プラスマイナスゼロ
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プラスマイナスゼロの感想・レビュー(244)
こういう軽いながらもきちんと読ませるミステリてのは、この作者の本領発揮だなぁ、と。ミステリ部分はちと弱い気もしますが、連作ならではの仕掛けもされており、見事に引っ掛かりましたが。
めんどくさい設定もなく読みやすい、もちろん面白い。不運に変な意味ではなく喜べる感性は羨ましいが巻き添えを恐れて離れていかない周囲の人物こそできた人間だなぁと思った。連作短編となっていて一つ一つ笑わせてもらえたが最後の話だけ少しついていけないと思った。
気に入った。極めて読みやすい短編ミステリ集。オカルトありホラー風味あり(冷蔵庫はぞくっと怖かった)青春小説っぽい話もあり、でも一応謎解き要素はちゃんとあって、本格ミステリといっていい。生理的に気持ち悪い部分があるので、人によって好悪は分かれるだろう。個人的に好きなポイントはユーリのキャラクター。この子は確かにプラスで、テンコの不運をこの子の行動力がカバーしている。語り手の分析力も同じく。テンコちゃんには降りかかる不運を三人の友情パワーで力強く跳ね飛ばし続けていただきたい。
プラスマイナスゼロの発想が面白いです!ミステリーとしては……だけど、それがドタバタコメディのいい味を醸し出しました。ちなみに、私もこのところテンコなみに読書にまつわる不運が。どうしてお昼にお弁当を食べながら本をよむと思いっきりグロいシーンにあたるのか?(今回もいきなり蛇を生で食いちぎるシーンにぶちあたって食欲減退。)まあ、読書の神様に愛されて試練を与えられていると理解しておきますが。
やっとこさっとこ"読んでる本"から"読んだ本"にクラスチェンジ。杉田比呂美さんが描くと"プラスマイナスゼロ"トリオ3人とも「身長体重座高からバストヒップはおろか靴のサイズまでが全国標準という歩く平均値」になってるぞ。〜+(天地百合子:テンコ)&ー(黒岩有理:ユーリ)&0(崎谷美咲:ミサキ)〜
まずテンコお嬢様の超絶不運ぶりに感心。神様の試練じゃ片付けられないレベルなのに、めげないテンコさんは本当にすごい。それをなんとなーくフォローするユーリとミサキのまったり感がまたいい感じ。クリームソーダと豚汁、美味しそう…。
ここ最近で3冊目の若竹さんの葉崎もの。楽しく読めました。 お嬢、普通、粗暴の女子高生トリオが、死体を見付けてしまったり、といった謎に出会います。ミステリーというより、葉崎でもド田舎の高校での日常といった感じです。これが著者の言うコージーミステリーなのかな?普段の生活で、こんなに死人に出会うことはないですから。でもちょっと死を軽く扱い過ぎかもしれません。 最後の作品で、普通役の美咲が二人と友達になる話しには、著者の温かさを感じました。また、天子は遠くで見ていたいです。
日常の謎とかコージーミステリー系なんだけど、普通に殺人が起きます。なのになんでこんなほのぼのなんでしょう。死体を見つけたときの会話からして、まったりのったりのんびりで、緊張感ゼロ。「どーするよ」「あー…埋めちゃう?」
若竹さんはデビューから大好きな作家さんの1人。 淡々とした文章とチクリと毒の効いた結末が好きなんですが、こちらはわりとカラッと明るい印象。ちょっと物足りなさもありますが、キャラがハッキリしていて読みやすい。タイトルがすごくいい。杉田さんのイラストもやっぱりピッタシ!
不運すぎるお嬢様のテンコ、極悪腕力娘(と陰で噂される)ユーリ、歩く平均値のミサキ。3人集まると“プラスマイナスゼロ”なトリオの、青春ミステリーです。結構爽やかな読後感で、軽く楽しめました。「葉村」も良いけど「葉崎」も良いですね、若竹さん!
