回游の森 (Fx COMICS)
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回游の森の感想・レビュー(326)
やましい気持ちがあふれてきて、何度か中断しながら読み終えた。一つ一つの話や全体の構成などは粗いと思うが、この人の絵は、読んでてむずむずするような刺激にあふれている気がします。
誰にも言えない「秘密」が隠される森、まるで海を回遊する魚のように次々と移っていく登場人物たちの物語に引き込まれました。それぞれ断片的でありながら、しかしどこかで繋がりを見せる伏線めいた構成にはドキリとさせられます。
なんていうかうまく言えないけど出てくる登場人物たちに魅せられたというか圧倒されたというか。どういうのかもよく知らずに読み始めたら最初にいきなりロリコンの人で「え?そういう話なの?」などと思ってたらあの女子高生!!で、1話読み終わって「え?これ続くの?ロリコンと女子高生の話しなの?」と思ったら違って別の話だった。でも関係のある人が出てきてそれが連綿と続き最後に女子高生に戻った。読んでる時は翻弄されて気づかなかったけど他のコメント見て女性が強かで男性が危うい感じだったのはその通りだなと思った。
秘密という疚しさ。その秘め事に人は恍惚を覚え、興奮状態に陥る。人間というものはある意味この疚しさにより成長していくのかも知れない。素直になりたいのに素直になれないルールの上の恋。あんな時代もあったねと振り返って感じる切なさ。強くなり、弱くなる。それでも愛してた七つのお話です。
評価:☆☆☆☆★ エロでもない、エロスでもない。これぞまさにエロティクス!!「我」が強く現れている話しなのになんとも恭しい。7つの話し全てが読みごたえある短編集。蛇の話しのインパクトは私も例にもれず心に残った。
好みの絵だったので、おもわず表紙買い。眼鏡好きなので大変満足。男性より女性の方が強かな気がする。危うい男性ばかりだったからかも。蛇の話が一番ぐっときた。この本の中で一番忘れられない話だと思う。
秘密、心の闇、失恋。そのどれもであるのに瑞々しい空気を持つ短編集。どのお話も大変けっこうでございました。表面には出ない泥沼、っていうのがより狂気を感じさせていい。
一話目途中で少し狂気じみたものを感じた。読み進めて行くにつれて、狂気じみた作品の集まりではなく、強烈な個によって醸し出される雰囲気だということに気付いた。読み終えて思うのは、意外に直球だったのかな?ということ。芯があるようにグッと心に残るものがあった。蛇の話が気に入った。シホの姉ちゃんかわええー。エロぇ。
短編でありながら全て合わせて一つの作品になってる。どれも抜かせられない。一話ずつどこか続いていて最後からまた最初にループしてる感じがたまらない。絵も美しく、表現はどこかエロティック。全ての話しが印象的で、一番を選べなかったのには自分でもびっくり。
偏執的すなぁ。エロい。マンガ・エロティクス・エフの作品はホントきわきわ。こういった画の描き方の人って冬目景氏とかが近いと思うんだけど、やはりなんか共通した雰囲気があると思う。作風とは別の領域で。
まるで少しベテランの女性作家が書く短編集のようで、文学的側面が強い作品だとおもった。あと構成が印象的。主要な人物が次の話の脇役となることでまるで深い森のなかをさも道に迷わせようかと木々が続いているように感じ、そして最終話に1話のミヨを持ってくるあたり一周巡り廻って森の入口に戻ってきた、という意味かと感じた。しかも最後彼女がその『回遊の森』を出る決意をするあたり、最終話の内容と相俟ってよく考えられているなぁと深く感心した。しかし、みんな蛇の話が大好きそうで大満足。
―秘密は森の中にある。誰もが持つ心の中の森。そこにひっそりと流れる嫉妬とも羨望とも悪意とも言い切れない感情。直視しづらいのは「疚しい」からだと思った。
電子書籍にて。店頭で手にしたけど結局買わず、その後ヤバげだと聞いたのでそのまま忘れていた。今回電子書籍にあるのを目にして、サンプルの絵の綺麗さにDLしてみた。 確かに最初のと蛇のは、性 的な意味でのヤバさがあると思ったけど…他は心の隅に小さな波紋をたてる漫画とはいえそこまで身構える程ではなくて(^。^;)ホッ 他の方が指摘してたように、作者さん眼鏡好きーだよね(笑)。
なんか唇ばっか見てた。エロい。危うい均衡がいつ崩れてしまうのかとはらはらしてたけど、きれいに保たれて、なんか読後はほっとした。誰だって、自分の領域に土足で踏み込まれるのをきらうものだから。
ブクオフ。因果と業な連作短編集。最後で円になるのか~と関心。レーベルの個人的印象からもっと背徳的なのかと勝手に思ってたけど、意外とあっさり。登場する女子がみんな肌きれいな印象。6話目の話が個人的お気に入り。
死滅回遊という言葉は心地よく、センチメントの季節(榎本ナリコ)のようなテイストもありつつも、サラッと読める一冊だった。絵が綺麗だったので、もっと暗く残酷なものを期待したが、その点が残念。穴を掘る女の話と、死滅回遊の先生が他人事だと思えず、泣けた。
深い深い光の届かない森の中を彷彿とさせられるような雰囲気の短編集でした。各作品がそれぞれ少しずつリンクしたリレー構造のようなのも面白かった。変質的で淫靡で人の心の隠したい部分が込められた恋愛?どの話も良かったのですが蛇の話(人間の体温が受け付けられなく、蛇などの低体温に安堵を覚える男性の話。真っ裸で身体に蛇を巻き付けています)が個人的には好きですね
オムニバスの短編集。色んな人の愛の形や性癖。疚しい気持ちを持った彼や彼女らの話。作者は眼鏡の人好きなんだろうな…と感じざるを得ない(笑)それにしても、作者の唇の描き方が秀逸!なんという瑞々しさ。
人には言えない「秘密」を抱えた人たちを綴ったオムニバス。全体的にどんよりとした雰囲気と閉塞感が漂っていて良かった。あと、それぞれ登場人物がつながっていて最後に一回りするという演出もいい感じ。
こういうエロティックな話は大好き。悪いことをしているっていうよりも周りを「普通」とした場合の、異常な自分に対する疚しさを感じてる登場人物が上手く描かれてて面白かった!言わないだけで案外こういうことある。
回游の森の
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感想・レビュー:116件















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