永遠の0 (ゼロ)
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永遠の0の感想・レビュー(568)
緻密な取材の基に書かれた本に、とても感動を、覚えます。そしてこういう本を、ぜひ、映画化してほしいと思いました。ばかな上司の基で、どれだけの真面目な日本人が、犠牲になったのかと思うと、腹が立ちましたが、今の、日本も、おかしな人々が、コントロールしているようで、早く、本物の日本人が、出てきてほしい。
内容も設定も全く知らない状態で手に取りました。重い気分になりつつも、読まなくてはならないような気がして、読み続けました。戦争用語(?)や、お年寄り特有の難しい言い回しに苦戦して、読了までには少し時間がかかりました。読んでよかったと、心から思います。第九章が素晴らしかった。武田氏と高山のやり取りには胸が詰まる重いでした。第十一章のラストでは鳥肌が立ちました…素晴らしい小説だったと思います。フィクションであれ、ノンフィクションであれ、戦争は語り継がれるべきだと、風化させてはいけないと思うのです。
いつまでも物語の世界にいたくて、随分と時間をかけて読んでしまった。人から話を聞くこともなく、もう遠い記憶になってしまった戦争のことを、いろいろ知ることが出来てよかった。国を思い、自分が死んでも大切な人を守れるなら、そんな気持ちで零戦に乗ってた人達がこの国にも確かにいたんだね。盲目的愛国心では絶対になくて、まさしく無私。こういう人達を「武士」という。読んでよかった。かつていた武士のことを知ることが出来て本当によかった。たくさんの人が読むべき本だと思う。
弱気な指揮官の無謀な戦略により、兵士たちは使い捨てられた。 今も、日本は先の読めない、無知なリーダー達?により国民が切り捨てられる。双方とも責任を問われない。先棒を担ぐマスコミも同様に無責任。 フィクションと思いたくない共感作。
生きて帰りたい、という想いを口に出してはいけない状況でありながら、その執念のために自らの操縦技術を磨き、身体を鍛え、判断力と集中力を研ぎ澄ましていた宮部。その彼が最期に選んだ道は決して簡単には決断出来ないことだった。迷いに迷った彼の想いに、なみだがとまらなかった。
実は祖父と血がつながっておらずは血縁の祖父「宮部」は太平洋戦争の特攻でなくなっていた。 祖母が亡くなるまで事実知らなかった主人公が 特攻隊員であった祖父「宮部」を調べる為に戦場を共にした戦友を尋ねの話を聞いていく。 話を聞く事で祖父「宮部」がどのような人物か知り特攻に赴くような人物ではないはずなのに疑問を抱く。 実は一人一人の戦友の話には複線があり最後に全てがつながり物語は収束する。 本作はあくまでフィクションだが、作中のように事実、無責任な上層によって若者たちは殺された。 どうして日本の上層はいつも無能
個人的に第二次世界大戦あたりの戦争物は好きではない。生々し過ぎるからである。好きではないのだが、すごい勢いで読んでしまった。それだけ、物語に力があるからだと思う。自分の知らない実の祖父を探す物語で、様々な人の視点から祖父の様々な面が浮かび上がる。私の生まれる前に亡くなった祖父はシベリアに抑留されていた事がある。今になって、生きていたらその話を聞いてみたかった思う。だから自分の知らない祖父を探す姉弟には共感したし、ラストには感動した。読んでよかったと思う。
三ヶ所気になる処がありましたが、すばらしい作品でした。最後の方では泣けそうでした。映画化したら素晴らしいでしょうね。
戦争は人を狂わせてしまう。命を尊ぶとは命を軽んじないことであり、愛し愛される人のために死んではいけないことだと、どんな毀誉褒貶の吹き荒ぶ中でもその哲学に徹する彼の姿に胸を打たれました。また一冊とても良い本に出会えてよかったです。
重くて一度挫折したけど、みんなのレビューを見てまた読みたくなって再読した。「特攻隊=馬鹿げている」としか思ってなかったが、知らない事実が沢山あって読んでよかった。戦争経験者の語りは長くて重々しかったが、完読するとそれらの重みが理解できたような気がする。ラストは涙無しでは読めなかった。
