夏の子供 (SHYノベルス)
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夏の子供の感想・レビュー(321)
魚住が、成長したなぁと感じる。勿論それだけじゃないし、もっと大切な何かが沢山詰まってる、そんな作品なんだと思う。「生きるということは少しずつ死んでいくこと」、死んでいく命があれば生まれてくる命があるということ、生きるということは痛いということ。幸せの形は、ひとつじゃない。
涙は出なかったけど、きっと心は泣いていました。そう思えるくらいの嬉しいような哀しいような、不思議な感情が胸に渦巻いています。辛いことや苦しいことは尽きる事は無いけれど、だからこそ同時に嬉しいことや幸せな事もあるんだなと思います。初期の作品というのが信じられません。瑞々しさを残す果実のような透明で美しい。魚住は本当に強い子供で優しく、弱くて痛みが分かるからこそ、強くて、どんな言葉で表現したらいいのか分かりません。けれど、この本を読んで心から良かったと思っています。登場人物の全てが優しい人たち。読むたびに自分
よかった。人の何倍もつらいことにあっても自分で動き出すことによってその何十倍も幸せになれる。風と人生は自分で動かさないと・・・ 贅沢をいえば2人がいちゃこらしてるのを見てみたい BLじゃないのな?
あ〜〜。今、言葉では言い表せない気持ちでいっぱいです。素晴らしいお話です。この本に出会えて良かった。色々な愛がいっぱい詰まってて…魚住くんの心が、傷付き、強くなり、悲しみ、優しくなり、人の愛で、心解きほぐされ。そしてまた、魚住くんによって、人が幸せに感じ、愛され、生きる意味を知り、生きることの素晴らしさ、時には辛さに気付いたり。そんな思いを繰り返しながら人は生きていずれ皆死んでいく。生きている今、自分の周りに沢山の愛があるのに改めて気付かされました。とにかく皆さんに読んでもらいたい!!
物語の終盤に行くにつれて、話は全然切なくないのに、形容し難いくらい切ない気分になる。読み終わるのが辛くなる。だから読み終わった後最初から何回も繰り返し読んでるけど、読むたびに魚住達の物語が蘇って、また幸せな気分になる。「夏の塩」「夏の子供」はそのくらい凄い本なんです。
「夏の塩」の続き。2冊合わせての物語ととらえると、一番の山場は前巻のラストだったと思います。比較的落ち着いて読めました。その分、物語に翻弄されながらではなく、一つ一つ受け止めながら読み進めていけたので握りしめておきたい言葉がたくさんあったと思います。女性陣のこともきっちり描いてあったのもよかったです。読みながら沢山思うことがあったので、いざ感想となるとちょっと難しいです。ただ、また読みたいと思うことがある作品だったと思います。
愛しい幸せの結晶。この物語と、「さようなら」ではなく「こんにちは」でお別れ出来たのが何よりの宝物。ふとした折りに、お元気ですか、と手紙を出したい。
とにかく深くて、心に沁みました。夏の子供の最後では新しい命が生まれるという終わり方でとても素敵でした。久留米と魚住も気持ちが通じ合って、読んでいるこっちが嬉しくなりました。読んでよかったと思います。
昨日に引き続き読了…したものの、感想は?と考えると、上手く言葉が見つけられません。とにかく読んで良かったなと、それだけは素直に感じました。
最後に“生まれる”ていう展開とは思わなかった!ちゃんと久留米が好きっていってくれて、照れてる魚住がかわいくてきゅん。すんごい嬉しかったんだろうなァ。ほんとむずがゆい2人だったのでくっついてくれてほっとしました。色々考えてさせられる小説でした。ほんと読めてよかった。
祖父との対話で亡くした家族を思い出すシーンが好きです。モノクロの静止画だった家族の記憶。笑い声、浜辺を駆ける家族と犬、波の煌めきが、魚住の中で色を取り戻し鮮やかに動き出す。「どうして忘れていられたのだろう」そして溢れ出す涙。読む度に魚住くんと一緒に泣いてしまいます。大事な人が死んだ時に言う「すごく悲しいっていうのは、悪いことばかりじゃないのかな」別れと出会いを繰り返して、そして強くて優しい澄んだ水のような魚住くんがいる。魚住くんと彼をめぐる優しい人達に会いたくなって、何度もこの本を読み返しています。
魚住くんに訪れる様々な出来事。目を開かなければ見ないですむけど、開かないと見えない景色。何もできずもどかしく思いながらも、会いに行かない久留米がかっこよかったです。人は孤独だけど、他人と触れあうことで救われることがある。ベタベタしない久留米やマリ達の関係が素敵です。書き下ろしの「悲しいのが多いのは、好きな人が多いから」と言える魚住くんが見れて嬉しい。ジャンルに囚われず読んでよかった!
