本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか

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本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているかの感想・レビュー(102)

年々増加する新刊の洪水にはじまり、出版という特殊な業界を取り巻く様々な問題を取り上げている。普通に書店に通っていても知ることのない「どのように本は生まれているか」という話に知ることができて面白かった。再販制度など、業界の制度的問題にも触れつつ、「読書ばなれ」は本当なのか、新書ブームとは、本屋大賞はどういう賞か、など話題も幅広い。どんどん本が増えて、一冊の価値が落ちている、という話は本好きとしても悲しい話だ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(1) - 12/19
acchicottisotti
印刷機の登場が世界を大きく変えたんでしょうね~。
ナイス!ナイス! - 12/20 20:29


出版業界にまつわる様々なテーマ(書店のシステム、自費出版、本屋大賞など)を含めた本。 返品以上に新刊を出し続ければお金は入るので、 新書の数は年々増え続けている。 この30年間で、本の発刊数が4倍程度になっているのには驚いた。 最後の再販制の是非についての討論も面白かった。

ここ数年本が絶版になるのが早いし質も落ちていると感じていましたが、この本を読んで色々納得しました。出版不況だからこそ新刊の発行点数を増大させざるを得ない出版社の事情が招いた結果なのですね。本に関わる現場の方々への取材を通して見えてくるのは厳しい現状ばかりですが、筆者はいつまでもこのような粗製乱造は続かない、いずれは淘汰されるとも言っています。現場の環境がより良いものになる為に一読者として自分にできることは本当に良い本を見極める目を養い、まだ流通している本は古本ではなく新刊で購入することくらいでしょうか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(1) - 11/23
manolya
なお、この本は雑誌に掲載されたものを2009年に書籍として出版しているので、電子書籍については語られていません。今の電子化の流れをこの著者がどのように見ているのか気になるところです。
ナイス!ナイス! - 11/23 23:48


本を取り巻くいろいろな状況を知った。再販制度の是非や新書ブームなど、本そのものに関心を持っている人は読んでおいて損はないと思います。

「わたし、本が好き!大好き!!」とこれまで熱く思い続けてきたのですが、その想い物について自分はこんなに無知だったのかと仰天。再販制度、取次、読書離れ、アサドク、ベストセラーは誰が読んでいるのか、等々。言葉は知っていて、こんな感じ? とフワっと抱いていたイメージがデータとわかりやすい語り口で次々覆されていく。インタビュー「本屋が町へ出て行く」と「再販制度はもういらない」面白かった。本って、出版業界って、大変そうだけどもっとよくなれる道はたっぷりの未来ある業種なんですね!
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/26

本が好きなので興味があり読んでみました。 新刊がどんどん出てくるのを見て、 今後もこの調子で増え続けたらどうなるんだろう。。。とか 30年で、4倍・半分というのはどうして。。。? 目次を見ただけで興味津々♪ 知らないことがたくさんあり、読むとなるほどと納得できる本でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 09/03

新書フルボッコ。データによる丁寧な解説。雑誌?の連載記事のため、通しで全部読むと退屈に感じるが、個別にみれば充分おもしろみがある。

雑誌「図書館の学校」(現・「あうる」)に2005年から07年まで連載されたものの単行本化。「本はどう生まれているか」「本はどう読まれているか」の二部構成。多くのデータを基に、新刊の発行点数が増えていても書籍全体の販売額は減っていること、「読書ばなれ」が進んでいるという事実は無いこと、本屋大賞の成立過程と存在意義、「WB」のフリーペーパー化という試み…など、出版に関する様々な事柄について論じていく。この本が「非再販・希望小売価格1800円」で売られているのが、再販制に異議を唱える著者らしくて素敵だと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/13

本屋で目にする本の数が多すぎると、どれを選んだらいいかわからなくなります。一読者として、「最近新しい本がどんどん出て、数が多いなあ」と思っていました。この本は新しい本が次々と出る理由を少し説明してくれる本でした。他にも、ネットと本を巡る状況、フリーライターや編プロの話、フリーペーパーの現状など、けっこう興味深く読みました。どんどんと新刊が出るという状況に、読者である自分も踊らされているのかも(いや好んで踊っているのかも)。ちょっと地に足つけて「ゆっくり・じっくり」本を読んでもいいのかなと思いました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/09

新書に対する附記の過激さはちょっとうけました。まあ、同じ新書でも質がピンからキリまであるのは事実ですよねwww内容としては、まあ、基本的に出版業界に対する不満が多いので、いまいちかなあという感じです。

2009年初版。近年の本をめぐる問題について、項目を分けてまとめています。雑誌か何かに書いたものを収録していますが、現段階での追記があるのは良心的かも。個人的には新書の話が面白かったです。新書は結構読んでいるし・・・。

