深泥丘奇談 (幽BOOKS)
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深泥丘奇談の感想・レビュー(402)
文庫化されたのを期に、積ん読していた、単行本を手に取った。諸星大二郎のコミックを文章化したらこうなるだろう、不気味さとユニークさが、ドロドロとミックスされてゆく。牧歌的である、単行本の表紙は、よい意味で中身を裏切っている。すべては主人公の脳髄の中で起きているのかも。
ずっと気になっていた一冊。主人公が体験したことは夢幻なのか…知らないだけ、それとも忘れ去ったのか、目眩と共に起こる奇怪な現象。忍び寄ってくる静かな恐怖と不安、世界観も登場人物達も物凄く不気味なんだけどこの世界にぐるぐると私も惹きこまれました。挿絵も控え目なんだけどやっぱりどこか怖くて印象的。装丁も素晴らしくて惚れ惚れしちゃいます。続きも装丁もとっても楽しみです(^-^)読み終わった後は何処からかちちっ、ちちちち。と聞こえてくる…ような気がしちゃいます。
はっきりと正体が明かされたり謎解きがあったりってことがない分、いろんな想像をしてしまって怖い。作中にも名前が出てきますが、綾辻さんというより京極さんみたいな感じです。「悪霊憑き」だけ理屈の通る話だと思ったら『ミステリーズ!』に掲載されたということでした。「開けるな」は星新一のショートショートにあったような話。深泥池をご存知の方はより楽しめると思います。
殆どタイトル買い。ミドロガ..!まさか?急いで解説に目を通す。舞台は京都を思わす架空の都市で設定はHPLのクトゥルー神話体系に登場する地方都市アーカムに倣ったものとある。この時点で著者名も見ずレジに走る。京都は第二の故郷でありアーカムも一度は彷徨ってみたい幻想の古都である。一気読みは避けその日から一夜一読を心掛ける。ところが曰くありげな登場人物が次々出てくるが、なかなかエンジンが掛からない。確かにこれは怪談ではなく奇談だ。なんか朦朧としたまま終わってしまったが毎夜一編ずつ読むのが楽しかった。今夜から続編へ
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/02
【◎】綾辻版、現代の怪談物。ということになるのでしょうか。ホラー、と呼ぶには奇妙過ぎてストレートに恐怖をもたらすには首を傾げてしまいたくなるような話もあって、しかしその奇妙さには物凄く味がある、というか…。そもそもが、綺麗にオチがついている怪談話が全てだと思うのが誤りであって、作中で語られる「ナニモノか」がなんなのかがひたすら渾然として図りかねるところにこそ、本作の面白さを見出だす一番のポイントだと思います。語り手である主人公の如何にも判然としない人格形成にも、それは如実に現れている…、ような気がする。
とても奇妙な、奇怪な、不思議な物語。おかしいのは自分なのか、病院なのか医師なのか…曖昧な謎に包まれたモヤモヤ感が不気味。続編も読みたい!
☆先に文庫で読んだのだけど、単行本の装丁が凝っているらしいので、図書館で借りて再読しました。挿し絵がとても良い味出してます。☆ゆるーりとした怖さが何とも良い感じです。
そんなに怖くはなく、でも病院や先生や看護師さんの雰囲気が不気味。狐に包まれたような…感じ。虫歯治療の話が、面白かった。
ホラーは苦手なんだけど、読んでみた。京都はやっぱりドロドロしてる。特に深泥池付近は、なんだか・・・という噂は聞いたことがあり、それをいま書くだけで体に震えが来た。話は、明るいうちに概ね読んだので面白かった。書かれていない部分を想像に委ねてしまうので、そこが一番怖い。そして何より主人公の作家の妻がどこまで何を知っているのか。それが一番こわい。
朦朧法を使った怪談。けっこう怖かった。狂っているのは語りの私なのか、町なのか分からないところが肝。装丁もいい。
とても不思議な短編連作集。読みやすくページをめくる手が止まらない。また、中の挿絵の色遣いが綺麗でそれも良かった。
怪談ではなく奇談。そう思って読むと、モヤモヤした感じが妙に心地よくなる。最後のタネあかし的なものをつい期待してしまう…。
祖父江さんの装丁とダ・ヴィンチでの書評を見て手にしたけれど、肩透かしというのは言い過ぎにしても、どうにも中途半端な印象。夢と現のあわいという世界観のことではなく、作家自身がこの作品をどこに置くべきか定められていない、というような半端さを感じる。雰囲気としては好きなのだけど、だからこそ「こういう感じで、もっと読み応えのあるもの」をいくつも思い浮かべ、それと比べてしまった(夢十夜、冥土、笑う月、家守綺譚、等)・・・結局、嫌いではないのだけど、どいうもどかしさだけを残して終えてしまった。未読のミステリに期待。
装丁凝ってる!!!それだけで本好き・・というか紙好きとしてはたまりません。イラストも邪魔にならないところに挿入されてて・・・うーんステキ。話の内容は面白かったです。作中に京極さんの話が出てきたりでリアルもあって、面白いですね。
