誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)
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誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論の感想・レビュー(133)
大学の認知心理系の推薦図書に入っていたので手にとってみました。分厚く感じるが、時にクスリとくるような多種多様な例示のおかげで楽しく読み進められる。読み終ったその日から、手にとった色々な物のデザインが気になり、また気にするのが楽しくなりました。
私たちが普段使っている様々な道具などをデザイナーの人たちはどのように考えて作っているか、普段全く意識していない切り口から考えさせられました。人が自分とその周囲の世界をどのように認識しているかなどの話も興味深いです。アフォーダンスって面白いですね。 プロダクトデザインについて多く書かれていますがグラフィックやWEBのインターフェースの分野に関わる人も、デザインの根本的な心構えのようなことを学べるかと思います。
この本は、「ある道具をうまく使えなかったら、それはあなたのせいではなくて道具のデザインが悪いせいである。」の1文に集約できると思う。これからデザインに携わる身として、この本の内容をしっかり意識していきたい。
ずっと気になっていて,ようやく読んだが,やはりおもしろい。身近なドアとかモノのデザインが気になってくる。これはわかりにくいドアだな!とか。
授業の参考書として紹介されていたので読んでみました。とても分かりやすいし事例が沢山載っているのもまたよかった。確かに見た目よくても使いにくいってデザインいくつもあるよなぁと思った。
軽い本だと思って図書館で予約したら、分厚いハードカバーで驚いた。若干古い本だけど、現代にも通じる所があった。やっと今が追いついた感じ?? でも、見開きでまとめたもうちょい軽い感じでも良かったかなぁっと。
ドアや蛇口などの身の回りの道具を題材にして、「使いやすいデザイン」の原則について書いた本。 普遍的な内容なのでソフトウェアのUI設計の参考にもなる。この本を読めばすぐに素晴らしいデザインができるようになるかと言うと、そんなことは無い。しかし、自分がデザインしたUIが使いにくかったときに「どこが、なぜ、使いにくいのか」課題を発見する手がかりにはなると思う。デザインに正解は無いが、不正解ならあるのだと思った。
☆ この本の影響を受けたという先達から、間接的にたくさんの影響を受けてきた一冊です。やっと原典を読んだ。「(道具を)使おうとして使えないと……悪いのは使う人なのではなく、そのものを作ったデザイナーと製造者たちなのである」。常に。これは心に刻んでおきたいと思う。
モノづくりをしている人は必読。 使いやすい物とはどう言うものか、使いにくい物にはどんな物があるかを丁寧に解説しています。 電化製品はともかく、ドアや蛇口に使いやすい物や使いにくい物があるのには、正直驚きました。 発売から17年も過ぎているのに、哀しいかな、まだ使いにくい物の中で生活しています。
「モノはモノ自体でなく、ユーザを含めた複合システムとしてデザインされるべき」との主題もさることながら、人間のシステム素子としての特徴を心理・記憶・知覚など様々な層から捉え、対応する豊富なデザイン事例を引き合いに順に解き明かす手法を経て、デザインの重心をユーザに引き戻すべしとの締めの主張に至るまでのシナリオが素晴らしい。訳題も論旨・論調を的確に捉えて要約した、優れた「デザイン」といえるでしょう。「ユーザ」の単語を含むあらゆる書物を読む前の下地に。
なるほど、思い返せば今まで犯してきた失敗の幾つかはデザインのせいという気もしてきた。小は蛇口、大は建築物、更にハードウェアのみならずソフトウェアまで見事に言及していて、今まで考慮もしていなかったデザインの重要さというものを気付かされた。
IA インフォメーション・アーキテクト 情報設計者を目指すなら必読。
と言われて読んでみましたが、普通に読み物としても面白い(笑)
確かにちょい難しい部分もありますが、
人間がモノを認知する仕組み、自然の中の既知の情報を、対応させてモノを使っている(うまく対応しないとエラーを起こす、それはデザインの負け!)という点は目から鱗。
「この工業デザインはヘタだ。だから使用者はこんな失敗をする」と冒頭から延々続く。 本旨「これが本書の中心的なテーマである」の1文へ辿り着くまで、325ページをひたすら読み続けねばならない。筆者ノーマン先生は工業デザインには一家言お持ちながら、エディトリアル・デザインにはとんと関心が向かぬご様子です。
4:長い割には結構シンプル。書いた当時は詳細な事例説明が必要だったのだろう。恣意的。自然な対応づけ。機能が増える→複雑さと使いにくさが増大。学習された無力感、教えられた無力感。ラベルに頼らないといけないようなデザインは失格である。データ駆動エラー。必要とされる知識は外界においておく。デザイナーは道具に習熟、ユーザーは作業に習熟。なしくずしの機能追加主義。
「できることのすべてが目に見えていて、コントロール手段とその表示が自然な対応づけを十分に利用しているとき、その道具は使いやすくなる。単純な原則なのだが、デザインの中にほとんど取り入れられていない。よいデザインをするには、気配り、プランニング、熟慮が必要である。ユーザが何を欲しているかに十分注意を払わなくてはならない。」
今はけっこう一般的に言われるようになった気がします。でも、きっと出版された17年前はあまり考える人がいなかった内容だったんだと思う。きっと。
ちょい古い本ですが、内容的には今をもってして解決できてない問題を取り扱っています。「何で、こうも、使いにくいのかっっっ」という内容です。ものをうまく扱えないとき、人は自分が悪いと思ってしまうことがありますが(ウチの姉は何があってももののせいにしますけど)、そうではなくて、使いやすさに配慮していないデザインの方に問題があるのでは?という話。デザイン関係者(システム関係とか設計屋さんとかも)は常に念頭に置いておきたいご指摘です。
誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論の
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