ブラバン
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ブラバンの感想・レビュー(211)
確かに読みにくいところも解りにくいところもあるけれど、多彩な登場人物が効いている。興味深く読めました。何より、そんな沢山の個性が集まれたブラスバンドは、貴重だったのだろうね
何という辛口な青春小説を読んだ。でも最後に主人公に関わった死者たちに捧げる祈りがすべてを救う。 音楽って人を変えるし、鼓舞するし、無くてはならないものだけど、毒にもなる。そんなことを高校のブラスバンドを通じてシニカルに語ってくれる傑作です。 出てくる楽器すべてを本当に演奏したくなるから不思議です。新たなる音楽小説の誕生。そして佐藤多佳子やはらだみずきの青春小説を読んだ後だったので余計にそのシニカルさがずしんときます。音楽に挫折した主人公が同じの「舟に乗れ!」に近いテイストです。
『ブラバン』は青春群像劇ではなく、その群像を追憶する一人の男の寂しい随想というべきだろう。だから人称が入れ替わることもないし、過去の出来事が即興演奏のようにとつぜん挿入されたりする。語りは冗長で中途半端、結局どこにも辿り着かないこの物語は悪く言えば小説未満とすら言えるかもしれなくて、賛否が分かれるのも頷ける。しかしながら、思うに、「あの頃」とは元来こんなふうに決して上手には語り得ないものなのではないだろうか。とすれば、ここに書かれているのは著者自身の「あの頃」に限りなく近いはずだ。(続)
これは本当に吹奏楽やった人しか分からないよなあというような話が一杯。時間もあっちこっち行くのでちょっとわかりにくい部分もあったけど、懐かしさをしみじみと味わった。私もあのときの仲間たちとまた演奏してみたいような・・・
主人公・他片等が語り部となり、80年代の高校生活(主にブラス部のメンバーとの思い出)と、40代になりある事がきっかけでバンドを再結成させるために奔走する現在とを交互に描いた青春小説。卒業してから連絡を取り合う仲間は限られ、大半の住所は特定できず、忙しさやある事情から参加できない者もいる。そこに月日の重みを知る。それでも再会を果たし、練習できる場所、指揮者の存在、現実味を帯びていく再結成。じわじわ沁みるいい作品だった。
登場人物の多さの割りに読みやすい。過去と今の対比で織り成す構成がいい。音の表現はあまりないものの吹奏楽部特有の文化系と体育会系のハザマのような空気をよく感じられた
も の す ご い丁寧に書かれていて、読みにくい。しかし、同じ楽器吹きとしては、たくさん練習できるのはうらやましい。自分の楽器を手に入れるワクワク感、よくわかるよ。
やっと読み終わった。長かった! 時々ぐっとくるところもあったけど、広島で吹奏楽じゃなかったら、途中で読むの止めてたな。 最初の「バスクラの秘密に気づいてしまった」の意味がわかんなかったー(><) 最後まで読めばわかるかと思ったけど結局出てこず、最初を読み返してみたけどよくわからないー。 もやもや感が残った。
想像していたよりも 「昔は良かったね~」みたいな中年男女が高校時代を懐かしむ感じ。 もっと汗と涙に溢れた ブラバン活動中!を想像していたので、少し残念。 登場人物も多すぎて混乱。★★大麻を隠し持って来日したポール・マッカートニーが一曲も演奏することなく母国に送還され、ビル・エヴァンスがジョン・ボーナムがジョン・レノンまでも死んでしまった、1980年(昭和55年)。
主人公が自分と同じ楽器だったので共感する部分もあったが、80年代ということでわからない部分もあった。回想が多く、現在と過去の対比のような感じ。部活を引退して少し経ってから読んだのがよかった。部活をやっているころに読んだら今とは違った感じ方をしただろう。
吹奏楽経験者で広島にも住んでいたことがあり、これは! と思って読み始めました。が、残念。誰が誰だかわからなくなってしまう……。高校生時代も妙に大人びていて夢物語みたいな印象を受けました。いくつか意味のわからない文章もあったし。名前はきいたことがある作家さんあのできっと他におもしろい作品があると思ういうことにした。
この感じ。淡々とした描写なのに胸がつまるような、迫るものを感じるのは自分も作中人物の年齢に近くなってゆきつつあるからでしょうか。ブラスバンドもやった事はないし自分とどこが重なると言う事もないのに、ラストまで含めてものすごい現実感でした。
元吹奏楽部としては、楽器ごとのキャラが出ると面白かったのかも。クラリネットはカワイイ系が多いとか、パーカッションはノリが良すぎる、とか。別に、ブラバンじゃなくても良かった気がするので、ちょっと期待ハズレ。
パノラマ写真のような群像劇で、むしろ登場人物が多いからこそ、この小説は面白い。酸いも甘いも噛み分けた大人の人に愛される本だろうなと思います。私は10年後、20年後にもう一度読みたい。それまで大事に取っておかなくてはな。
申し訳ないのですが、飛ばし読みしてしまいました。登場人物がやたら多く、話の流れも冗長に感じられ、また、時間軸も行ったり来たりするので読みづらいんです。もう少しキャラクターを絞り込んでコンパクトにまとめてあれば感情移入できたかも。
『ブラバン』というタイトルから「高校生・これぞ青春」といった内容を想像して本を開いたが、その予想は半分ほどしか当たらず。冒頭の死に始まり、この作者なら何かを仕掛けてくるだろうなとどきどきしながら読んだ。ジュヴナイルの先に待ち受ける現実へは失望したし、時間の流れには怒りすら感じた。語り手の語れない「直近の話」は何を意味しているのか。一つだけ心当たりがあり、そうであって欲しいなと無性に思っている。ミサキラヂオの原点を見た気がした。
