氷
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氷の感想・レビュー(83)

最高最高アンド最高。次々に飛翔する主人公の語り口は異様な思考と相まってこの世界を形成する重要なピースである。……まぁそんなことよりもこれは最高のツンデレ小説ではないか、キミ。これに比べるならそこらの薄っぺらいキャラなど児戯にも劣るわい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(1) - 02/12
スズツキ
他のカヴァン作品も読みたいけど入手難度がネック。短編に至っては『季刊NW-SF』に収録されたままというものも数編あって困難。また、訳者によるとかつてはサンリオSFで『アサイラム・ピース』発刊の予定があったそうだが……。
ナイス!ナイス! - 02/12 13:01


題名の通り、この寒い時に読んで良かった作品。オールディスやバラードの絶賛を受けているということで、期待したが面白かった。がっつりとしたSFではないので、その辺を期待しているとダメだと思う。アルビノの少女と私。どこまでもわがままで、最後まで自分勝手な私にイライラした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/27

12/30:dixi
カフカの『城』を読んだときと同じくらい凍えた。

寒い日に読むのがいい。夏に読んだときは良さがわからず、冬に再読。味わい深く読むのが好きな私からすると、淡々と事象を覗いているだけの気分だった。日本語の言い回しにもよるものも大きい。この本の文章は日本語での表記に向いていない気がする。じっくりとではなく、全体を見るようにして読んだらわかりやすかった。個人的に、私はこの主人公に嫌悪感を抱いた。男の行動は優しいふりをした暴力だ(少女も言ってるけど)。まだ長官の方がマシ。

09/15:ueda_azana
07/31:nasu_b
と戦争に覆いつくされつつある終末世界で逃亡する女と追い続ける男。降り積もっていく雪層のようの、淡々とした悲劇がアイシイに更新されていく。

07/20:Unbekannt
07/18:g h o s t
04/03:kentado
03/10:mikana
01/13:monel
12/23:59sho
「私」の分裂気味な語りが延々と続いたり、突然幻視が挿入されたりと翻弄されっぱなしだったが、しかしそれがすごく不思議な、かつ冷たく透き通った世界を描き出していてすごくよかった。こういうビジョンが描かれるに至った背景よりも描き切れている事実に驚いた。何が起こっているかわからないのにすらすら読めてしまうのがすごい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/10

09/27:aria6252
09/05:livres
終末の世界での漂流譚。覚めない悪夢を見続けている気分になる。精神が消耗しそうになる暗い話であるにもかかわらず、伝わってくる書き手の不安定な執念に憑かれてページをめくらずにはいられなかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/16

寒そう。寒そうすぎて凍える。紙の素材がつるつるすべすべで、ずっと撫で撫でしながら読んでた。名前もなく「私」も「少女」も統一されてないので状況がわかりづらかった。美しいがために我儘なのか、幼いから不安なのか。人間素直にならなきゃだめだなあ
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/19

06/13:avycko
“私”の内にある分裂――願い通りに少女を胸に抱いたならば、さらに力を込めてそのガラスのような体を一思いに打ち砕いてしまいそうな暴力への衝動と、愛情豊かに暮らすインドリ(歌うキツネザル)たちの無垢な姿と魅惑的なその歌声に、狂おしいほどに憧れてしまう純粋な気持ちとを、同時に秘めている――この一見正反対の方向への人格の分裂に、とても興味深いものを感じた。誰も彼も…とまでは言わないが、実は人はそんな風に引き裂かれていたりする存在なのかも知れない。…そんなことをうっとり思う。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/07

05/26:blau_m
図書館に予約したらサンリオSF文庫版が届いた。ちょっと嬉しい。私はこの本に没頭することができなかった。救いのない絶望しか感じられなかったのだ。都市を平らにならし迫りくる氷の災厄。戦争、長官、私、少女。人間の感情も理性も超越した極寒の世界。すべてが死に向けて進みつつある中で、少女を求め追う私。固有名詞を廃したストーカー譚は、少女を連れた私が車で逃走するシーンで終わる。しかし冷たく美しい世界から逃げ切れるはずがない。その絶対的な絶望が、逆に救いとなるのだろうか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/25

10/19:asdf
圧巻。

単純ともいえるストーリーなのにそこここで歪み、迫りくる氷は灼熱のイメージ。醒めたくない悪夢、とでもいおうか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/13

08/03:io
まさに氷のような小説
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/27

07/15:crysalis
熱い南米文学の後は、硬く冷たい物語。死もしくは終末、ひょっとすると究極の愛のメタファとしての氷が静かな地響きとともに迫り来る。カフカの物語の持つ不条理にも似て、断片的に挿入される妄想に翻弄され、歪むストーリーに迷い、少女(とその心)になかなかたどり着けない「私」の遠い道のりに心乱される。強烈な印象を残す一冊となった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/01

05/24:
三分の一くらいまで読み進めたところで、ぱっと視界が開けたようになって、そこから一気におもしろくなった。主人公のことはよくわかるしやっぱりよくわからない、好きだし嫌い。冷たすぎる氷はむしろ熱いと感覚され、耳を聾する轟音は、静寂に身を引きずり込む
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/09

05/02:balanco
04/25:errance
04/25:kanadai
03/30:mirai
h
「男」「長官」「少女」という三名の主要登場人物の自我も、複雑な対立構造を交えつつ分化していた作品世界も徐々に融解してゆき一つに同化していく。主要人物以外の群衆や地球環境までもがみんな躁と鬱を交互に繰り返してる。「氷」から連想されうるあらゆる終末的且つ幻想的な描写とかったるいストーリーの組み合わせがたまらなく楽しいです!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/14

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氷の 評価:84 感想・レビュー:35
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