読むのに妙に時間かかった…なんか読み始めると眠くなってしまう気がした。それにしても奇妙な話である、まさしく奇談やな。この先生の話は館シリーズしか読んだことなかったので、雰囲気全然違って驚きました。石倉(三)が登場した時は絶対両目に眼帯だと思ってたのに…見事に裏切られた。よくかんがえたら、両目眼帯だと医者にはなれないか(笑
評判良くないみたいだからドキドキして読んだけれど全然アリ、というより普通に好きな奇妙な味をした怪談で深泥丘の雰囲気を堪能。綾辻は何を書いてもやはり読みやすくて良い。
怪談だと知らずに読み始めた。そんなに怖くはなかったけど、夏にさらっと読むにはいいかも。装丁が凝ってて楽しめる。「顔」の隅っこに描いてある絵で地味にびくっとしてしまった。普段ミステリーを好んで読むので「悪霊憑き」はしっくりきた。他のと毛色が違うなと思ったら、掲載されてた所が違ってて納得。続編があるようなのでそちらも読みたい。
綾辻行人の連作短編怪談集。京都(らしき場所)に住む中年作家が、ある病院の世話になったことをきっかけに、その土地にまつわる不可思議な体験を繰り返して行く。 うーん。綾辻行人とホラーとの相性って決して悪くないはずなのに、この作品集に関してはイマイチだぞ。ページ数が限られていることもあるけれど、なによりまず怖くない。非日常な「怖い」出来事もあるんだけど、容易に展開が読めてしまうし、ミステリーと違って、解決もしないからカタルシスも無い。ああそうか、僕の方がホラーとの相性が悪いのか(この作品集っぽいオチ)。
怪談とういうか奇談というのがしっくりくるかも。どの話もなんだかもやもやってしていて、なんだか奇妙な味わいのお話の連作短編集。個人的には「サムザムシ」が一番ゾワっとしました。あんな目に合うなら歯医者にまめに通います。
日常に潜む、奇。じわり、じわりと徐々に積み重なる、眩暈感。モヤモヤが残ってすっきりしないのに、その、全貌がはっきりとしない不安定な感じが逆に病み付きになりそう。続編もあるとの事で、そちらを読むのも楽しみです。
お気に入り読者さんにおすすめして頂いた京都が舞台の本。地名の一部が変えてあるというパラレルワードのような違和感が、主人公とシンクロして、気がつくと深泥丘へ迷い込んでいます。「開けるな」「長びく雨」あたりが好みです。←パン食い競走かと思いましたが違いました^^佇まいもとっても素敵な本です。もやもや感を楽しめる方には夏の読書にぴったりですよ。
『続』を読む前に再読。捻りの効いた短編ホラー連作だが,あっさりしすぎてやや物足りなくもある。まぁ,後からジワッとくる感じですかね。「開けるな」はショートショートとしてもなかなかの秀作かと。
不意にやってくる恐怖の数々、幻想的でありながらもどこか、美しく妖しい。最初はあまり怖くないが、じわじわと寄ってくる怖さがすごく良い。全部読み終えた時、まだ自分が本の世界の中をさ迷っているんじゃないかと思わせる、怖さ。夏にはおすすめだけど、怖いのが苦手な人はご注意を。
怪談という前評判を聞いて読んでみたものの、若干毛色が異なる印象。終始奇妙さと気持ち悪さしかない。謎が解明される訳でもなく、モヤモヤとした読後感が個人的に堪らなく好きだった。続にも期待。また、装丁が今まで読んだ本の中で一番好みでした。これから読む方には、できればそちらも楽しんでいただきたい。
病院とそこに通う小説家がおりなす怪異小説。はっきりとしない、薄ぼんやりとした恐怖だからこそ怖い。自分がおかしくなったのか、それとも本当に怪異なのか…。
★★★★・・・時々出てくる挿絵がお気に入り。恐怖の原因が何なのかはっきりしないあたりが不気味さを盛り上げる。『遺跡発掘セット』欲しい・・・続きが楽しみ。
京都を舞台に、日常から外れた世界を描いたホラー連作短編集。怖いというほどではないけれど、読んでいると居心地が悪い感じでした。特に擬音が不気味。具合が悪くて駆け込んだ病院がこんな病院だったら嫌すぎる・・・。挿絵や装丁は凝っていて素敵でした。 続編もあるようなので暑いうちにぜひ読みたいです。
ワザワザ書いた挿し絵よりも、思いつきのように書かれた絵が素敵!怪談と奇談とは種類が違うと思います。怪談は幽霊、奇談は若干SF よりの話だと思います。初めて手にした小説、十角館の殺人に雰囲気が似ているようで好きです。
短編ホラー…なんだけど連作になっている。 怖くない…と言えば怖くないし、よく考えるとじわじわ怖かったりもする(つд`) 『開けるな』のラストは笑ってしまいました。 どうでもいい所でアンビシャスカードのタネが気になってしまったり☆ 文章がぎっちりしてないのでサクサク読めた(。・_・。)ノ
装丁が凝ってて、本文にもモノクロやカラーの口絵が入っているのが素敵でした。読み慣れた作家さんの文章なのに、どこか歯車が合わないようなアンバランスさがあって、不思議な気分で読み終えました。中では悪霊憑きがすきです。
9編の短編。病院の医師や看護師も奇妙である。本人もまた眩暈や記憶の混濁などに悩み、これは作家の「夢落ち」話なのかと途中でふと思った。こういうさりげなく怖い本面白い。
深泥丘奇談の
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