お金持ちのお嬢様で頭はいいけど信じられないくらい不運なテンコ。頭は悪いし乱暴者だけど筋は一本通っているユーリ。そして何事に対しても平均値のミサキの三人組が巻き込まれる事件の数々を描いたライトミステリー? 最初のはどちらかといえばオカルトだけど。なかなか三人のキャラが立ってておもしろかった。
全てに非現実的なのに嘘臭さが鼻を付いてこないのは流石。思わぬ仕掛けもあるし物語としても面白く飽きずに一気読み。待ち時間つぶしだったのだけど早く読み終え過ぎました。 作者にしては毒は控えめです。
「悪い予感はよくあたる」ではしてやられた。それにしても若竹さんは磯崎みたいな男が本当に嫌いなんだな。杉田さんの絵は相変わらずいいね。
面白かったです。若竹さんらしい、ちょっとシニカルでいてでも軽い文章で重くならない。「悪い予感はよくあたる」は気持ちよく騙されましたわ。3人の出会いの話が一番好き。
不良にお嬢に平凡という、分かりやすいキャラの女子高生三人が主人公。短編ミステリー。コメディー色が強いかな。色恋なしで、三人がしっかりメインだったのは個人的にとても読みやすかったけど、被害者の夫からのDVの扱いが微妙だったり、同性愛を「そういう趣味」なんてふざけた表現してたり、がっかりな部分もあって引っ掛かりつつ読了。
他の著者の事件動機はしっかりしてて発生から解決に向けても構成が良く整ってて、だからこそ読み応えがあるんだけど、実際現実の事件って、この作品に出てくるみたいに大した理由もなく始まって、呆気なく終わってしまうモンだよなーと思ってしまった。そこが若竹七海のすごいとこだと思う。
テンコさん、可哀そうです!あんまりです!しかし、よく死体に出くわす不運な人達です。結構重たい事件なのにかる~い感じで読めちゃうとこがすごいです。
ピュアフルアンソロジー2006年9月~2007年11月号掲載分に書き下ろし3篇を加えたもの…筒井康隆を読んだらすごく面白かったので自分もマネして書いてみましたという中学生はとっくに絶滅したと思い込んでいたがこんなところに存在していたとは…せめてどれか1篇でも笑えたら時間を無駄にしちゃったと悔やまなくてすむんだけどねえ…初版発行:2008年12月13日…本体1200円
ものすごく好き。この語り口調がちょっと粗野で肌に合わない人もいるかもしれないけれど、わたしはむしろこういう現実的な口調が好き。どの事件も面白いし、物語の構成もさすが若竹さんだなーと思った。何度も読みたいなあ
大好きだ。キャラが良い。タイトルが良い。表紙も良い。小説としても抜群に面白い。連作短編なのだが、中にはちょっとした仕掛けあり、超ビターな作品あり、バラエティに富んでいる。最終話を三人の出会いに焦点を当てた構成にも拍手。いやーーーーっ、ホントに素晴らしい、大好きだ。
さらっとライトに読めて楽しい。女の子3人の設定自体は珍しく無いけど、細かいキャラや会話が若竹七海らしい。明るくさわやかでちょっとブラックなのが小気味良かった。
若竹さんらしいさらっと読める軽快な作品。短編集なところも冬の夜長(?)にぽつぽつ読むにはぴったりかも。ありがちな設定だけど楽しく安心して読めますね。
☆☆☆ 葉崎の高校生三人メインの話。キャラ設定が面白い。叙述トリックに見事にひっかかったり。やられた・・・。結構ナンデモアリでエンターテナーなミステリ。クリームソーダの話が寸止めに切られて良い煽り。こういうのは好きだなぁ。若竹作品にしては、後味悪いものが無い。
成績優秀品行方正のお嬢様テンコと成績最低品行下劣極悪腕力娘ユーリと歩く平均値ミサキのプラスマイナスゼロ・トリオ。最後の話のミサキの啖呵が好き(笑)
一見、赤川次郎の本を想像させる話や登場人物のキャラクターだったが、微妙な解決で終わらせるところが若竹さん風なのだろうか、、。個人的には赤川作品の分かりやすくさらっと読めびしっと解決する内容展開のほうが好みだ。半分読んで途中やめてしまっても後悔が残らない。
成績優秀品行方正のテンコ、成績最低品行下劣極悪腕力娘のユーリ、歩く平均値のミサキは高校のクラスメート。性格の違う3人だけどいつも一緒に行動してて、運の悪さでは天下一のテンコのせいで、次々にハプニングに巻き込まれることに・・・。 そんな大騒動の顛末を描く連作集。 この3人の物語をもっと読みたいなぁ。
ピュアフルアンソロジーで登場していた3人組の作品に新たな作品も加え、一冊にまとめたもの。そのままではなくて、加筆・訂正しているとのことですが、“一年前”のお話は、正直な所、アンソロジー収録バージョンの方が好みかな。全編を通じて突っ込みつつもさらっと読めて面白かったです。
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感想・レビュー:81件














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