何回も泣きそうになりました。 余りにも切ないし、悲しいし、やり切れない気持ちになりました。色んな事を考えさせられる一冊でした。心にズジンと響いた物語です。
特攻で命を落とした祖父と関わりのあった人たちの語りを通して、徐々に見えてくる祖父の人柄、人生。物語はフィクションだが、色々と考えさせられました。一読の価値のある素晴らしい作品だと思います。
泣かなかったけど、胸が締め付けられた。戦争を知らない時代に生まれてきた私たち。戦争の時代に生まれてきた人たち。どれだけ苦しく悲しくやりきれない思いがあったのだろうか。どれだけの涙が流れて。どれだけの希望が消えていったのか。私たちは知らなければならないし、忘れてはいけない。
毎年8月には必ず戦争関連のドラマを観るようにしています。私は戦争を知らない。だからこそ知りたいと思うし、知らなければならないと思う。その時代の人々のおかげで私たちの平和な今日がある。重く、密な一冊。
★★★★★ とても良かった。特攻隊の潔さや辛さ(※推し量ることもできないが)、当時の軍部体制の批判など、今まで知ろうとしなかったことを知ることができた。参考文献もかなりあるし、フィクションだとしても知識を得ることができるはずだ。個人的にはそれだけでもこの本に出会う価値があると思った。 そして、第12章。 そこまでは小説ということをすっかり忘れ、上記のとおり「特攻について知る」という形で私は読んでしまっていたので、意表を突かれてしまった。涙が止まらなかった。 素晴らしい作品だと思う。
重い重い本でした。戦争については、どうしても原爆とか被害者側の悲惨さを聞きかじっていましたが、この本で日本が犯した戦略での悲惨さに強く感じるものがありました。あくまでフィクションの作品でありながらも、戦争体験の内容はおそらく、膨大な参考資料から読み込まれた真実として読ませてもらいました、多少は作者の想像も含まれるのでしょうが・・・ 号泣すると聞いて読んだ作品でしたが、知らざる戦争の実態に涙は出ませんでしたが、12章「真実」では、さすがにやられました。
一気に読みました。心の奥深くになんとも言えないものが残っています。タイトルの意味するところが深いですね。私はまだ解釈できてないのですが。
涙が止まりません。特攻隊を実行させた士官の限りない愚かしさと実行した搭乗者たちの大きすぎる悲しみが胸に刺さります。宮部飛曹のような人が死ななくてもいいのに死んだ事実。しかし決して彼らの戦いは無駄ではなかったと思います。この戦いで欧米は植民地を失い、この悲愴な決意を目の当たりにした有色人種は独立していった。そして私たちには明日の食事を心配しない日々をくれたのですから。
この本に出会えてよかったと思います。 言葉では言い表せない気持ちがあふれてきます。 より多くの人に知ってもらいたい、読んでもらいたい一冊です。
戦争に関する本はあまり読んだことはなく、たまたま本屋で見つけて手に取った本でした。何も知らないおじいさんの過去を追っていって見えてきたおじいさんの人間像は・・・。人に歴史あり、ですね。 戦争を戦った人たちは、けして特別な人なのではなく、家族を愛し、国を愛した普通の人だったのに。なぜ彼らは戦争をしなくてはいけなかったのか?なぜ死ななければいけなかったのか? 「戦争はいけない」心の底からからそう考えさせられた本でした。
取材をしていくことで、実の祖父を知っていく。それぞれ人にはそれぞれの印象があるなと。読んでいて久しぶりに自分の感覚が麻痺していくのを感じて、ちょっと怖くなっていった。戦争が題材でリアルだった故に引き込まれていったのかな。でも読んでよかったなと思った。
十死零生の命令を出し続けた海軍に怒りを覚えるとともに、どうしようもない悲しみが溢れ出てきました。日本中の人、世界中の人に読んでもらいたい本です。
