よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり
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よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべりの感想・レビュー(459)
これは面白かった。「BLとやおいの違い」はBLの読み方がイマイチ判らなかった自分は目から鱗。水城せとな氏のBLの定義でああなるほどなと5割方腑に落ちていたのが、よしながふみさんとゲストの方のBL論により9割くらいになった。それだけでもなにかスッキリとした感触があり読んだ価値があったというもの。漫画を心から愛しているのが会話の節々から伝わってきて嬉しくなる。よしながふみさんの漫画はすきだったけどますますファンになった。匙を投げた24年組も再読してみたい。
三浦しをんさんが載っているということで読んでみた。しをんさんの話も勿論興味深かったたが、他の漫画家の方の話もとても面白かった。今まで何の気なしに読んできたマンガだけど、こんなにも読者側のことを考えながら執筆しているなんて。今度からは漫画家さんが何を訴えたいのか考えらがら読んでみるのも楽しいと思った。ただ1点、下の注釈が次のページになっているのは読みにくくて辛かった。
『私の描くものを面白く思わなくていいから、とにかく文法に慣れてもらって、何かのきっかけで大島さんなり萩尾さんなり山岸さんなりの作品を読んだときに面白いと思ってもらうための訓練になればいいかと。』真摯で謙虚ですごくかっこいいと思った。
はみだしっ子をリアルタイムで読み、24年組で育ち、多感な時期に白泉社の漫画を読んだので、話しに加わりたくなる本だった。しかしよしながさんって分析好き!そして説得されてしまう。BLとやおいのよしながさん的定義でいうと、やおい的要素が好みであると思った。三原順と大島弓子を今の自分で再読したくなった。
はじめの二つの鼎談、対談がしらない作品のことばかりでどうなることかと思ったが、そこを過ぎてぐいぐいと惹き込まれた。 創作者というのは、男女とは別の性別で、私自身もそこに分類される人間でありながら孵化できないでいるのではないかと思った。それくらい、よしながさんの感覚はよくわかる。 ……まぁプログラマとかシステムエンジニアという職業で周りを見渡せば、創作者として孵化しそびれた玉子だらけなんだけどね
漫画『大奥』の著者よしながふみが、三浦しをん、羽海野チカ、萩尾望都らの豪華ゲストを迎え、とにかく熱く語りまくる対談集。話題の中心が少女漫画やBLという未踏の分野だったのでよくわからないところもあったが、筆者ならではの濃密な漫画分析が面白く、男女が置かれた社会的な立場の違いが少年漫画と少女漫画に求められているものの違いをつくっているという分析などなるほどと思わされるところが多かった。それぞれの語り手の「作家」としての問題意識や秘めた思いが知れたのも興味深く、BLはさておき読みたい本がまたまた増えてしまった。
こんな濃い対談を読ませてもらえるなんてありがたかったです。女性の方との対談なのに表紙が男性なのもツボ(笑)。読みつつ、私も友人と語りたくなってしまいました。懐かしい漫画の名前も出てきて、再読したくなったり、漫画家さんからのドラマ化やアニメ化の話を聞けたときには、あぁ、なるほど!!ファンからすれば「どうして?」と思ってしまうことがあるけど、制作していく人に「認められる」というのは嬉しいことですよね。と納得したり、よしながさんをはじめとしてゲストの方の考え方が読めて楽しかった。
再々々…読くらいでしょうか。プライベートでも親しい方との対談が多いので、時にファミレスの隣席の会話に聞き耳立ててるような気分にもなりました(笑)激しく頷ける部分もあり、目から鱗な意見もありで興味深い。特に羽海野チカさんとの“メディア化”については、読者のままでいる自分には想像もつかなかった目線だったので。。知ることが出来て良かったです。
興味深い話題ばっかり。とくに三浦しをんさんとの対談が面白かった。二人ともは洞察力が鋭くてすごく納得してしまう。「どうして女子がやおい的なものを好むか」という話題には膝を打ってしまうくらい成る程!と思った。自分でももっとその辺について考えてみないとなあ。あと「スラムダンクの中には少女漫画の文法がある」は、私がスラダンを読んだ時に感じたちょっとした違和感(いい意味で)を言い表してくれた。
おすすめされていたけど読みそこねていた。大人になってからは読書時は努めて無表情でいることを心がけてるのだけど面白すぎてにやにやしちゃう。言及されていた漫画の中で読んだことのないものもつい読みたくなってしまう
その道のプロの方も、自分と同じようなマンガを楽しんで育ってこられたんだなぁと親近感。勿論、ただ好き嫌いだけじゃなく、出版社や作家さんを体系づけて捕らえてたり、広く深い視点で「へー」って思ったり。漫画が話の中心だけど、と゜の人も最終的には生き方や仕事のスタンスの話になっていくのは、やはり「書き手」さんなればこそかも。
スラムダンクの頃には卒業しちゃってたからよしながさんも羽海野さんも知らなかったんだなぁ。高校生の頃、読んで描いて萌えて(この言葉も当然なかった。)、一生懸命だったわ。
正直言って少女マンガやBLの熱心な読者ではないので割とチンプンカンプンな部分もあるんだけど、好きなモノについて語り合い盛り上がっている様を見るのはなんだか楽しいものだなあ、と。羽海野チカとの対談で取り上げられている「他メディア展開した際の原作者の気持ち」は色々考えさせられるものがある。あと福田里香先生がこの時点でフード理論めいた発言をしているのでタマフルリスナーはチェックすべき!
