厄介なる主体〈2〉政治的存在論の空虚な中心

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厄介なる主体〈2〉政治的存在論の空虚な中心の感想・レビュー(4)

12/12:ziggy
11/21:景山
02/13:Young_Wertherr
恐らくジジェクの一番包括的な本であり、実質的な主著といってもいい本だと思う。前半の訳(特に第一、第三章)は恐ろしく悪いが、後半はまだまし。なぜか後半の訳注は丁寧なのだが、そんなことより訳がんばってよ感が否めない。包括的な感想は難しいので、一点。本書の第五章でジジェクがハイデガーの現有の「有限性」に対してラカンの死の欲動の「無限性」を対比的に強調するところがある。しかるにジジェクが最終的に考える必要があることはやはり現有の「有限性」だと思う。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(6) - 11/03
gespenst177
さて、ハイデガーとの並行関係は明らかだろう(と思う)。どちらも私たちがそれを生きているところの生、意味的に経験される世界が開かれるためにすでに起きていなければならない否定性の経験を扱う。そしてハイデガー(不安の無の明るい夜における存在の生起)にあってもジジェク(幻想の横断/行為)にあっても、それを再び経験することが特権的な経験として思惟される。
ナイス!ナイス! - 11/06 12:51

gespenst177
結局ジジェクが考えざるをえないは、幻想の横断/行為、彼が威勢よく断言するこれらのことの経験可能性の問題なのだ、そしてその問題のことをハイデガーはすでにして、現有の「もっとも深い」有限性として名指していたのではないだろうか…。確かに死の欲動の無限性が疑問の余地なき事実であるとしても、それを経験し得ないほどに現有は有限的であるかもしれないのである。
ナイス!ナイス! - 11/06 12:51


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