これ凄い素敵な本ですね。なんか変な表現ですが、娘に読ませたいと思いました。魚住くんの成長物語ですね。人間の本質の根っこの部分のお話。読み終わった後は、皆と会えなくなるのが寂しくなりました。BL的にはもっとラブラブな2人がみたいけど、書き下ろしの作品で充分嬉しいですね。榎田先生の作品は愛が溢れて大好きです。
要約するのなんて簡単なんだけどそれだけでは伝わらないものがある。だから、読んでみないと分からない。人は結局一人なんだけどゆるゆるとした輪でつながっていて、見えないし触れないしわからないし不安なんだけど、それが人間同士の良い付き合い方なんだと思う。理解してくれる人がいて、輪が外れたら泣いてくれる人がいて、だけど一人だというさみしさ。強そうで弱くて、弱そうで強い。人は一人では生きていけないなんて、半分嘘で半分本当だ。分からないな人間なんてと考える自分も人間だから、ちょっと切ない。
上下巻両方、何度も読み返したい本。うまく表現できないが、大学生になる前に読んでよかったと思う。文章も好きだけど、物語や登場人物には更に引き込まれた。弱いようで強く、何も無さそうで何かある。一人一人がとても「繊細に人間」だった。具体的な答えは分からないけど、あの終わり方だったからこそ心にじんわり沁みた。
榎田さんの描く女性はみんな素敵ですね!大好きです。身近でも、いろんなことに興味や疑問を感じながら生きていないとなかなか書けないんじゃないでしょうか。
文庫版既読。弱そうだけど、強かった魚住くん。彼を見守ったサリーム・マリ・響子。余計なことは言わず魚住に並ぶ久留米は最強(笑) 読み終わって「ふぅ~」と息を吐くような疲労感が心地よい。 榎田尤利さんの奥行きのある描写に惚れてしまう。
『夏の塩』で緩みかけた涙腺が、『夏の子供』で崩壊しました。心が無防備になったのか、ちょっとした事でも心に響き涙が出てきます。読んで本当に良かった!最初はあんな感じだった魚住ですが、優しくて、弱いけど強くて、傷だらけだけどちょっとずつ前に向かって進む姿が、成長したなぁ…と感慨深いです。そんな魚住の周りにいる仲間達。皆個性が強いのに、一緒にいるのがピッタリ。不思議で素晴らしい仲間達です。
私BL読める人間でよかったなあ、と思ったのは久しぶり。これがBLの棚にしかないことが本当に残念。もっと多くの人に手にとってもらいたい作品です。
新装版になったので再読。そしてまたも思う、この本は「BL小説」で売っていいのか?って確かに男同士のHシーンはあるけど、けして恋愛小説じゃないんだよね。魚住君観察・成長小説?彼の周りの人間もいい人だし、彼らの話も含まれてて「BL小説要素」がとても薄く感じる。でもだからこそこの新装版が好きです。真っ白で、中にはHな絵も入ってないので、BLが好きじゃない人も読めちゃうかも、そして読んで欲しいな。個人的には最後にもっとラブラブで一緒に住んで人生を終えた二人が見たかった。
塩では、死がテーマ的だったけど、子供は、人間とは?気持ちとは?関係とは?って感じ。BL要素が濃くなりましたが、魚住クンの人間としての成長ぶりがよく現れてました。強い子供。いいと思います。久留米とずっと幸せでいて欲しい。
新装版、文庫版まとめて一気に読んだ。新装版のタイトルは「夏の塩」「夏の子供」だけど春夏秋冬どの季節になっても思い出しそう。これはじっくりのんびり読むべき作品だなあ。【図書館】
久留米やマリや響子、サリーム、祖父母、濱田さんはじめたくさんの人との関わりの中で成長していく魚住が微笑ましくて切なくて、頼もしい。辛いことを抱えながら、前に進む魚住を支える人がたくさんいてくれてなんだかすごく嬉しくなってしまいました。魚住との関わりの中でまわりの人たちも変わっていく。人が人と影響しあうことで生まれる力の大きさに、胸が熱くなりました!『出会えたことも、好きだったことも、嘘じゃないんだから、それでいいの』たくさんの出会いが、これからも魚住の心を暖かくしますように。
「塩」のあと、慌ててこちらを読んでしまったので再読。そうしたら下手に内容を覚えててなかなか読み進められませんでした↓汗「塩」では、“死”がいつも立ちはだかっているように感じましたが、こちらでは、“生”と“死”が紙一重になったように思います。とても前向きに受け止められている気もします。魚住くんの過去は暗だとしても、日常に流れる日々は鮮やかで温かい。それに、表裏一体の薄っぺらい“生死”ではなく立体的に、みんなどーんと生きている。再読してそれがやっと解りました。一章ごとに、結果が下手に見えるので読み進めるのを→
森本コスオ@Flowers & Powerlight
躊躇っていましたが、一人一人が思うことを発見し、私も力をもらいました。それから、久留米と魚住くんのなかなか難しい仲にむずむずしちゃいました。だけど久留米はえらい。かわいそうだけど、頑張ってくれ、と言いたいです。笑読後はもう二人はお互いなくして成り立たないというのがわかりましたが(o^-')b
ナイス!
