げつけてくる喜多川。乱暴だがその邪心のなさに荒みかけた心を救われる。「脆弱な詐欺師」から探偵・大野視点で語られる喜多川がもうどうしようもないほど痛々しい、そして愛しいと思う。
えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
基さん、へへへ 流れる石のような一言・コメントについ(笑) 実は先ほど「檻」を静かに閉じたところです・・・小一時間ほど惚けておりまして、まだ波のように引いたり押し寄せる感情の揺れにユラユラしてます。鏡に映った自分の情けない顔・・・
ナイス!
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11/27 01:54
基さん、へへへ 流れる石のような一言・コメントについ(笑) 実は先ほど「檻」を静かに閉じたところです・・・小一時間ほど惚けておりまして、まだ波のように引いたり押し寄せる感情の揺れにユラユラしてます。鏡に映った自分の情けない顔・・・
ナイス!
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11/27 01:54
えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
Romiさん、ええ 涙腺崩壊でした。鼻も喉も痛いし。まだこっちの世界に復帰できてません。一冊だけ持っている「ergo5」(木原さんのコミックアンソロ)に草間さんのはしやすめ寸劇があるのですが、「なつやすみ」読後に見ると感慨もひとしお、なんということのない見開きにまたまたグシュン。
ナイス!
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11/27 02:15
Romiさん、ええ 涙腺崩壊でした。鼻も喉も痛いし。まだこっちの世界に復帰できてません。一冊だけ持っている「ergo5」(木原さんのコミックアンソロ)に草間さんのはしやすめ寸劇があるのですが、「なつやすみ」読後に見ると感慨もひとしお、なんということのない見開きにまたまたグシュン。
ナイス!
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11/27 02:15
【課題図書】木原作品に出てくる「普通の人」って、生々しい位本当に普通で根が張ってて梃子でも動かない。なのに流されやすくて自分の気持ちの所在も見えなくなってしまう。堂野もまさにそう。喜多川の出所日に迎えに行けなかった彼の涙は一体何だったんだろう。名前のつけられる何かだったろうか。。片や、喜多川は出会って間もない堂野への想いをきっぱり「愛」だと名付けている。出所してから、自分の身をすり減らしてまで堂野を求めるひたむきさが辛くて切ない。二人の気持ちが少しでも交差する日はまた来るのかな。。
【課題図書】 再読。喜多川は洞窟に住んでいた獣だ。そこへふらふらと迷い込んだ堂野は、獣にとって恩寵に等しい奇跡だったのだろう。本来なら当たり前に与えられる筈の愛情や誠意。見返りによってしか得られなかったそれらを、堂野は無造作に差し出す。堂野にとっては何気ない言動が、喜多川には逐一特別になってしまう温度差が哀しい。必然として、無垢なほど一途に堂野を求める喜多川。けれど、そんな喜多川を受け止め切れない堂野の戸惑いと罪悪感の方に、より共感してしまう私がここにいる。だからこの物語は、幾度読んでも胸が痛む。
木原さん特有の堕ちゆく閉塞感と、戸惑いを孕んだ浮上の絶妙さ。痴漢冤罪は実際多いらしいが、真偽の見極めが難しいものでもある。自分を曲げられなかったクソ生真面目な堂野。世間の「普通」からあまりにも外れていた喜多川は、堂野によって人間らしい感情が芽生える。彼に執着するのも自然の流れだろう。喜多川の思考、興味は全て堂野に向かう。それが「箱の外」に出てからも決して変わらないところに、普通ならば空恐ろしいと感じるはずだが、捜索を依頼された大江と同じく、可哀相だと、不毛なまっすぐさにやりきれない思いでいっぱいになった。
メイ&まー
Romiさん、色んなところから失礼します(笑)。ああやっぱり「箱の中」&「檻の外」気になる><交渉人終わったら読まな!!あ、それと私も麻生&練、大プッシュです!好きすぎて今でも思い出すと胸やら胃やら痛み出します。あうう。。
ナイス!
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11/09 15:17
Romiさん、色んなところから失礼します(笑)。ああやっぱり「箱の中」&「檻の外」気になる><交渉人終わったら読まな!!あ、それと私も麻生&練、大プッシュです!好きすぎて今でも思い出すと胸やら胃やら痛み出します。あうう。。
ナイス!
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11/09 15:17
Romi@いつも心に太陽を!
メイ&まーさん☆ コメントありがとうございます!(b^ー°) 「箱・檻」は心して読んで下さいませ!その分たくさん得られるものがあるかと思います!私は「聖なる黒夜」を心して読みたいと思います〜
ナイス!
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11/09 16:24
メイ&まーさん☆ コメントありがとうございます!(b^ー°) 「箱・檻」は心して読んで下さいませ!その分たくさん得られるものがあるかと思います!私は「聖なる黒夜」を心して読みたいと思います〜
ナイス!
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11/09 16:24
木原さんの作品中には直視できないシーンがある。それはきっと誰しも持っている醜さや狡さなんかがあるからなんだと思うのよ。そういう負の部分をさらけ出して書くことのできる希少な作家さんだよね。堂野は本当に不運としかいいようがない。あのままいくと気がおかしくなっていただろうけどそれを留めてくれたのは喜多川だった。喜多川もまた堂野のおかげで人間らしい部分も持つようになり(その表現方法は如何なものだが)。堂野をそっとしておいてあげたいという反面喜多川にも愛する人といる喜びを与えてあげたいとも思う。続きが気になります!
堂野は本当に普通で思いやりがあって不器用なキャラ。刑務所で攻めに執着される貧乏くじを引かされてるのか、常人なら実現できない愛情を与えられるという当たりを引いたのか、それって受け止め方次第なんだなと。
読もうとするたびに気が重くなって目をそらしてた作品。でもこれは読んで良かったなと本当に思います。読み始めると一気にお話の世界、“箱の中”へ引き込まれる。喜多川の不幸な生い立ちや何かが欠けてしまった人間性にジットリしたものを感じつつ、堂野のとる行動を見守ってしまう。喜多川の子供みたいな純真な言葉が胸に切ない。視点が第三者の探偵大江と変わる後半でも、ジメジメした人間模様が描かれていて…いつしか堂野に辿り着くことが読み手にもただ一つの希望のように思えてくるのだ。この次巻へと引き離さない読み応えが素晴らしい!
私の中では殿堂入り作品です。生い立ちの不幸によって情操に欠落のある喜多川が、それゆえに、口にする言葉は、いつも本質を突いていて、胸に刺さりました。檻の外での、この二人のその後の人生も胸に迫るので、ここでやめてしまわず是非読んで欲しいと思います(決して読後感は悪くないですよ)
主役の二人は恋愛というより親子のような依存関係に思える。渇望するというか飢えるというか、ひたむきな強い想い。この作者は特殊な人間の強さ、普通の人間の弱さを描くのがとても上手い。
箱の中の
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感想・レビュー:110件











































