最後のプルチネッラ (Style‐F)
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最後のプルチネッラの感想・レビュー(85)
02/02:trico
【ちょっとネタバレ注意】「仮面」「道化」「劇」というモチーフに反応して読みました。交錯する過去と現在がラストに向けて近づき収束するさまは見事、描写がもっと密だといいのにと初めは思っていたけれど、この淡々とした簡潔さが考えるより感じるんだというふうな、本を読んでいながら舞台を見ているような感覚を醸しているのかな。装丁も素敵でした、プルチネッラのスタンプかわいい…!
01/15:ren
物凄い本だ、という感動がすごくて感想がかけない。ただ言えるのは、この本の登場人物がみんな好きだということ。主人公二人は勿論のこと、神様からピザ屋のおかみさんやら、何から何まで全部好きだ。この本は私の中にずっとあり続けるのだろうなぁ。小島さんはたくさんあるであろう伝えたいことを、直接的ではなく間接的に、そして一瞬ではなく身体に刻み込むように伝えるのが本当に上手い。ヘルマフロディテも含め、小島さんの本を読むことができて本当に幸福でした。そういえば私はルカがジェンナに言った「僕も悪魔だ」というシーンが1番感動し
いろいろなことがありすぎて、感想に何を書こうか迷ってしまう。前作を読んだ時も感じたのですが、この筆者、一冊を読み終えた、という充足感が非常に強い。苦渋や孤独、苦しみから喜びと愛情まで、全ての要素が見事に織り込んであるからでしょうか。笑うことの強さと、もたらされる癒しのあたたかさが沁みました。そして物語全体を貫く筆者の哲学、こちらも心地いい。ナポリで役を競う二人の少年と転生を繰り返す神の道化、ふたつの物語が一気に合流する様は圧巻。筆者のHPで公開されていますが、ぜひ手元に置きたい一冊になりました。
道化とは滑稽。笑いは愉快。でも、その究極は苦渋に顔がゆがみ、悲壮に打ちひしがれた経験からなおも生きて笑うことを選んだものだけが称される「最後のプルチネッラ」。過酷な修行の末に得るものはたんなる名声などではなくすべてのものを包み込むほほ笑み。悪魔のようなおそろしい仮面からのぞく優しい笑顔だった。縦横無尽の浪漫作品◎
09/18:niina
09/15:hikarinohe
09/13:嶽本リヱ
ページが少なくなることがこんなに辛い読書は久しぶりでした。一章読み終わる毎に本の厚さを確かめ、読み終わりたくないという気持ちで、でもページをめくる手が止められなかった。残酷さと哀しさと孤独を描写しながら、圧倒的な愛と優しさと希望がある。この作品には最後のプルチネッラ同様すべてがある。読み終わった今、どのページを開いても胸には心地よい痛み、鼻の奥には幸せなのに涙が出そうな痛みが甦ります。そして私はやっぱり双子ものに弱い。フラ・ディアボラのお話が最高に好き。漫画ガラスの仮面もこんな風に終われば良いのに。
kobitokaba1446
小島さんがおそらくこの作品でオマージュを捧げていると思われるヴァージニア・ウルフの「オーランドー」も是非。あちらも美しく悲しさと喜びに満ちた生のお話。
ナイス!
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09/03 22:55
小島さんがおそらくこの作品でオマージュを捧げていると思われるヴァージニア・ウルフの「オーランドー」も是非。あちらも美しく悲しさと喜びに満ちた生のお話。
ナイス!
