赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS)
赤い月、廃駅の上にを追加
赤い月、廃駅の上にの感想・レビュー(335)
鉄道怪談短編集。有栖川さんならではの読みやすい良い本でした。怖い話もあれば、しんみりと良い話もあって良かったです。そして話の中で「図書館のシールの本ばかり」とありますが、すいません!図書館借りでした!
有栖川さんらしい、切なくて優しい小説ばかりでとても素晴らしかったです。どの作品も甲乙つけがたいです!貴婦人にハンカチをやシグナルの宵などは、そのまま短編映画になりそうだなぁって思いました。有栖川作品の中でも特に大好きな作品となりました。
【図書館本】いつもの有栖川作品のつもりで読んでたら、テイストの違いに驚いた。有栖川さん、こんなのも書けるんだ、と。 「密林の奥へ」「貴婦人にハンカチを」の雰囲気が好き。話としては「最果ての鉄橋」「黒い車掌」かな。 ホラーだからか、ノンシリーズの割りに読みやすかった。
★ 面白かった。ぞくっとする感じがたまらない。なんだったのだろう…?というお話ばかりですが、謎が謎のまま残るのが綺麗。書体が凄くいいです。
ホラー+テツの要素をうまく融合させることで、コミカルな怖さが表現できており、良作です。短編。表紙もいいですね。たまにはこういう気楽な作品も読みたくなるものです。「テツの百物語」は思わず吹いた。「密林の奥へ」は、マレー鉄道とか乗りながら読んでみたいところ。
有栖川さんの本は初めてだったが短編だったこともあり読みやすかった。鉄道をからめたホラーって言うより不思議系?幽霊話?全体的に淡い雰囲気だったなー。
怖いかな、と思ったけど、案外あっさりしていました。怖いよりはむしろ不思議系。でも、どうせなら、一人旅で読むと怖くていいかも。あと、さくさくと読めてしまうけど、あえて少しずつ読み進めるのがいいんだろうなあ。
鉄道にまつわる短編ホラー小説って言ったら良いでしょうか。読んでてゾッとするものもあれば、ホッとするのもあります。私のお気に入りは、「貴婦人にハンカチを」でしょうか。「途中下車」も好きですが。
短編ミステリ小説、ホラー風味。鉄道の話でまとめられていて、本当に鉄道がお好きなんだなあと。表題作の赤い月、廃駅の上にが一番怖く、途中下車が一番好き。
鉄道にまつわる怪談短編集。ホラーではなく、あくまでも「怪談」。怖いというほどではないけれど奇妙でちょっと非現実的な話という感じ。久々の有栖川さん、なんといっても読み易い。短編だし鉄道マニアでもないので少々物足りなさ(?)はあったけど、十分楽しめた。
怪談専門雑誌『幽』に載った作品を中心に集めた鉄道に関連したホラーテイストの短編集。『最果ての鉄橋』が好き。彼の作品はミステリばかりを読んでいたので、今回の怪談話は新鮮だった。「怪談」なのでホラーというほど怖さはなく、郷愁を煽られたりする作品もあり、ちょっとぞくっとする作品もあり、面白いと思う。個人的に有栖川氏に外れがないなぁ。
鉄道をテーマにした短編集。非ミステリ。ホラーというよりはホラーテイストか。その宿命か、どの話にも明確なオチはなく……っていうかそもそもオチを期待して読み始めるのも間違っている気はしないでもないんだけど。。。有栖川さんらしい表現力豊な文章は堪能できます。
『テツの百物語』『海原にて』が好き。特に後者は、ついこの間テレビで『日本沈没』を観たんでなんか後日譚、みたいな。生えるヤツ怖いよ。オチ言っちゃアレなんで自粛。
ホラーであるのだろうけれど、怖いという感じではなかった。作品全体を通して受ける幻想的な雰囲気が何ともいえない魅力をもっているように感じた。「鉄道」をテーマとして書かれた短編が収められているのだが、あまり好みではなかった。しかし「幽」という怪談専門の雑誌で連載されたものだけあって、他の文藝誌に書く以上に、作者が肩の力を抜いて書く事ができた怪談になっているのではないかとも思った。そういう意味では、作者が書きたかったことを書くことができた作品であるのだと思う、これは。