主に出版について書かれた本。本の出版に関しての知識は色々得られたが、あまり面白くはなかった。

正直読み疲れた。一般人には「?」な専門用語がたまに出て来て戸惑ったものの、全体的にはわかりやすい。が、長い長い怨恨を聞いているような感じ。

出版社と本屋の現状を知ることができた。人気な新書の内容がどれも悪いって意見には驚いた。けど思い返してみると確かにそうかもしれないと思った

佐野眞一の『誰が「本」を殺すのか』を補完するかのように、本の作り手と読み手について取材し考察していく。みなさんおっしゃるように、本文よりも最後の対談が面白かった。出版社は一度潰れてみるといいという話は過激だけど説得力あるなと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/16

人気の新書は揃いもそろってクソな内容ばかりという嘆きに同意した。

恥ずかしながら、幅允考さんをまったく知らなかった。調べてみよう。リアル書店とAmazonのことを少し考えた。取扱量では書店はAmazonには勝てない。書店は、大なり小なり、棚の数が限られる。その限られた棚にどんな本を置いてどう売るのか?Amazonや電子書籍との競争が激しくなっていくであろ将来、リアル書店は「仕入」と「売り方」をもっと強化していくことになるのだろう。

出版の現状を垣間見た。自分の本も出したい人も結構いるんだなあと思った。いいものが正しい評価を受ける業界であって欲しいです。

そう言えば、昔と違い、いまどきどきはどこの出版社も新書を出しているが、、新聞広告に踊らされて手にとった新書の中身の無さに驚いたことが何度かあった。出版界が抱えている問題も大変だが、一人の本好きとして、駄作が氾濫している中で、「これだと。」と言う本に出会うのも非常に難しいことだ。

2005~2007年の連載をまとめた本だけに、若干の古さは否めないが最低限のフォローは附記としてあるし、今の出版業界の抱えている問題点が、よくまとめられていて面白い。読む前は「再販制度なんて、もう、辞めちゃえばいいのに」と思っていたけど、そう単純なものでもないらしい。否応なく変化を迫られている出版業界。一人の本好きとしては、注意深く見守ることしかできないけども。

悲観的な展望ばかりの出版業界だが、希望も多少は残っていることを教えてくれる。

本の現場は厳しい。しかしそれは今に始まったことではなく、だんだんだんだん、ちょっとずつ積み重なっていったんだなぁ…。これからは作る方も売る方も、そして紹介する人も工夫していかないとならないと実感。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/10

とても面白かった。本がどのように生み出され、どのように流通し、誰に読まれているのか書かれてた。本の周りの“今”が分かる本だった。

多角的に分析され、読みやすくまとまっている。良い。

最後の対談が一番面白かった。音楽業界でも似たようなことが起こってるような気がした。

出版は衰退の一途ということですが、別に20年前のレベルまで下がってもよろしいじゃないんですか?と新刊の洪水を見て思う今日この頃。あと、普通の人が読む本と読書好きが読む本は全然違うわけで、文芸人文書ばかりにスポットがあたり勝ちな評論はあまり信用してない。(作者は前に比べると偏向は直したと言ってらっしゃいます)

非再販本なので希望小売価格…初出は「図書館の学校」2005年4・5月号~2007年2・3月号連載…本文よりも附記と巻末のインタビュー二題のほうが面白かった…奥付の記述が独特…第一版第一刷:2009年7月13日…希望小売価格1800円

結局本の現場も構造的には他と変わらないね、っていうことなのか。多層下請けとか需要と供給のアンバランスとかも

とりたてて感想とかありません、はい。

ほ-と学ぶ。著者がフリーペーパーで書店の風俗化を提案していたが、なるほど、それもアリなんだと思う。

ntr
永江さんの本はだいたい読んでいるし、ここに書かれている内容もおおむね知っていることだけども、きっちりとしたフィールドワークやインタビューなどでわかりやすく、またためになる。朝ソンが地方ではかなり広がりを見せているというのは知らなかった。ブックディレクターの幅氏には閉店した店についても聞くなどあたりさわりのない取材に終わっていないところもよい。

psy
大変興味深くも面白かったです。久々にこの手の本を読みましたが、本を取り巻く状況は益々キビシイものがあるようで・・・朝ドクと読ソンは効果的なんですねえ。いいなあ、今はこうゆう時間があって。永江朗さんの本は大変興味深く見てます。次の作品も楽しみです・・・

状況の厳しさを伝える点では同じだが、小田光雄氏の「敗戦記録」よりも希望が持てるのは、新しい試みをしている現場の人の声があるからか。

この本「読書メーター」ユーザの関心度は高いみたいですね

本が好きで、本についての問題点などに興味がある人に是非お勧めしたい一冊

本の流通に関して、きちんと調査した結果を記した本。読書家として、そして文章を書いている人間として非常に参考になった。文章中に、様々な本の批判や評価をきちんと書いていたのも非常に嬉しかった。(特に自分と同じ感想だったのも良。)こういう現場の人間しかわからない事実を記した本をもっと書いてほしい、そう思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/27

“本”という概念が溶けてきてるのかなぁ。良くも悪くも。

本の生まれ方とか新刊洪水とか書店での話とか読まれ方とか。

 現行の制度が今の社会の流通に合わないとわかっていても、末端だけではどうにもならない。なかなか苦しい状況のようです。流通システムの大幅な改革が実現する日がいつか来るでしょうか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/17

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