ここで言及されている作品の未読率が極めて高い自分が理解出来ているといえるわけもないのだが、十分に面白かった。多くの作家とのBL系漫画論にもなるような話題の数々。とはいえ率直に言えば一番ツボにはまったのは志村貴子との間での互いの作品の性質、方法論等を論じているくだり。ラストに萩尾望都との対談が入って古典(?)論が。しかし、ここで「男性はNANAに共感出来ない人をよく見るけどあれもよく書けた女性なんだ」(勝手にまとめてます)と二人が意気投合するあたりに、自分が読みたい作品を狭めている枷を一つ教えられた気がした
漫画はやはり自分の心だの生きざまだの性質だのを映しだすものなんだなあとしみじみ感じ入る対談集。まあ実際著作読んでる作家は二人しかでてきませんでしたけど。
腐女子、オタク、マンガ描き。そういう目で読んで深くうなずいたり熱くなったり、目からウロコが落ちたりする一冊。色々な人にわかって欲しい!と強く思う一方でそれは不可能に近いとも思う。
萩尾望都さん目当てで購入しましたが、他の方々との対談にも懐かしい作品がたくさん登場してなかなか興味深かったです。三浦しおんさんとの対談はなかなか読みごたえありました。やおいは男同士だけでなくていい…なるほど。でも、BLはどちらかというとなんだか苦手だなあ。
対談の中に、いくつも懐かしい作品名や作者さんのお名前が出てくるの。ひとつひとつに、私はかなり思い入れがあるんだけど、よしながさんのご意見とは一致せず、さらっと流れていっちゃう感じ。へぇ〜とは思うけど、理解できない部分もあり。少女マンガの話では、大島弓子「綿の国星」切ない話だったけど、そんなにはまらなかったな。成田美名子「エイリアン通り」「CIPHER」で私の心が育った気がする。やおいからBLに移り行くあたり、こだかさんがそんなに大御所だったことなど、恥ずかしながら知らなかった。まだまだ未読マンガが多いなぁ
わからないネタというか共感できる部分が少なくて退屈。結果興味ある人物意外は流し読み。タイトルどうり作者の内輪ネタに終始付き合わされた感じで読者置いてきぼり。もう少し対談人物のジャンルを絞ったほうがよかったんじゃなかろうか。
羽海野チカさんが一番読み応えありです。しをんさんも面白く、よしながさんの生真面目風で真摯かつ奥深いマンガへの愛を感じます。よしながさんと同世代であることも羽海野さんややまだないとさんが上の世代だったことも今まで知りませんでした・・・。やはり世代的にそれぞれの「紡木たく」評価につい笑ってしまいました。よしながさん24年組以外は ほぼ親しんできた作品が同じでその分楽しめました。「24年組」ほぼ未読なので読んでみようかな・・・それにしても「はみだしっ子」って本当に恐ろしい作品だったんですね(笑)
【図書館借本】男性と女性の違いだとか、少年漫画と少女漫画に求められることだとか、様々なことが考察されていて面白い。挙げられている作品九割判らなかったけど、頷けるところもある。関係性とか“やおい”の話とか。本来の意味は「やまなし・おちなし・いみなし」だったんですね。初めて知った。
漫画家よしながふみの初対談集。三浦しをん目当てで借りたけど、1章で挫折しかけてしまった。世代が違うため次々繰り出される少女漫画のタイトルはちんぷんかんぷんだし、BL話にもついていけないし…。でも4章の対三浦しをん辺りから、さくさく読めた。で、「やおいは男同士でなくてもいい」でガツンときた(笑)なるほど…ドラマ「ケイゾク」「トリック」とかね。目から鱗!あとオタク論とかも興味深かった。5章の対羽海野チカはすごくよかった。漫画のメディア化は最近多いけど、原作者の思いを知ることができたし、色々考えさせられた。
少女マンガ論、BL論、オタク論、創作論・・どれをとってもものすごく刺激的でページをめくる手が止まらない。特に秀逸だと感じたのは三浦しをんさんと交わすフェミニズム論。よしながさんもしをんさんも作品からフェミに造詣の深い方だとは感じていたが、しをんさんが語るフェミの定義、「女性のためだけではなくて誰もがより自由に幸せに生きるために必要なもの」に激しく同感。メディアの影響だと思うがフェミ=ヒステリックで攻撃的だと思っている人(特に男性)に聞かせたい言葉だと思う。自分で気付いてないだけであなただってしんどい→続
lime@灯れ松明の火
思いをしてるんですよと。女性にとっても、何だか生きるのにしんどいんだけど原因がどこにあるのか分からないという人が理由に気付くきっかけになり得るくらい、本書はフェミの入門書足りえる素晴らしさを持っている。それは置いておいても、よしながさんの作品をもっといっぱい読みたくなるし、紹介されている数々の作品を読みたくてわくわくすること請け合い。そしてよしながさんの仕事に対するストイックな姿勢を知ることが出来るだけでも一読の価値あり。
ナイス!
