イリヤの空、UFOの夏〈その3〉 (電撃文庫)
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イリヤの空、UFOの夏〈その3〉の感想・レビュー(1055)
遂に動き出した巻。浅羽もちょっと男を見せてた。最終巻が気になる展開。余談だけど『女の子ならその臭いだけで妊娠してしまいそうなコタツ布団』この表現いい。大好き。
動いた、とうとう動き出してしまった。「無銭飲食列伝」まではすごく良い感じだっただけに、ある程度こういう展開になることは予想していたにせよ胸が痛い。もうここまできたら浅羽に頑張ってもらうしかない、しっかり主人公してほしいと思う。
ついに瓦解しはじめる日常。暴力的に訪れる超世界に必死に抵抗する浅羽。セカイ系の醍醐味でもある、無力な主人公がヒロインを守るために世界に立ち向かう姿が大好きです。
ヤバい。痛すぎる。文章だけでここまでの痛みを表現できるのはすごいと思います。そして親父がパイに食いつきすぎてムカッっとした。水前寺がどうなってるのか不安です。ねーちゃん可愛いよ。あと設定画集の晶穂が可愛いよ。
詳細は省くが、あの『ほじくりだす』シーンは本当にすごいと思う。後に『みみっちい勇気』と唾棄されてしまうところのシーンだが、それにしてもあそこまで切実な(それこそ身を切るような)決意を表したシーンなど他の作品には見られないだろう。
良くも悪くもセカイ系の典型であり、しかも今更読んでいるとなれば、どうしても展開の予想はついてしまう訳で...。それでも十分楽しめてるから別に問題ないけどね。そういえばこの作品は挿絵がないんだね。私はラノベのイラストを殆ど見ない人間なので結構うれしい。いや、絵師買いとかすることもあるし、この本の表紙絵だって可愛いと思うが、やはりイラストはあまり見ない。ネタバレになってしまうのが嫌だからかなたぶん。
無銭飲食列伝がやばかった。あんなに面白いものを読んだのは久し振りな気がする。女の子が女の子らしさを捨てたように争うのも個人的には好き。そしてその後話がまた急展開していき、二人で逃亡するというところで終わる。セカイ系としてありがちなこの展開だが、さてあと一巻でどうなることやら。
イリヤとクラスメイトの間に絆が築かれる反面、物語は残酷な運命に向けて走り出す。こんな水前寺見たことない。……ただ個々の描写のうまさに圧倒される反面、物語の全体を支える国家観や人間観で、あまりにも“背骨”が弱い脆弱さも見えてきてしまった。SFだからと言えばきこえはいいが、国家防衛が嫌で嫌でしょうがない軍人というのはいくらなんでもナイーブすぎてリアリティに欠ける。守っているのはなにもエロ本鑑賞の時間ばかりではなかろうに。……泣いても笑ってもあと一巻。果たしてこの悲しき物語の結末は?
段々とどうしようもないところへ流されていく。そんな想いの3巻。▼同時並行的に複数のキャラを書き分けられないのかな。どうも2人以下の世界が多い。
緩急のつけかたが相変わらず面白いですね。イリヤが『無銭飲食列伝』を通して晶穂と、ひいてはクラスメイトたちと仲良くなれたのも束の間、戦争の状況は動き出す。この作品は夏のイメージが強かったけど実際は意外と秋だったりして、でも暑くてまるで夏のよう、というのが不思議であり少し不気味ですね。どんな結末を迎えるのか楽しみ。
2巻を読んでから丁度1年ぶりにこの3巻を手にしたわけですが、彼ら彼女らの夏模様が色褪せてなくてよかったです。物語がどんどん悲しい方向に向かって突き進む印象がありました。SFでかつ青春モノ(ですよね?)なので、進み始めたら止まらないのが特徴。若いって怖いですね。
再読。平和な前半と打って変わって非日常に転げ落ちていく後半に呑まれた。登場人物達の切実すぎる感情に揺さぶられる。子供達だけじゃなく大人達にも。浅羽は最後まで救いようのないヘタレだけど、立ち上がる所では格好良いと思ってしまうなぁ…。「虫」のシーンは直視できないんだけど、あれができるのは漢だ。
文化祭やイリヤとのデートなどで忘れがちになっていた戦争。園原基地近くの山で爆発があり、街全体が警戒態勢を敷く事になる。皆がイリヤに心を開き始める中、平穏は突如として崩れさる。起承転結の「転」の部分であるためか、今までよりもショッキングで生々しい描写が多め。しかし、生々しいからこそ各人が持つ「弱さ」が際立って見えてきた。さて、最終巻で少年たちはどう生きて行くのか楽しみ。ちなみに一番引き込まれたシーンは晶穂と伊里野の大食い対決。久しぶりに本当に手に汗握る展開でした。
いずれ戦争が始まる(表面化する)ことも、イリヤがどんな立場にいるのかも薄々わかってたはずなのに、いざ物語の核心に近づいてきたこの巻は、生々しい描写もあって読み進めるのが辛かった。「浅羽袋」のくだりは、浅羽がイリヤにとってはどれだけ特別なのか…ってことが表れていてぐっと苦しくなりました。でも浅羽はほんとうにただの中学生で力なんかなくて、そしてそれは水前寺も同じで…。ボウリングやテレパシー送信の描写が微笑ましく愉快であるからこそ、ひりひりするような痛みが鮮烈に浮かび上がっているように思います。
【無銭飲食列伝】で「うわぁ泥くせぇwww」と笑いながら読んでたら【水前寺応答せよ】で一気に落とされた。何これ暗い、切ない。浅羽君が首を切る描写はめちゃくちゃ生々しかった。次が最終巻か。どういう風に話を収束させるか楽しみ
浅羽がようやく、よーやく主人公になった巻。ただし、前半と後半の温度差が激しく、保健室のお姐さんの行動は大人としてどうかと思う。読んでて胃が痛くなる。
中学生が原付を盗んで好きな女の子と逃避行。果たして二人に訪れる結末とは。〈自衛軍〉や〈北軍〉とスレスレなワードが飛び交い、〈国土防衛新法〉なる憲法の下、情報管理体制が敷かれていく様は読んでいて小気味いい。
前半「無銭飲食列伝」と後半「水前寺応答せよ」のコミカルからシリアスへの対比がきっついですなぁ。炭疽菌だとか有事における情報統制の描写はこれが書かれた時期(その3初版は2002年)というのを強く意識させる。
「最終兵器彼女」の文字がちらついて離れない。アレと違うところは優しい大人たちが周りにいるからなんとなくハッピーエンドの気配がする、ってところか。いよいよ次で最後なんで、こんな水みたいな感想書いてないでとっとと読む作業に移りたいと思います。
イリヤの空、UFOの夏〈その3〉の
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