失踪日記
失踪日記を読んだ人はこんな本も読んでいます
失踪日記を追加
失踪日記の感想・レビュー(493)
何度目かの再読。失踪、アル中、ホームレス、身分を隠して就職。連れ戻される。漫画家「吾妻ひでお」の経験談だから面白く、「吾妻ひでお」の漫画だから深刻にならない。逞しさと碌なし加減に、また勇気を貰った。もう一回、読むだろうな。
ホームレス生活、配管工、アル中治療のおおまかに分けて3編。時期は前後するがその合間に漫画家生活について。暗くなる他ないテーマを、「リアルだと描くの辛くなるからね」という一言で、まったりと読める話になっているのが、実はすごいのか?それにしても、奥さんがすごい気がする。
失踪からのホームレス生活、配管工としての生活、自伝的なもの、そしてアルコール中毒になってからの入院体験。画も、物語も非常にすっきりしている。だから、どんなに悲惨な状況であっても、ゆっくりと眺めていられる。この作家という濾過装置が新鮮で心地よい。
人間て結構危ないものを食べても意外と平気なんだなって思いました。アル中の人々の話も興味深くて、お酒には気をつけようと誓いました( ̄∀ ̄)
内容は洒落になっていないのに、漫画としての力で独特の不条理感とコミカルさが出ているのがすごい。吾妻ひでおの、漫画家としての自伝的エピソードも入っていて興味深い。アル中編といい配管工編といい、ある種の異世界だなあ。読んでいて暗い気持ちにならないのも素晴らしい
芸術家は大抵常人には理解できない狂気を秘めているのかもしれないが、彼はそれを徹底的な堕落という形で具現化しながらも、生を捨てられず、さらには自らの体験を冷静に観察しながらギャグとして作品化している。しかもその作品は見やすく洗練された絵と整然としたコマ割りで構築されている。生と死。主観と客観。堕落と洗練。様々な対立を内包しているだけに、ギャグ漫画でありながらどこかにガラス細工のような美しい危うさを感じる。
再読。ホームレス乞食生活から配管工を経てアル中病棟生活までの悲惨な実体験を面白く読めるように描いている。個性ある登場人物にも魅力があった。
話題の西村賢太『苦役列車』のさらに下。「まだ食べられる物を捨てたりするから浮浪者がたかるんだよね」とか日常生活では言っていたりしたが、所有権とは何だろう?具体的には軒先にビールケースがあって中身の入ったビール瓶があったら盗るのは犯罪か?人家から何メートル離れたら所有権放棄となるか?俺は電車普段乗らないが痴漢冤罪にも共通するような話。要するにペナルティー甘い。吾妻ひでおはチャンピオン『ふたりと五人』当時から読んでいただけに「なんで先生ほどの人がこんな…」感がぬぐえないが、家庭的事情とかあったのかも知れない。
本を読む兄~で紹介されていた本で読みたいものはなかなか入手困難なものが多かったが、これはすぐ入手。すごいです。びっくりです。こんな私小説的コミックとは‥。おかしいのだけれども、やるせなく、笑いつつ、息を呑む、そんな連続でした。1週間くらい、毎日、ペラペラ読んでしまっていました。そのうち、なんかおかしくなりそうな気がしたので、本棚にしまい込みました。
ぐだぐだした理由は無いというか、いらないのかな? 淡々と、ある日失踪してホームレス生活。失踪していた本人もさることながら、作中で描きこんでない家族もすごいなぁ、と思わずにいられない。
エッセイ漫画なのかと思ってたが、違った。きっちり物語というか面白い漫画だった。吾妻ひでおは漫画家で客観的に自分を突き放して見つめて話をつくる才能があったけど、そういうことが出来なくて絶望して死ぬ人とかも結構いるんじゃないかな。
自己を対象化して作品に出来るところは、失踪する一般人との最大の差でしょうか。最初の方にも「なるべくリアリズムを排除して描いてます」とあるように、実際は漫画のようにコミカルなことばかりではなかったはず。一角の漫画家から配管工になるとこなど私からしたらネタとしてやってるとしか思えないのですが、本人としては真面目(?)に逃げた結果なんでしょうね。
再読。定期的に読んでいるのです。なぜだろう、読むと何か癒される感じ。自分は酒好きでも放浪癖もないのだが、何か憧れるものでもあるのだろうか。それとも、日常をちょっと外れると、ここまで非日常の生活があるということへの興味なのだろうか。
現実は壮絶なのでしょうが、作者の乾いた目線で淡々と描かれています。全部実話です(笑)って書いてありましたが笑えませんでした。何だかしみじみしました。
全部実話、って言うのがスゴイ!他人から見てそこそこ成功者なのに、その生活をバックレて捨ててしまうのは、アルコール依存という病のなせる技だろうか。そういえば、ホームレスの中には、精神疾患を持っている人が少なからずいrとか、、。でもヒトは時々今と違うもう一つの生活に憧れる。
徹底的に自分を客観視できないと、悲惨さに引きずり込まれる。自分自身さえも茶化してしまってるから面白いのかなと思った。何度も読める。
失踪日記を読んで怖いと思えるうちはまだ人として大丈夫なんじゃないだろうか。問題なのはこんな生活もいいんじゃないかとか思ってしまう俺みたいな人だ
失踪日記の
%
感想・レビュー:134件














ナイス!


