-
03/31 23:41
思いをしてるんですよと。女性にとっても、何だか生きるのにしんどいんだけど原因がどこにあるのか分からないという人が理由に気付くきっかけになり得るくらい、本書はフェミの入門書足りえる素晴らしさを持っている。それは置いておいても、よしながさんの作品をもっといっぱい読みたくなるし、紹介されている数々の作品を読みたくてわくわくすること請け合い。そしてよしながさんの仕事に対するストイックな姿勢を知ることが出来るだけでも一読の価値あり。
ナイス!
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03/31 23:41
羽海野チカとの対話は泣けた。漫画の映像化には抵抗があった方だけど、原作者がどんな気持ちなのか、作品にどれだけ色んな人の思いがかかっているのかに触れることができて良かったです。
よしながふみが作品以外の場で自分の言葉でしゃべってるのを見ることはなかなかないので新鮮でした。24年組あたりの少女漫画談義が多めだったのが嬉しかったり。しかしまさかよしながさんと羽海野チカさんがお友達とは……なんかびっくりした。
三浦しをんさんのお名前が出てたので読んでみました。萩尾望都先生以外の方の作品は読んだことがなく、初めて知った方も、、。でも内容は思った以上に深くて読み応えありました!機会があれば作品を読んでみたいです!
ここに出てくる人が大好きな人ばっかりで、書いてあることにうんうんうなずきながら勝手におしゃべりに混じってるような気分になりました。要は、漫画が大好きだ!ってことです。
全編愛というか萌え(?)と言うか色々滾ってました。(ぇ)よしながさん(よりも若い三浦しをんもだけど…)が古い漫画に造詣が深かったので、思いのほか少女漫画談義の奥が深かった。でも、ちょっと最近の作品を語る上では枠にハマりすぎてる感もあったので、そこは気になった。あと気になったのは、思いのほかよしながさんの意見が多かった点。もっと対談相手の意見もあればより多様に見えたのになあと。とはいえ、よしながさんの考え方は、どれも一歩引いて色んなことを見てられるんだなと含蓄に溢れるものばかりだったので面白かった。
BL論とかおもしろいんだけど、よしながさんの優等生発言が多くて、ちょっと疲れちゃった。もうすこしざっくばらんな対談集が読みたかったな。
「自分がほかの人にしたひどいことって話せないんですよ。自分の中だけに沈殿していくんですよね。そうすると、人からひどいことをされても、それがかつて自分が誰かにしたことだったり、これから先してしまうかもしれないと思うことだったりして、結果たいした怒りにならないことが多いです。」(よしながふみ)この人の描くマンガの登場人物独特の、負の感情の静かな抑制の所以がよくわかったきがした 賢い人だなこの人は ブックガイドとか対談とか読むと読みたい本増えて困る
羽海野さんや三浦しをんさん(2回も)、そして萩尾望都さんまでが対談相手に!!BL関係の方は門外漢なので残念ながらありがたみが薄いのですが。何せ、もう話題上ってくるマンガがもう素敵過ぎて。いや、もう抜群です。
サーセン。羽海野チカさんと三浦しをんさんしか知りませんでした。しかも昔の漫画の事となると・・・。しかしそれ以外の内容は興味深かった。やおいは男同士でなくてもいいってのは分かるわ~。24年組の漫画を読んでみたくなりました。
萩尾望都先生のお話がよかった。あと、よしなが先生と友達の羽海野チカ先生との関係がよかった。とてもあこがれる。私も頑張ろうと思う。チカ先生には使命があるそうで。「生き延びていれば、自分に合う場所が見つかることもある」ということをみんなに伝えること。世の中を良くしたいよね!が二人の合言葉、らしい。いいなあ。三浦しをんは大嫌いなので読み飛ばした。間違ってることばっかし言うし!
ぼちぼちばらばらだった私のBL道を照らしてくれた道しるべ。語る方々が幸せそうに、そして熱く語っておられるのがこちらも幸福にしてくれる。このすごくキモイってことは嫌いになるほど意識してるってことで恋に似てる。BL好きにとって表紙の二人のように腐女子の身を忘れてBLを語り合えるのは一つの夢。
最初のやまだないとさんと福田里香さんとの対談に出てきた漫画が懐かしかった。随分長いこと、少女漫画を読まなくなっていたのだと改めて気付いた。すっかり忘れていたけれど、タイトルを見ただけで、どれも色々と場面やセリフやキャラを思い出して、私の中にこれらが仕舞われていたのかと、不思議な気持ちになった。そして作家さん達が漫画を描きながら、こんな事を考えていたのかと、新鮮な気持ちで読んだ。それにしても皆さん、少年漫画少女漫画青年漫画に拘らず、本当に昔のも今のも沢山の漫画を読んでいると知って驚いた。(2010)
よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべりの
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