-
05/09 16:09
躊躇っていましたが、一人一人が思うことを発見し、私も力をもらいました。それから、久留米と魚住くんのなかなか難しい仲にむずむずしちゃいました。だけど久留米はえらい。かわいそうだけど、頑張ってくれ、と言いたいです。笑読後はもう二人はお互いなくして成り立たないというのがわかりましたが(o^-')b
ナイス!
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05/09 16:09
魚住は強かった。半生は壮絶だし、サリームのいう眼を開いてからの痛みも相当だが、自分で考えるしかないのだ。自分の人生なのだから。久留米と魚住は、別の人間なのだから…と、拠り所としながらも依存せずに進む姿に感涙。久留米も強かった。抱いて自分のものだと意識したことで苦悩し始め、らしさを失いかけたに見えたが、魚住の強さを信じ、受け入れていく所が彼の強さだと思う。野獣っぽい所も…。所々散りばめられた2人の睦合う様子は甘くて可笑しい。2人を取り巻く奥行のある人達も良い。心に突き刺さるのは痛みばかりじゃない素敵な話だ。
生と死、こんな重たいテーマを飽きることなく読める作品はそうないです。なんだろ…この居心地の良い場所は読んだ私自身も同じ。大切な場所になって、あたたかい気持ちになれました。本当に名作でした。
いいっ!みんな大好き! この本に出会えたことを幸せに思います。重いテーマがてんこ盛りなのですが、重さを感じさせずでもすんなり滲みる物語でした。何度も読み返して墓場まで持って行きたい本です。
もったいないような気がして、大事に大事に読んできました。 はぁ~、終わってしまった。なんか今、いっぱいいっぱいです。 魚住は幸せな子供ではなかったけれど、多くの人との出会いによって、川の流れに漂う木の葉から、小さくとも自分の力で泳ぐ魚に変われた、その成長に涙が零れました。 はぁ~~幸せだなぁ~*- -*
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(6)
- 01/29
『塩』の劇的なラストから…いい意味で期待を裏切られてしました。淡々と日々が過ぎる中で、それぞれが“生きていく”ことの孤独。魚住と久留米は友人から恋人へ関係が深まりましたが、物語の焦点は恋愛ではなく常に死の影を捉えていて、次々に試練を与えていく。そんな中で魚住の成長する姿に泣きたくなった。そして経験したことのない『大切な人との死別』についてたくさん考えさせられました。幾多の別れと出会いを繰り返す人生。たとえ傍にいなくても心で繋がって生きていける。あぁ、読めて良かった!改めて、じっくりと読み直したい物語です。
大切な人を亡くして愛しい人の存在を認識するだけでなく、その人を失うことを想像して苦しむ魚住の悲しい人生。そんな魚住を丸ごと愛する久留米。でも魚住が久留米を変えているところもあるのがまたいいなあ。少しずつ歩みより、少しずつ幸せになる二人に、そして周りの楽しい人々に、心が温かくなりました。
★4.5。 大切な人を事故で失った魚住は死を意識し、久留米がどれほど特別な存在かを知る・・・。 『夏の塩』の続編。あいかわらず登場人物が魅力的。 前作に比べると主役カップル以外の話も多かったけど、それも楽しく読めました。魚住の成長が嬉しくもあり、少し寂しくもあり・・・「ん。」って言うのは変わらずで、可愛かった。 今作で久留米が好きになりました。男前な「ヤキモチ」が素敵でした。
一番変わったのは魚住だけど、他のみんなも読んでいくにつれ変わっていく様がとても良かった。多かれ少なかれ、人は影響を受けたり与えたりして生きていくんだよなと改めて実感した。仲間、家族や恋人、色んな人の様々なかたちの愛情が詰まっている優しくてあたたかいお話でした。
「夏の塩」の最初の魚住くんから、別人のように成長しました。でもやはり魚住くんらしさは健在です♪周りの人物1人1人が立っているので、読んでいて安心感がありました。2人とも幸せになって欲しい。
夏の子供の
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感想・レビュー:125件



















































