水の家族
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水の家族の感想・レビュー(32)
01/05:まめまん
死んでしまった主人公の視点から小さな町の様子を(主人公の家族を中心に)書いている。特に最後は、幻想的という言葉は大げさかもしれないが、なかなかいい。
家から離れ、故郷に帰ってきたものの家族と顔を合わせぬまま死んでしまった、街の水に惹かれた若者からの視点により語られる、家族の物語。不思議な本。「私」がどんな人物なのかよく分からないまま話が始まり、いきなり女性の名前が連呼される。何がなんだか理解できず、なかなか物語に入り込めない。いきなり亀が現れたかと思うと、いきなり「私」が死んでしまう。こんなこと誰に予想できるだろうか。ココら辺から興味が出始めた。「私」が帰ることではなく、妹が一人で子供を産むことにより、崩れていった家族の関係が修復されていく。
10/26:non_monami_818
04/04:多聞
03/10:IGUCCI
再読。幸せな家庭は一様で不幸なそれは多様というのは、至言に違いない。ひとりひとりの幸せ不幸せ自体なら多様どころか魑魅魍魎だが、不幸せの幸せを知るすきま水の幸せを思わせられて、揺られてラストに近づけば、当てつけるように詩ではないよと説き解かれる気がする。他者であるいずれもの放縦な水に詩は身を任せ、波打つ否定はその渦で肯定と巻き上げる。深遠なるおとぎ神話。
12/24:bambigenki
10/14:くみこ
読み始めは展開がどうなっていくか、興味をそそられた。読み進める内に、田舎町の様子、そこに住む人々、家族や自然の描写に圧倒された。淡々と描いているのに、輝く生や朽ち果てていく死、自分を取り巻く憂鬱な環境。全てが可否なく、まざまざと読んでいる側に突きつけられていく。ページ数は多くなくとも、読後は読み切ったという満足感。もう暫く、矛盾だらけ、命だらけの星に思いを寄せたい。一羽きりの鶴が印象に残った。
07/03:妖
05/29:まめまん
11/23:YuuGo
「忘れじ川」ってネーミングは安易かなぁ。せめて「わすれじ川」とかにして、漢字で意味を当てずに表音文字で誤魔化したらどうかな。最後はちょっと爽やかな印象を受けました。
読書会の課題本。私はこれは水と命の循環の物語だと感じました。草葉町という閉鎖的というかこの町だけで完結しちゃっているようなとても閉じた空間のように感じられて、それは小説全体にも言えて作者が完全形を作り上げている感じを強く受けて頑なな雰囲気をまとっているようにも感じました。
死して祖霊となって家族を草葉町を俯瞰する男の視点で綴られる物語。水の循環に、死してまた生まれる生命の循環が重なる。清らかなる水と桃に守られた草葉町そのものが異界のよう。生と死、聖と俗、此岸と彼岸…永遠に続く生の営みを予感させ昇華する荘厳なラストに胸打たれた。
俯瞰という視点は、丸山の作品にはよく見られる。『水の家族』での空からの視点は、草葉町の水の流れを表現したいがためになのだろう。しかし、家族を描くうえでの俯瞰という視点は、やや安易な(というか、便利なツールとしての)印象も受ける。とはいえ、丸山の異様に力強い筆圧に、ついつい引き込まれていく。
ここに描かれている草葉町と言う場所は、まるで完璧な水の円環の内に閉じ込められたような町だ。忘れじ川の清い水は三連の大水車によって、世界が終らぬ限り永遠に汲み上げられ続けるだろう。同じ場所で回り続ける大水車が象徴するのは、一見どこにも辿りつけない営みの、真の豊穣さ――なのだろうか。
しをんちゃんご推薦の丸山健二。読めたよ(笑)家族、血についてのとらえ方が中上健次を連想した。
好きな作家がベストの1冊にあげていたが、誰だったか思い出せない。怖かったよー、こういうの残ってやなんだよ。スゴい作家だとは思うから、別のタッチの読みたいわ
07/04:*藤紫*
05/08:ぱぴ@既読~10'+マンガ
--/--:bb
水の家族の
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感想・レビュー:20件














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