図書館。テツ小説かと思ったのですが、鉄道にからんだ幻想小説集でしょうか。どれも楽しんで読めました。「最果ての鉄橋」が特に好き。コミカルさと変な現実感が絶妙です。
全10編の「テツ怪談」が収録された短編集。怪談といっても恐ろしいというよりは、不思議で切ない感じでした。ちょっと変わったバーで、お酒を飲みながらあれこれ推理する「シグナルの宵」が、なんか好き。・・・と思ったらこの作品だけ「サントリークォータリー」掲載だったようです。なるほど~。
怖さはそこまでありませんでした。三途の川を鉄道で渡るという発想には驚きましたが。怖い話もいい話もおちがある話もあるので、いろいろ楽しめる本だと思います。
ホラーを期待して読んだら全然怖くなかった。読みやすいけれど満足度はいまいち。すべて幻想的なホラー。怖さで言ったら表題作が一番怖い。むしろほとんどがロマンチックだった。「途中下車」「貴婦人にハンカチを」が好きかな。
地元の廃線の跡を歩いたときは心地よい風を感じたものだが、本作はホラー調だけあって、そこに吹く風は決して爽やかではない。乗せているものは生者とはかぎらず、敷かれたレールも確かな現実へ繋がっているわけではない。駅を訪う者もまた然り。一度乗ってしまえば途中下車しないかぎり、電車に身を委ねて運ばれていくしかない。それは意識すればある意味マゾ的で、だからこそ人は電車に非日常への憧れや畏怖を重ねてしまうのかもしれないと思った。
鉄道好きな方ということなので、ミステリーかと思ったがホラー調だった。「貴婦人にハンカチを」のような実在する地名でのミステリーが読んでみたくなった。
鉄道にまつわるミステリー集みたいなかんじ。一話目がいまいちだったけど、途中下車で散策を楽しむサラリーマンの話が面白くて、他もまぁまぁかな、という気持ちになった。
鉄道にまつわる短編集でいいのかしら。ホラーとは思わずに読んだので、先入観なく読めました。ホラーというより幻想小説という感じですかね。長距離旅行中に読むとより面白いかもしれません。
草いきれ。錆びた鉄路。廃線跡の捨てられた駅舎。かつて其処で暮らし、集い、笑っていた人々の姿は既に無い。遠い日のセピア色の想い出-人々の情念の残礁ばかりが残るのみ…。廃駅に赤い満月-鬼月が懸る時、異形のモノ達が蠢き出す-。怖いと云うより、何処か懐かしく、もの悲しい気分にさせてくれる、幻想的な雰囲気の鉄道怪奇譚集。赤一色の装画が印象的で、「鬼太郎」の『ゆうれい電車』を思い出した。鉄道にはこの世とあの世を繋ぐイメージがあるらしく、鉄道と怪談は存外相性が良い様だ。表題作の他、奇想天外な『密林の奥へ』が面白かった。
廃駅をテーマにした少し不思議な短編小説集です。ホラーというより怪談という表現があう、少しぞっとする感じの話が多かったです。この作者の作品は基本的に好きだし読みやすいけど、やっぱり怪談より推理物の方が面白いかな。好みにもよるとは思いますが。
著者特有のロマンティシズム溢れる文体は、今回も健在。鉄道怪談ということだが、本当に怖い小説を読みたい読者は手を出す必要がない。怪談、ホラーというよりは「すこし・ふしぎ」な作品集。表題作は、途中までいい感じで展開していたのに「ああいうもの」を出してしまったところが少し興ざめ。逆に「貴婦人にハンカチを」の落とし方や、「夢の国行き列車」「密林の奥へ」などの奇想には感心させられた。
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感想・レビュー:116件














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