インタビューを重ねるによって祖父の人となりや事実関係が明らかになっていくというありがちな構成で、エンタテイメント小説なんだなーと思って読んでいったら、緻密に調査された内容が多く、最後に種明かしがあったりで、大変良くできた小説。大部なので前半はちょっと読み進めるのが大変と思ったところもあったが、読んでよかった。例によって映画やドラマになるのかな。みなさんの評価通り、お薦め。
圧倒的な迫力。国や司令官のつまらない体面のために名もない若者達が死に追いやられていく世の中はきっと尋常ではない空気が満ちていたに違いない・・・。そんな中で自分を見失わずに生きていた宮部さんの最後の選択は重すぎる。こんな小さなドラマがきっとあの時代には数え切れないほど存在したのだろうな。
日本はもとより世界においても気骨のある人間がドンドン少なくなって 目先の利益とエゴに右往左往してて情けない状態になってる この作品の中で「義を見てせざるは勇無きなり」が日本のあの時代にしっかりあったことを思い出させてもらった
特攻隊員の物語。第二次世界大戦について世界史の知識しかなかった自分にとって、この小説に書かれていることは驚きの連続だった。何百万人の死者と数字で表記される一人一人にはそれぞれの人生があり、家族、妻、子、友人がいる。特攻は、九死一生とは違う十死零生の攻撃。生きる望みがない戦いに向かう20代の青年たちの姿を思うと辛い。
十死零生 あまりに酷い言葉に声もでません。 「蛍の墓」と並びうる戦争が描かれた本。 日本人のみならず、是非英訳されて世界中の人が読むべき作品。未読の方、車内読書はおやめになったほうが・・・
泣いた。とにかく泣いた。戦争ものという捉え方とかそういう概念よりとにかく、この本から感じたのは、絶対に守りたいもののためにどう生きようとしたか。愛するものの近くで守ることができないのなら、せめて…そんな風に亡くなっていった人達はきっと少なくない。かけがえのない存在を持つ人ならたぶん共感できる。そういう存在をまだ持っていない人にも、この焦燥感を感じてほしいと思う。
この本を最初に手にした時は「かっこいい空中戦のストーリー」でおもしろいかな?と不謹慎にも思って読み始めました。しかし読んでいるうちに、だんだん戦争なんて、映画の様にかっこいい物ではなく人の命がどんどん失われていく、またその人の家族の思いなど・・。考えるだけでも、とても悲しい歴史だと思い知らされました。
題名からわかるように戦争をテーマとした小説。小説としてはバランスが微妙であり、聴き伝えに近いが、こういう形で、伝承していくことは大事だと思う。現場や民衆の立場になれない上層部、民衆を煽るマスコミ、体質は変わっていないのだなとも感じさせられた。
宮部さん、帰って欲しかった。なんで、帰らなかったの。最後の決断はそれで・・・ 帰れば一人一人の足枷も、少しは軽かったような気がしてしまう。戦争には埋もれてしまっているが、こんな壮絶なストーリーがたくさん存在するのだろう。夏に読んで、想像するしかない私達の戒めにしたい。
ただ、愛する人を守りたい、その一心で自らの命を賭して戦い死んでいった男達。誰が何と言おうと、その精神は尊敬されるべきものであると思います。人は、自分のためだけに生きているのではない。初めての子供を授かった今、私も、家族を精一杯守る事を改めて誓いました。
毎年この時期には戦争ものを読むようにしている。当事者達の回想という形で語られる一人の人間についての物語。エリート層の呆れた保身と、現場での一般人の翻弄・・・原発事故を思い出した。日本の構造は何も変わっていないのだ、と寒気がした。
うーむ、正直な所あまり評価できません、あまりにも登場人物が無知過ぎて、うんざりさせられる点が多々あり、それが作者の狙いとしたら成功なのでしょう、しかし本作をを読んで当時の実相の一端を知ったと思われる読者が居られるかも知れ無いのが危惧されます。どーにも妙なバイアスを感じさせる小説でした。私のお勧めは伊藤桂一著 遥かなインパール 大岡昇平著 レイテ戦記 古山高麗雄著 龍陵会戦 フーコン戦記 等です。
永遠の0の
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