タタール人の砂漠 (イタリア叢書)
タタール人の砂漠を読んだ人はこんな本も読んでいます
タタール人の砂漠を追加
タタール人の砂漠の感想・レビュー(64)
たまの休みをアニメだのゲームだので潰してしまい後悔しながら次の休日にもそれを繰り返し次こそは有意義になどと心に決めるも結局何もできない系ダメ人間に読ませたい小説ランキングナンバーワンおれ調べ。いつの「現代」においても通じるであろう、正しくモダンな小説。脇功氏の訳が美しい。
02/07:みや
01/22:茶道
12/15:デンドロカカリヤ
とあるネットの片隅で、その名声を聞いて手に取った一冊。なるほど、評判に偽りなし。「なにも起きないじゃねーか」と読み進めていくと、何も起きないよりひどいラストが待っている。ドローゴの体験が、きっとオルティスにもマッティにもあったんだろう。でも千載一遇の戦さがついに来たのに、それを目の前でさらわれたドローゴの方が何倍も読者のハートにこたえる。つらい、つらすぎるよドローゴ。イタリア文学は名作多いなあ。
何もせず無為に過ぎていく年月、そしてかつては親しかった友人、婚約相手とも疎遠になり、ますます一つの願いに固執するようになる。主人公ジョヴァンニの人生は、ほかの多くの人生のアレゴリーとして描かれており、痛切な皮肉をしっかりと感じる。ジョヴァンニの死の間際の一瞬の至福ですら、私たち生きている人間から見れば寒々しい。その他の細々とした内容について考えるに、ブッツァーティは人生というものを、徹底して失敗の連続として描こうとしたのだろう。しかし、まあ、ああいう人生もひとつの人生ではあると思うのだが。
11/22:kk5
読む劇物。小説に擬態した精神攻撃装置。
triplealpha
>>瀧さん よく書かれた本であるという、まさにそれゆえに、読んだ私の精神力が削られ、一行の感想を記す余裕しか残らなかったのです笑 積ん読中の瀧さんの感想に期待!
ナイス!
-
10/17 01:05
>>瀧さん よく書かれた本であるという、まさにそれゆえに、読んだ私の精神力が削られ、一行の感想を記す余裕しか残らなかったのです笑 積ん読中の瀧さんの感想に期待!
ナイス!
-
10/17 01:05
09/12:kentado
08/01:AF瀬戸内海
05/09:反る
何も起きない。でも相変わらずブッツァってる。直球のいわゆる幻想小説ではなく、ただ皆が悶々としてるだけ。でも息の詰まるような漠然とした不安や焦燥感が幻覚や幻聴を生む。こんなダウナー系日常アニメを見てみたい。是非京アニで。映画も結構良かった。
”ここにいても何もない、けれども何か起きるかもしれない、かもしれない、だからここから抜け出せない”そう思いつついつまでも砦から抜け出せず、ほんのちょっとした変化から大きな事を期待する兵士たちの話。最後はとても虚しい。
遥か国境の砂漠を臨む砦、そこに配属された将校の話し。出世と忍耐、安牌と挑戦、機会と犠牲、主義と国家、長い勤め人人生で出会う多くの岐路がこの砦には集約されている。誰もがこの砦に入り、何れは出ていくのだが、この安全な隠れ家から飛び出すのは実は容易ではない。眼の前の砂漠に飛び出すものなど誰もいない、ただ街に日常に引き返すだけなのに、未知の砂漠の向こうから現れるかもしれない機会を得るために、その機会を得る権利を失わないために、少しずつ自分自身を犠牲にしていく。そうか、砂漠の砂は兵士のかけらだったのだ。
02/19:赤穂浩之
11/08:多聞
人生は輝かしいものであってほしい、と誰もが願う。希望をはがされ、再び望みを鎧い、またはがされ、ぐるぐると逡巡しながら終わりへと近づいく。あー、もう、今の自分に不安が生まれるから読まないほうがいいと思っていたのに、ブッツァーティのつむぐ時の流れに身をゆだねてしまった。
10/11:a_s
09/29:りふりヴ
07/08:ぽんず
夢は何度でも見ることができるけれど人生は一度きり。だから現実を直視しろと言っても、その現実もまた夢のフィルターを通してでしか見ることが適わないのが人の業というものなのかしら。
06/19:donau
06/05:2manyDJs
1940年に書かれた本だけど、まるで古さを感じさせない。訳もいいんだろう。すんなり頭に入ってくるし、自分が要塞に立ったことがあるように風景が目に浮かんでくる。主人公ドローゴの人生は悲惨なものだけれど、決して他人事ではなく、いやむしろ人生とは結局のところこういうものなのかもしれない、と認めざるをえないようなところもあって、読んでいてなんだか胸が苦しくなった。この作品は100年たっても色あせず、共感を呼ぶだろうと思う。
これはすごくよかった。なにかの大冒険が俺の人生を輝かせるんだ、なんてみんな考えることですが、それをリアルに追及しまくったのが本作。ドローゴさん・・・きついぜ。特に好きなシーンは、夢を見続けることに馴れた主人公が元カノに会うところです。ふたりは互いに距離を感じてしまっているところなんですが、話が詰まり、庭へでたところで・・・ 主人公「あ・・・いい天気だね」元カノ「ええ、そうね」 彼女が寂しげに笑うこの瞬間、ああ、もうダメだ。 あともういっこ、母親が主人公の足音に気付かないシーンが切ない。
05/05:tm
03/30:aria6252
03/23:*藤紫*
03/18:ぼんのー
まだまだ・・・これから・・・そんなことを思い待ち続ける。すばらしいものがこちらにやってくると信じて。青春時代が終わったとき、そこから何をするべきなのか?タタール人を待っているだけじゃ駄目なんだ。人生のページは無慈悲にめくられていき、そして、酔生夢死してしまうのだから。
02/13:いなもと
素晴らしい読み応えだった。真の絶望ではないのだと思った。むしろ下手に希望があること、それが何よりも残酷なのだと。ちっぽけな希望を散らつかせて、逃げ水を追うような人生を送らせる。たとえどんなに弱々しい光であっても、必ずや見逃さないように研ぎ澄まされていった心の視力。それを身につけさせた、その残酷。
12/21:fatbob
11/30:ロシアンブルー
タタール人の砂漠の
%
感想・レビュー:27件




























