ポポイ
ポポイを追加
ポポイの感想・レビュー(19)
10/14:ふじわらのにく
元首相の邸宅に乱入して、声明文を読み上げて、自害した美少年テロリストの首を、最先端技術で生かして、首相の孫娘が飼い始める。旧仮名遣いによる端正で格調高い文章と、罪深き孫娘の奔放な行動と、背徳的で官能的な空気感で、人間の「死」の哲学的問題も、テロの真相も、煙に巻かれてしまったような、でもそれはそれでいいような、そんな読後感。
政界の大御所である祖父の前で割腹を遂げた人物の首を、その孫娘が飼うことになる。テロリストの生首を飼う話と言うと身も蓋もないが。主人公は、首と祖父、想い人の慧君などと関係しながら、まるで神に仕える巫女のようなポジションにある。が、彼らの神託は具体的な謎を解く方向に傾きすぎることはない。物語は、身体の欠如したストイックな官能を漂わせつつも、次第に哀感に染められていく。最終的に「タナトス」と名付けられた首の始末は恋の終幕を見るようで胸に迫った。
12/02:Slave
「首が来るので家で待たなければならない。」落とされてなお生きている首のお世話を、目をらんらんとさせ多少の興奮を感じつつ引き受ける。動物に名をつけるように、首はポポイと呼ぶ。グロテスクに感じないのは、首に対する彼女のスタンスのせいか。麻痺させられるそのことこそがグロテスクなのかもしれないが。これは好きだ。
06/28:さいと@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
文庫版を読んでから、旧かなの単行本版を読みました。中身はいっしょだけど雰囲気がからりと変わりますね。
他の著作も読まなくては〜と思います。桂子さんとか、慧君とか…
ポポイ、ポポイ!テロリストの美少年の生首を預かり飼う女性~舞の話。こちらも桂子さんシリーズ。つくづく飼育するとされるは同じ意味を持つのだなと感じた。強烈な設定なのにどこまでも知的でエレガントな文章の調べは絶品。『幻想絵画館』、『幻想絵画館』『よもつひらさか往還』など慧くんの物語と一緒に読むとせつなさが倍増して苦しくてたまらなくなる。
05/25:mikana
文庫は仮名遣いが直されていたので単行本で再読。美しいけれど鉱物のように冷たい、磨き抜かれた表面の裏側を覗いてみたい。
清水玲子の『秘密』のようなものを想像していたんだけど雰囲気が全く違った。意外に淡々と話が進んでしまい、後半はばたばたした気がした。もうちょっとポポイの感情を描いて欲しかったような。あの行間から読み取れ、想像しろ、ということかしらん。ちょっと味気なかった。この設定を活かしてポポイの変化を観察できるようにしたのは作者の想像力の凄さだと思う。舞に感情移入する余地がなかったのが残念。
10/27:かっこー
10/09:ヨロズ
09/16:紅子
--/--:マオ
--/--:caviar
読みたいと思ったみんな最新5件(1)
10/13:みい@億年3流音ゲーマー(上達意欲なし!)
ポポイの
%
感想・レビュー:10件














ナイス!