はっきりいって面白くなかった。なんでだろう?ひとつには登場人物が多すぎるからかな。これを読んで吹奏楽またやろう、て気にはとくにならなかった。
ブラスバンドの青春もの。と思って読んだもので、あまりに違って途中で読むのをやめようかと思った。でもとりあえず読んで…うーんよくわからない。リアルといえばリアルだけど、好きではなかった。
強豪校ではない学校のブラスバンド部の昭和50年代はこんな風だったんだろうな。雰囲気はよく伝わってきました。ただ、皆さんご指摘のように、エピソードと登場人物が多すぎて、内容が希薄になっている点が気になった。
大切に時間をかけて読んだ。ページごとに胸に迫って涙が出るからだ。青春小説でも人生讃歌でも音楽郷愁でもない。私小説、個人的体験のディテールの積み重ねが人間を作る過程だ。情緒的なのに骨太。
表紙のイラストが良いです。なんで良いのかなって気になって調べて見たら、昔僕が好きな漫画家さんでした。僕とはちょっと年代が違うのだけど、でも学生時代の音楽に対する思い入れは似たような感じでした。ひとつひとつの楽器の説明もさらっと流していて悪くない。登場人物が多いのも気になりません、というか必要なんですね。何度も読める本です。しかもこの本はアマゾンで10円で買いました。かなりお得。
作者はおそらく広島と高校時代とブラスバンドに特別の思い入れがあり、それを題材に作品を書きたかったのだろう。いろんな話を入れすぎて、どれも印象が薄いし、登場人物が多すぎて、ついて行くのがしんどかった。もう少しメリハリがあれば、もっと楽しめたと思う。ただ、多くの高校生がそれほど中身の濃い高校生活を送っていたわけではないと思うから、現実的といえばそうかもしれない。人生を切り取ることの難しさを教えてくれていると思う。
ちはや@灯れ松明の火(文さんに協賛!)
確かに、青春フィクションというより実話ドキュメントっぽい話ですね。中盤までは誰が誰だかよく分からなくなって、海外ミステリのようにいちいち登場人物一覧を見ながら読み進めてました。
ナイス!
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02/14 23:01
確かに、青春フィクションというより実話ドキュメントっぽい話ですね。中盤までは誰が誰だかよく分からなくなって、海外ミステリのようにいちいち登場人物一覧を見ながら読み進めてました。
ナイス!
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02/14 23:01
友達という安易で幼稚な響きが似合う関係じゃない。人生の中のほんの数年間を共に過ごし、ただ音楽好きという大雑把な共通項でくくられた吹奏楽部員たち。四半世紀止まったままの時計の針を一人が巻き戻そうと試みた。甦る音色。単純に明るいだけではなく、赤面モノの青臭さや忘却の彼方に葬り去りたいような恥に満ちた記憶。それでも眩しくて堪らないのはその輝きには手が届かないと分かっているからだ。もう戻らない日々、もう帰らない仲間たち。耳の奥で流れる不揃いで不格好で力に満ちていた旋律。あの場所に、少しだけ還ろう。
「友情」にも「音楽」にも重きを置ききれない、「元顧問」との関係も中途半端な印象で・・・でもこのすべてに中途半端な感じが逆にリアル感を誘ってるような物語でした^^;
吹奏楽部の話ですが、主人公は本当に部活を楽しんで、好きでやっていたのかイマイチ伝わってこなかった。80年代の音楽シーンのうんちくも満載で、読者を置き去りにしている感があります。主人公と同じ年代とか吹奏楽をやっていたとか当時の音楽やミュージシャンに詳しいとか、何らかに共感しながら読むことができればもっと楽しめたかな。
現在・過去・登場人物etc.盛り込みすぎて、結局何を書きたいのかぼやけてしまったように感じる。また、主人公に感情移入できず、読後感がモヤッとしてしまった。元顧問との再会後のくだりは唐突で余計なのでは?
作者よりちょっとだけ後輩だけどほぼ同時代に吹奏楽部に所属していて高校時代はまさにブラバン一色だった私にはとても面白く、いろんな人のことを思い浮かべながら読んだ。仲間の死や、20年以上の時を経てメンバーたちと再会というのも実際に経験しているので、なんともいえないリアリティを感じつつ、後半は泣いた。最終章での他片くんの自己表現がよかった。
細部がよく書き込まれているし、全編に漂うほろ苦い味わいが嫌いではないのだけれど、ラストがそう来るのかと少し驚きました。これが現実ということなのか。
こんなに上手くいくものかな??事故にあっちゃった人とかがやけに多いし、ちょっと現実的っぽい話なのに現実味がなかった。曲についての思い出が多くて、「今」一緒に演奏する人との思い出が少ない気がした。こんなに上手くいかないよね。。。
作者自身が自分のために書いているような気がした。僕はこの小説が好きだけど、読者として大切にされていないような気になってしまった。それにしても高校の時のことをよく覚えているものだなぁ。こういう青春もありですね。
ブラバンの
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感想・レビュー:65件

















