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09/03 22:55
最高の道化、喜劇役者「プルチネッラ」とは?その謎を解き明かす物語が、現代編と転生編を織り交ぜながら進行していく。ラストはとても感動でした!辛くても生きて笑うことを選び続けた「神様の道化」、彼がようやく神様から祝福を受けた時、人生はいつでも楽しかった!、と言うシーンがとてもとても・・・。ただ、『ヘルマフロディテ』の方もそうだったけど、論文的な感じがしてしまう。堅すぎるわけでは全然ないけど。。
「笑う」というのは、なんて幸せな行為なんだろう。二人の少年が少しずつ認め合って垣根を越えてゆくのが、とても愛おしくなった。時おり記される何気ない言葉に深い意味をみたり、何度読んでもその度に違う発見があるんだろうと思った。
07/01:杏仁
06/04:rainyswift
途轍もない哲学を内包しながら、それを前面に押し出すような小難しい講釈を垂れることをよしとせず、笑いの体現によって演者=観客を癒そうと努める著者の試みが素晴らしい。対照的な二人の少年が最高の道化を目指して互いに競い合い、友情を育んでゆく過程は、清々しい物語として完結する。また、幕間に演じられる《転生する道化》奇談の面白いこと!冗漫な文章に悩まされる心配はなく、ただストーリーの潮流に身を任せればいい。読書することの幸福感に浸った。最後に、道化の転生をもう少し見守っていたいという名残り惜しい気持ちが生まれた。
05/05:おっさん界の夜明け
04/28:もふゆ
道化が語る話と、喜劇役者に贈られる最高の称号<最後のプルチネッラ>を目指す二人の少年の物語が交互に進んでいく。ピエロ主役の物語を読みたかったので満足。やっぱり友情はいいなぁ。
02/22:華酉
02/16:未明
02/14:しあ
02/06:千葉子
何故プルチネッラという道化が誕生したのか。その鍵を解くことで見えてくる数奇な歴史上にある現ナポリの光と影。この物語は格差対極にある二人の少年が最高のプルチネッラを目指し習得する日々と、途方もない年月を記憶を残したまま転生し続けたプルチネッラ自身の語りとによって、生きることの価値その本質が鮮やかに描き出されいます。感銘を受けた『ヘルマフロディテの体温』もそうでしたが、壮大な歴史との対比によって影の部分を浮き彫りにし崇高なるものへと昇華させる手腕は流石。次はどんなナポリを見れるのでしょうか。とても楽しみです。
道化と少年達の、ふたつの異なる物語が繋がる瞬間がすごく良かったです。期待以上に面白かったし、ラストも好き。所々に押されたスタンプが可愛くて欲しくなりました(笑)「ヘルマフロディテの体温」はまだ未読なので、是非読んでみようと思います。
08/27:Kiste073
06/17:ルッソ
05/13:errance
「ヘルマフロディテの体温」の後に読みました。2作読み終えると遠いナポリの街がだいぶご近所になった気がします。巻末の解説にはナポリ生まれのかたの「上っ面だけでないナポリの街並みが描かれていて誇らしいような気持ちになった」というような内容のコメントがあり印象的でした。確かに誇らしさを呼び起こす肯定的なまなざしに満ちた小説だと思いました。
笑いを知り、真の道化となることを神に命じられ、記憶を持ったまま転生を繰り返す<道化>。名門喜劇一座の貴公子ルカと、下町で日銭を稼ぐジェンナーロは、「最後のプルチネッラ」を目指すライバルとなる。二つの物語は、「演じること」を通じて交差する。「ヘルマフロディテの体温」が素晴らしくて、続けて読みました。「演じる」という行為は、自分と外界…他者が存在して初めて成立する。人間のからだ、魂、体温…それらの確かさ。ナポリの町と、ナポリの魂を体現する道化「プルチネッラ」を題材に、ダイナミックかつ繊細に描ききってます!
神を大笑させるために記憶を持ったままナポリで転生を繰り返す道化と、最後のプルチネッラ役を演じるためのワークショップに参加する対照的な二人の少年の話。肉体という檻と、その中を通過していく魂。「からだ」とは何なのか、「他人」とは何なのか。解を求めることが生の意味なのか、笑って生きていればそれでいいのか。哲学的な問いがあちこちに落ちてる、ナポリを舞台にしたファンタジックな悲喜劇だった。とてもよかった。
04/09:ぴーぬ
04/04:もだ
03/13:mia
01/17:mikana
「ヘルマフロディテ」がものすごく好みだったので、「プルチネッラ」も。テイストはちがうけど、こっちも好きです。そこはかとなくエロスが漂っているのは「ヘルマフロディテ」、読後感が爽やかなのは「プルチネッラ」でした。小島てるみさんのお話には「すべてを抱きしめる」という共通のテーマがあって、見事にお話にマッチしているのがすごいなぁ、と。新作が読みたいです。
12/12:humi
11/30:37
最後のプルチネッラの
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感想・レビュー:39件






























